一秒に一京回の計算をするコンピューター。


夫は寝ている。多くの硬い毛に覆われた体。(それはそのままわたしの安心の形をしている。)それから、ぐったりと縮こまった性器。わたしにも早くペニスが ....
久しぶりにジブリ映画を映画館で観た。この夏封切りの
「コクリコ坂から」。急遽予定が変更になり、時間に余裕
が出来たからだ。当初は他の洋画を観るつもりだったが、
ちょうど良い時間帯のものがなく、期 ....
 もはや自殺は古い。

 昨日、友人と一緒に夕方に久々にお酒(一缶と一瓶)を飲んでかなりかなり久々にオーバードーズ(パブロンA)なんてものをして、眠剤と抗鬱剤を処方通りに飲んだら一時間半後に目が覚 ....
2011年03月13日(日)
「どこそこに勤めてる誰それからの情報ですが」っていうツイートをRTするのはやめとこうや…

2011年03月14日(月)
一日おにぎり1個あればしばらくは餓死し ....
 根津は好きな場所だ。
 谷中、千駄木と併せて一括りに「谷根千」などと女性誌でもてはやされ
たが、谷中のように下町情緒よりも墓石の数が圧倒的なわけでもなく、森
鷗外が住んだ事でもわ ....
 「T君は仕事の疲れを二倍にも三倍にもする」
 それが彼女の別れの言葉だった。明確な悲しさも寂しさも不安もなく、途方に暮れ、部屋にぽつんと取り残された自分の身体は他人のように野暮ったかった。クリスマ ....
特にもう、何もしたくはなかった。景色だけが、私の味方なのかもしれないと思った。日が暮れていく。休みの日に満足できることは、ものを買うことだけ。無印良品やIKEAだとかを回りながら、色々なものを見て .... 「あそこのマクドナルド潰れろよと思うんだけど、」
「唐突だね。」
「ファストフードはみんな潰れたらいいよ。」
「嫌いだもんね。」
今夜はトーを誘って宅飲みでもいいからアルコール摂取しようと思っ ....
おはなし?
おはなしをしろってか?
テレビはいいのか、テレビは。
んー、おはなしか
そうか。
おはなししろなんてこども、さいきんみたことねえからな。
いやむかし、おはなしってのを
きいた ....
詩を書いていた、なんて、たいそうなことではない。
詩とも散文ともつかないような、落書きだった。

砂木さんは私を挫折した人だと書いて、確かに私もそういう気持ちだった。
しかし今思えば、挫折 ....
 長い間音楽を聴かないようにしていた。朝、満員電車に揺られ、つり革に手のひらを乗せ、片手で本を読んでいる。誰の声も聞こえない。電車の走る音が体中に響いている。車内にアナウンスが流れる。次の停車駅を告げ .... 隣室で眠る友人の寝息と、近くの高速道を走る車両の音がこんな夜更け、他人の家にて混じりあう。
私は妙に目が冴えてしまい、携帯のディスプレイの灯りを頼りにこんな散文を綴ったりしている。

友人の出し ....
 ゲームといえば子供のころは将棋だった。学校の昼休みに教室で友達とやっていた。
それから随分と経ってインベダーゲームが始まった。喫茶店の椅子に座って、名古屋撃ちだぜとか言ってキュンキュンキュンと音を ....
最近離人症が治ってきて気づいたことがある。
どういう風に治っているかというと、朝起きて「ああこの身体は俺のものだな」と再認識するといった具合である。
それは別に離人症の治癒過程では無いといわれるか ....
「疲れる薬だと言うと変に思うかもしれませんが、これは正真正銘の医薬品です」
 あのとき、高木はそう言った。
「疲労薬」と印刷された赤唐紙が、半透明の茶色い瓶に貼り付けられている。私は彼の説明を聞き ....
 他人の詩をたくさん読むようになってから、まだ日は浅い。

 詩集というものも、特に自腹を切って買ったことがなく、゛現代詩フォーラム゛が、 僕にとって最初の本格的な読詩経験だと思う。ちょっと気が向 ....
 おれには、玄関の鍵を閉める習慣がない。鍵を無くしてしまうからである。これまで何度も不動産屋に迷惑をかけてきた。どうせ安普請のワンルームマンションである。侵入盗に目を付けられる心配よりも、不動産屋の苦 .... 季節のかわりめには、どうしてこうも感傷的になってしまうのだろう。晴れていても、雨が降っていても涙が出てしまう。
あの人はわたしのことを忘れることにしたのだろう。来なくなった連絡と、日々と。忘れる ....
 
