A・O・I(あらい)氏
の詩を一度正面から読解してみたく思っていたのですが、
たまたま現代詩フォーラムに最新作?らしきものが投稿さ
れたので、A・O・I氏特有の一見、難解そうな詩をわたし
たち ....
きょう未明から冬型は緩み、一気に暖かくなるらしい。まだ雪とは闘える。その一方で不毛な労働からの解放にホッとする部分もある。
今年の雪は昨年に比べると積雪量は少ない。しかし、寒波が二週間ほど連続し ....
ユウスケは納豆ご飯をかっこむと、茶碗と箸をシンクに下げて一階、書斎に向かった。
出勤まで後一時間ある。ユウスケは小説の続きを書く事にした。シャワーを浴びていて、髪はまだ濡れていた。
コ ....
三郎は、屏風山の入り江に住む老いた青蛇を訪ねた。
「どうすれば、誰も泣かせずに済む道が見つかるべか。」
かつて龍になることを拒んだ蛇は答えず、ただ長い体をくねらせ、
細かな波の立つ水面の ....
「家も、三郎沼も、すべて水の底に沈むんだのぅ。」
爺さまの呟きは、囲炉裏の爆ぜる音に吸い込まれた。
夜ごと水音を変えるぬらくら川の不機嫌を測りながら、
村人たちは息を潜めて暮らしていた。
....
海には、潮の満ち引きさえ届かぬ深い場所がある。
そこには、きつねの向けた無垢なやさしさも、
人魚の震える鱗も、蛇が入り江に棄てた熱も、
決して届くことはない。
届かなかった祈りの残骸は ....
とても冷えた朝だった。雨あがりの庭、玉葱の葉がシャキッと伸びている。二月の初めであった。
最近のユウスケは寝つきが悪い。寝室が寒いからだと思う。そう思わないと、ストレスの原因は多方に渡る。 ....
「立春前」本田憲嵩
https://po-m.com/forum/showdoc.php?did=395253
作者は「春の象徴」として蜘蛛を選んだのではなく、
ただその瞬間、自分の情緒を投 ....
あらすじ
このものがたりは天照《あまてらす》の視点で描く「まごころ」失ってしまいそうな日本の、大人の為の寓話集です。天照は異次元の力で、このものがたりの現実の人間巣様の三次元の表層を滑ってゆく ....
世界に「欠け」が生まれたころ。
屏風山の青蛇は、
荒れる海の前に身を伏せていた。
水はどこまでも冷たく、
深く、
底はまるで見えなかった。
蛇は、
この悲劇の連鎖を止めるため ....
朝が近づく頃、一羽のかもめが
低く海面を渡っていった。
そのくちばしには、
海の底の人魚が託した、
一枚の蒼い鱗が挟まれていた。
長い夜のあいだ、
人魚は海の上を走る兎たちの足音を ....
腰を痛めていたカナは先日、自暴自棄になって、大根一本とキャベツ一玉を含んだ買い物袋を肩にさげて、近くスーパーマーケットから帰ってきた。やはり悪かったのか、今度は脚を痛めた。腰と同じ右側で ....
咲子(四)
卜部(ぼく)
▽「卜」と、「卜」をもとにしてできていて、「うらない」に関係する文字「占」「卦」をここに入れた。
二二四頁をひらくと【卜】の親字がある。音読みは、ボク。 ....
二月の初め
ユウスケは統合失調症である。耳は、いいや、眼さえ信用ならないとユウスケ自身は考えていた。思考さえ信用に値しない。というか、症状が酷いときは考える事もで ....
この物語詩は小泉八雲の『怪談』に収録された「雪女」
をなぞっていることは先刻ご承知でしょう。例の、
約束を破ると悲劇が訪れる「異類婚姻譚」の一種です。
ただ、この物語詩に特徴的なのは子どもが親を ....
空からこぼれ落ちた兎たちは、
そのまま深い海へと沈むはずだった。
だが、
彼らが底へ届く前に、
波がその体を激しく弾き、
兎たちは夜の海面を走り始めた。
月へ帰ろうと必死に跳ねる兎。
....
まずこの歌詞の全体を俯瞰してみます。
真綿から生まれたような
無垢な瞳が光る
「真綿」は柔らかく白く中身を包み隠すものですが、
ここでの「無垢」とは、内面的な純粋さというより
....
洗濯した半ズボンを選択層から出して着替えるのさえ一大決心をしてからじゃないと出来ないくらい、体力がおちている。
普通のスーパでは買い物が出来ない。広いスーパでは売り場が遠い場合は買い物を断念 ....
むかし、月が今よりも丸く、
夜がまだやさしかったころ。
きつねの子は、海の底を思っていた。
月の光が届かぬ夜、人魚は歌をやめ、
暗い水の中で
静かに身を抱いて眠ると聞いたからだ。
....
ずっと後の時代。
ひとりの子が、
渚で小さな石を拾いました。
石は光らず輝きもしません。
でしたが、
子は決して手放しませんでした。
誰かを救えなかった夜、
その石は掌の中で ....
咲子(二)
水部(みず)氵(さんずい)氺(したみず)
▽「水」をもとにしてできていて、「水の流れ」や「液体の性質・状態」などに関係する文字を集めた。漢字の偏(へん)になるときは「 ....
海には、潮の満ち引きも
届かぬ場所があります。
そこには、歌も、やさしさも、
願いも届きませんでした。
残ったものは、
名を持たぬ石でした。
石は動かず、語らず、
何も教えま ....
