お別れの言葉
お父さん。おとうさん。
お別れの言葉と言われても、何を書いたらいいのか解かりません。
かといって、等おじさんの様に感謝と思い出を素直に綴ったものを書くことすら出来ません。
だ ....
実在論とは、世界に物質などが実際に存在し、それに触発されて意識などが生じるとする考え方である。観念論とは、存在するものは意識に与えられたもののみとして、それを超えた実在を要求しない。
....
昨日の夜に、 イラクで拘束された三人が解放されると聞いて、 起きたら、まだ進展がないということだった。 夢で弟としゃべったので、その親近感がすこし残っていて、 弟が戸棚を閉める音や、食べた皿を流しに ....
?作品力=5点 ?余韻力=3点 ?再鑑賞魅力=2点(?には鑑賞後に歓談を誘発す
る力があるか、?には保存価値があるかも考慮)
総合的な印象として0.5ポイント加えるか否かを基準として+、−を付加 ....
大正元年生まれの祖母は、当時中学生だった私にはとても大きくて、
昔の家の水回りを守り続けるような人でした。
けれど、セイジ、とか、シソウ、とか、ヨロン、というものには無頓着で、
毎日お ....
今、私は冬の終わりと春の始まりのうすごおりのような、境界面にいる。(、のだと自覚する)
今日は暖かくなると天気予報が告げている。自転車通学をしている娘の防寒ジャンパーが玄関に置き去りされている。 ....
一日中、眠りに落ちていた。目が覚めると、身体の疲れはいくらかマシになっていた。しかし、それでも動き出すことはできそうになかった。あらゆるすべてのことが、どうしようもなくつらく思えて、仕方なかった ....
ささがきに思い出すのは小刀で鉛筆削った美術室/午後
ごぼうのささがきは、どこか鉛筆の芯を削ることに似ている。
違っているのは、ごぼうに求めるものは皮と実の部分であって、鉛筆に求めるものが芯の ....
最近「正論」という言葉は、本来の定義から離れて、次のような意味で用いられるようになってきた。
すなわち「道徳的観点から言ってはいけないとされてきたから自分は言うのを我慢してきたが、本当はずっと言 ....
きのう宮崎駿『風立ちぬ』を見た。二度目。感想をメモ。
純真素朴な天才がいかに戦争に利用されていくか。その様子が描写された映画。
二郎は才能と純真さによって呪われた人間だ。
二 ....
私は文学教育を受けたことがない。大学では自然科学と哲学をおさめ、その後大学院では法律学をおさめた。文学は、そういった主な勉強の余技としてなされたにすぎず、だから私はゆっくりと小説を読んで ....
朝の六時に開けたカーテンを夜の六時に閉める。正しさを追って、(正しくないことばかりをおこないながら)、たどり着くのは圧倒的な現実だ。たとえば紅茶を淹れるまえにはポットおよびカップをあたためておくこ ....
ポケットは好きだ。
もし、この世界からポケットがなくなったら、ぼくはきっと、お猿さんになっちゃうだろう。いちばん好きなポケットはダウンジャケットなんかについてる、ハンドウォームポケットっていうや ....
尿道炎気味なので風呂に入る。昨日はすごい焦燥(家を出て何かをしなければ。自分はSEXもできない。ダメなやつ。もうダメだ。)に駆られていたが、寝て起きれば落ち着いている。 風呂で水泳教室に行く事を考える ....
公園を歩く澄花さんと私のすぐそばで鳥の鳴き声がした。目を合わせた私たちは、息を潜めて足音を消して、鳴き声のする椿の木にそっと近づいた。鳴いていたのはメジロだった。少しだけ鳴きにくそうにしていたけれど ....
?作品力=5点 ?余韻力=3点 ?再鑑賞魅力=2点(?には鑑賞後に歓談を誘発する力があるか、?には保存価値があるかも考慮)
総合的な印象として0.5ポイント加えるか否かを基準として+、−を付加。
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冬の陽射しはなにか暖色系の粒子のようだった。体全体を引き締める寒さを、ほどよい負荷にしてくれる繊細さで頬をあたためた。枝の枯れた木々が覆う公園の歩道を抜けて広場にでると、水仙の花が一面に咲いていた。 ....
現代詩において恋愛詩は避けられる傾向にある。その一つの理由は、現代詩の不可逆的な洗練の先にある書法が、恋愛を解体する傾向にあるからだろう。素朴過ぎて日常的に発される言葉は詩である必要がない。 ....
衝突の挙句こぼれたガソリンに火がついて、薄汚れた街角はあちこちでウンザリするような昼間、警官や消防隊員たちの怒号と野次馬どもの罵声が下手なモブシーンみたいに飛び交って絡み合って、真夜中は破 ....
政志くんと会い、レグラスと交信して初めて迎える休日だった。特に予定はないが、ある場所に行くことを何となく決めていた。前日のお酒が少し残っていたし喉も乾いていた。裂けるチーズの輪切り、水菜と大根のサラ ....
採点は(?作品力5点 ?余韻力3点 ?再鑑賞魅力2点)の10点満点にて採点。
なお今回より「総合的にみてあと0.5ポイント付加したいか引きたいかどうか」を基準として(+)(−)を加えます。
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「コーヒー豆をください。インドネシア200g コロンビア200g まろやかブレンド200g でお願いします。それとちょっとお手洗いをお借りします。」
こんなふうに帰りがけにコーヒー豆を頼み、準備 ....
推理小説はあまり読んでいない。
でも覚えているチャンドラーの造形なる私立探偵フィリップ・マーロウの科白。
「タフじゃなくては生きて行けない。優しくなければ生きている資格はない」
あんまり ....
「よかったよー。これ、ほとんど断られるんだ。慣れてるけど、凹むんだよね。だから入隊してくれるの、嬉しい。ありがとう。」
「いえ、こちらこそ、よろしくお願いします。ところで、今からフィットネスクラブに ....
意味がわからない。最初にその人と話したときはそう考えた。いまでもわかってはいないけれど、そのときのわからなさは、身体中がふわふわして頭が妙に重くて、臍から下の感覚がほとんどなかったと思う。なにしろ唐 ....
せわしない日々のなか、外にでたらそれが昼であっても真夜中であっても早朝であろうとも空をみあげて月をさがす。たまに日光をあびてしまい、くしゃみがでる。かならず。なんでだろうね。太陽光線とくしゃみの関 ....
友人の車のターボチャージャーがいかれて修理に15万ほどもかかるので
通勤の足の無い友人に僕の車を貸してある。
僕はといえば通勤は自転車で5、6分歩いて10分というところなので
日常的に自分の車に ....
米原でつかまった少年を擁護するつもりはないが、気持ち、わからなくもない。私なんかはなにもやらないまま成人しちゃった。二十歳になるまでに彼流のやりかたで国家みたいなもののスケールとか実感とかを感得できた ....
飛ぶときに必要なものがあるとすれば決心ではなくて、飛んでいる「当然」なのだと思う。決心なんて、どれほどもろくて役に立たない(でもそれなりに美しい)だろう。
娘が壁に手を置いて、しゃんと背をのばし立つ ....
今年から時間的、気持ち的に余裕があるときにこんな感じでまとめてこちらにて。
公開年、監督などは割愛させていただきます。
なるべくネタバレはないようにいたしますが、その限りではないことも。
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