 水が流れる。その音がする。水が流れ、暗い。ために水の反射する光の他は川に見えない。時折波の高なりに消され亦つるりとした光が浮いてくる。溺れたようでもあり、肺魚が浮きつ沈みつしているようでもある ....
冬瓜を煮る。すこし青臭い匂いが指に残っている。

夕方、ディスカウントショップへ行ってハロウィンの玩具をいくつか買って、夫と落ち合って帰ってきた。途中、tooth tooth へ寄ってケーキを二つ ....
 テディベアのキットセットを打ち破る。
「こんなもの作ってどうするんだどうしたいんだ。」
「殺人したい。」
「なんになるんだ。」
 俺は母親らしきものの胎内で灯ったときから嘘だらけの体だった。 ....
 
翼の羽打つ音がして大きな鳥が空を横切り、鳥が羽打つ度毎に羽が舞いひらひらと空を舞い旋回して舞い道行く人の上に落ち或いは地面に直に落ち空を旋回して舞い空から落ち黒い鳥の黒い羽は黒く人に染み地に染み ....
 
小さい、砕けた、断面を曝す、岩石の成れの果て。砂。
 幾千丈、折り重なり刔られた地を埋め、踏み付ければ微細な振動が靴裏に伝わる。
 ここは静かだ。
 重くくすんだ砂。掬いあげれば少量毀れゆ ....
 毒でもないものかと思って冷蔵庫を見る。窪んだ空間を照らす黄色い光。豚や魚が食われるために殺されるなら、爆弾背負って特攻かける人やイルカも冷蔵庫に入れるべきか。それならば、パンのみに生きるにあらずとは ....  
 眠ったくじらは夢を見る。眠ったくじらは夢を見て、星の光が点々として美しい宇宙のどこかを泳ぐ。眠ったくじらは夢を見て、宇宙をどこかへ泳ぐ。
 宇宙といえども油断せず、夢といえども油断しないでく ....
 
 海に流されたカワウソは、サメでも良いから会いに来てはくれないかと思います。こうして唯々諾々と漂っているよりも、サメの血肉になって他(た)の生命を生かす要因となる方が、まだしも有意義な存在ではな ....
というわけで、これから他愛もないことをつらつら書き連ねていこうと考えています。多くのことは、殆どの人にとって興味のないことになると思いますが、題名の通りですので、何卒ご容赦下さい。
さて、ボクは競馬 ....
ボクが文章を書こうと思う契機は単純なものです。
大概は、ボクの外側に転がっている、ちょうどそこにあるもの、今流れている音楽、たまたま目に入った人や景色といったものが発端になっていて、ボクの内側に長い ....
 山ほどCDを買って 本当に気に入ったのは多分、全体の1、2割だろう。
 今聞いているのは 老ピアニストが奏でる イマフウのジャズなのだが

 Black and White というタイトルの曲 ....
 ――けたたましいアラームの音にハッとする。

 夢の進行状況に関わらず、真っ先に覚醒するのはいつでも聴覚であるらしい。そもそも夢というやつに音は実在しているのだろうかと、ふと思う。聞いたという ....
散文(批評随筆小説等)
タイトル 投稿者 Point 日付
コンピューター、及びコーヒー、そしてタオルハンカチはるな711/11/15 0:46
「コクリコ坂から」を見て渡 ひろこ13*11/11/14 22:13
アンチ・アンチ・アンチ榊 慧311/11/13 9:25
カモノハシのパンセ 震災編[group]佐々宝砂111/11/12 10:38
根津界隈salco3*11/11/11 22:08
猫の森であいましょう済谷川蛍0*11/11/11 18:48
ABCマートからの帰り道番田 111/11/11 1:40
分かってないよ榊 慧211/11/8 15:33
忘却のうらしまたろうオイタル2*11/11/5 20:18
そのままの君でいて水花2*11/11/5 2:04
君の手のひらに触れようとしても、怒らないで欲しいブライアン311/11/4 22:41
七月のことDNA211/11/3 14:31
麻雀M&...111/11/2 1:28
離人症GrassR...3*11/11/1 21:34
疲労薬「Y」4*11/10/31 21:01
心のギャラリーさすらいのま...14+*11/10/29 13:44
MOJO3*11/10/27 23:31
シクラメンのこと[group]はるな111/10/27 13:30
川原α011/10/26 6:05
すること、しないのこと[group]はるな411/10/25 23:30
ナンセンス榊 慧111/10/25 15:47
黒い羽黒い鳥α011/10/25 6:04
砂—Sand sing Song—011/10/24 6:03
冷蔵庫111/10/23 5:56
くじら211/10/22 5:48
漂うカワウソ111/10/21 5:20
ボクのマスターベーション(2) オルフェーヴルについて花形新次2*11/10/20 11:15
ボクのマスターベーション(1)10*11/10/19 10:13
私的な音楽牧場さすらいのま...111/10/16 12:23
革命前夜faik3*11/10/15 18:25

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【散文(批評随筆小説等)】散文詩は禁止。散文詩は自由詩のカテゴリへ。
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