透明な時間
砂時計のなかの
静寂が、
机のうえで
ふわりと膨らむ。
窓辺の光が
埃を踊らせて、
世界が少し、
優しくなった。
君のとなり
信号待ちの、短い沈黙。
....
下痢を催すような式が続いている。体力がギリギリまで低下して、立つのがやっとという状態だ。心肺機能も低下して、体長は最低の状態まで落ちた。今までで最悪の式だ。この式を打った術者は相当の力を持っているら ....
世界に欠けが生まれたころ。
屏風山の青蛇は、
それを正そうとしました。
すべてを知る龍になれば、
道は見えると思ったのです。
蛇は身を削り、
荒れる海を越えようとしました。
....
夜明け前、鴎が低く海を渡りました。
くちばしには、人魚が託した
一枚の蒼い鱗がありました。
人魚は、夜のあいだ、
波間を走る兎たちの音を聞いていました。
音が増えるたび、
海の ....
冬の澄みきった空気感と、静かな生命の鼓動が伝わってく
るような美しい詩です
この詩を仮に(あくまでも仮にですよ)罵倒しようとして
も、思ったよりも技巧的で、作者は完成された技術とスタ
イルを持 ....
兎たちは海へ落ちました。
けれど深い底へ届く前に、
波に弾かれ、
夜の海を走り始めました。
月へ帰ろうと跳ねる兎。
月の上から、それを見つめる兎。
同じ光から生まれても、
....
大寒の頃
ベランダで、ユウスケは煙草のパックの最後の一本を喫いきると、コカ・コーラの厚い瓶で代用した灰皿の水につけて、そのカップの蓋をしめると、ベランダの奥の方へ置いたまま、自宅室内に入 ....
修辞的にも思想的にもそれほど批評の釣り糸に
ひっかかるものがない、比較的平板な、横丁の兄
ちゃんがつくったポップソングの歌詞のような詩
です。(すいません、反省します!)
ひとことで言うと(ひ ....
散文(批評随筆小説等)
タイトル
投稿者
Point
日付
凄いぞ!無印良品 『あうろら』あらい
室町 礼
1*
26/2/10 5:23
明日から冬は居なくなるようだ。
山人
6
26/2/9 14:44
小説の習作 原稿用紙三頁 #02
田中教平
5
26/2/9 8:20
『三郎沼の守り火』 第二章:青蛇の問い
[group]
板谷みきょう
0
26/2/9 0:15
『三郎沼の守り火』 第一章:泥に沈む集落
[group]
〃
0
26/2/9 0:13
『琥珀の襟巻と銀の兎』 第五章:海の底の沈黙
[group]
〃
1*
26/2/9 0:03
小説の習作 原稿用紙三頁 #01
田中教平
2
26/2/8 13:03
凄いぞ!TOP10 「立春前」本田憲嵩
室町 礼
1+*
26/2/8 7:15
「あなたはまごころを忘れていませんか?」まごころを失ってしま ...
ジム・プリマ...
0
26/2/8 6:41
『琥珀の襟巻と銀の兎』 第四章:龍にならなかった蛇
[group]
板谷みきょう
1*
26/2/7 20:03
『琥珀の襟巻と銀の兎』 第三章:かもめが運んだ蒼い鱗
[group]
〃
1*
26/2/7 20:00
一日半
田中教平
0
26/2/7 18:50
咲子③
たま
2
26/2/7 14:48
二月の初め
田中教平
0+*
26/2/7 13:02
凄いぞ!TOP10「雪子」月乃 猫
室町 礼
0
26/2/7 6:35
『琥珀の襟巻と銀の兎』 第二章:波間に弾ける足音
[group]
板谷みきょう
2*
26/2/6 20:47
凄いぞ! TOP10「真綿の君」海
室町 礼
1*
26/2/6 9:01
クレクレ星人の独り言「最悪の状況から逃れられない」41
ジム・プリマ...
1+*
26/2/6 4:37
『琥珀の襟巻と銀の兎』 第一章:月を絞るきつね
[group]
板谷みきょう
1*
26/2/5 21:30
『きつねの襟巻、人魚のうた』 第六章:ひろわれた石
[group]
〃
1*
26/2/5 21:14
咲子②
たま
2*
26/2/5 12:26
『きつねの襟巻、人魚のうた』 第五章:沈黙の石
[group]
板谷みきょう
1*
26/2/5 10:11
凄いぞ!TOP10 「甦るデカルト」(前投稿のつづき)
室町 礼
0
26/2/5 6:21
クレクレ星人の独り言「最悪の式」40
ジム・プリマ...
1*
26/2/4 21:06
『きつねの襟巻、人魚のうた』 第四章:龍にならなかった蛇
[group]
板谷みきょう
1*
26/2/4 18:33
『きつねの襟巻、人魚のうた』 第三章:鴎が運んだ蒼い雫
[group]
〃
1*
26/2/4 18:30
凄いぞ!TOP10 「冬のいろ」そらの珊瑚
室町 礼
0
26/2/4 9:14
『きつねの襟巻、人魚のうた』 第二章:波間を走る兎たち
[group]
板谷みきょう
1*
26/2/3 20:15
大寒の頃
田中教平
3+
26/2/3 12:47
凄いぞTOP10! 『迷いの森について』夏井椋也
室町 礼
0+*
26/2/3 7:44
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
【散文(批評随筆小説等)】
散文詩は禁止。
散文詩は自由詩のカテゴリへ。
0.42sec.