夜に喫茶店に誘われるというのも珍しいし、この時間に開いている喫茶店も珍しい。ここに誘った男が力説するこの店のよさについての話に、大袈裟な相槌で新鮮な驚きを演じながら聞き入る振りをする私を、さっきから ....
中島恭二(島中充)
プロローグ
気が付くと四角い格子の箱に入れられ菫の花に囲まれた駅前広場にいた。衣服を脱ぎ、こげ茶のタイツをはき、海水パンツをはき、広げると蝙蝠のようになる ....
そのときそれほどピンとこなくても、似た者同士の魂は引かれあう。そんなことが確かにあるのだと思う。澄花さんの半生は思ったよりは平凡なもので拍子抜けしたけれど、抱かれた余韻もあって少し夢心地で、いちいち ....
北原白秋・高村光太郎・三好達治は、私の好きな詩人だが、彼らはみな戦争協力詩を書いている(「戦争協力詩」という言葉は変だが、「愛国詩」「(反戦詩ならぬ)賛戦詩」「戦争昂揚詩」のどれも変ではある。この辺の ....
揺らぐことなくエホバに仕えなさい。
私達がたとえば日本から旅立って40年かかる旅行に行くことを決心したり誰かに命じられたとしましょう。どんな気持ちになるでしょうか、きっと前途を考えてはるかな思い ....
お久しぶりです。
皆様の玉稿、全然読めてなくてごめんなさい。
タイトルどおり、シナリオコンクール「城戸賞」に果敢にも無謀にも応募したのですが、やはりというべきか当然というべきか、一次選考通過なりま ....
創作をやっている人ならば、公募に応募して自分の作品の評価というものを
知りたいと思う人は少なからずいるかもしれない。
そんな方に、なにかの参考になればと、まあ、ならないかもしれないが、記しておきた ....
「空をください」
http://www.geocities.jp/sati_no_hon/uta_sorakudasai.htm
「空をください
みあげても
みあげても
....
{引用=・歴史家 李光洙
歴史家よ
きみの歴史は嘘つぱち!
われらの愛が誌されてない歴史
そんな歴史があるものか、
われらの愛の破綻が誌されてない歴史
そんな歴史は知れたことさ、嘘八百 ....
何かが書きたいと、パソコンの画面に向う。するとどうだろう、白紙のワード画面が巨大化して此方に近づいてくる。私は呑み込まれる。そんな夢を幾度か見た。画面の内部は、埃臭い舞台裏のような場所だ。壁や床や天 ....
何かを書こうと考えるとき、私は大概「過去」を思う。記憶の片隅に置いてきた大きなものや小さなものの過去という時間。光が闇から生まれるように、私も過去から生まれてきたのだ。未来を見つめるにも過去の目が必要 ....
「もう秋だな」
「ううんそうじゃなくて、まだ秋だよ」
「秋ってさ、どうして秋なんだろうな」
「そんなロミオとジュリエットみたいなこと言わないでよ おかしいなぁ」
と女の子はそう言って乾 ....
えーと、最近、はかいしさんに「私信」を頂くのですが、あんまり
扱い方がよくわかってないのと、個人的に(誰とも)インターネッ
トを介して親しくするつもりはないので、質問などがあれば公開の
....
「はみだし情報」の欄にも書かれておられますが、choriさん
が新しい詩の投稿サイトを作成されておられます。
その名も「ににんが詩」
→http://poetrykyoto.1616 ....
The true friends.
Do you have any true friend? If you can obtain one,it may be very precious a ....
世の中には「詩人」という肩書がある。だが、詩を書いていても自ら「詩人」を名乗ることに抵抗を持っている人はたくさんいる。では「詩人」を自称することの何が問題なのか。
肩書というものは社会的 ....
笠間駿介さんという人がいて
その人の作品が好きだった
青空は何枚もプリントアウトして
ことあるごとに読み返していた
今でもあの頃の詩人たちのたくさんの
プリントアウトされた詩が
僕 ....
左手にヘアアイロン、右手にスマホ。高校生の娘は朝の忙しい時にも、そんな習慣を欠かさない。前髪がそんなに重要なのか、ラインでどんな大切なメッセージがあるのか、聞きたいところだが、朝から言い合いたくない ....
基本的にぼくの書いたポエムはあんまりポイントが入りません。
8ポイントが最高記録です。
出来栄えが良くない、ということがその理由だと思いますが、た
だ、一つ思うのは、優れた詩にいつも多くのポイン ....
(だれか、この腕を解放してくれないだろうか)
そんな声が、帰りの車中で本を読んでいると、心の背中から聴こえてきた。
確かに私たちは「繋がれて」いると ....
叶えないでおいたほうがいい願望もある。すべての願望が叶うはずもない。でも、これは叶えないほうがいいと潔く決めることはとても難しい。
叶えないと決めてから、却って自由に展開でき ....
忘れられない、大切な人との出逢いや別れはなにか、と問われると、いつも思い出す人がいる。S姉さん。私より4つ年上のアルバイターだった。S姉さんは、アパレル関係の仕事をしていたせいか服のセンスもよく、ス ....
クリスタルアメジスト、という口紅を買った。夏になる前頃から気になっていた口紅だ。駅ナカのショップの隅に置いてあったその口紅を試しに唇に当ててみた(本当は手の甲に着けるのに)。するとどうだろう。一日に ....
八月十五日は 終戦記念日ですが、それは あの玉音放送が放送された日だからですが、
本当の意味で 戦争が終結したのは、七十年前の九月二日だということを 私は今年になってはじめて知りました。
....
最近になるまで気がつかなかったことであるが、わたしは仕事でよく手を使う。いや、手が仕事だと言っても過言ではないくらいに。べつに美容師やエステティシャンやマッサージ師ではない。某公共料金の申込書の封入 ....
私は昔、フランスを旅行したことがある。私が泊まったのは、安宿だったことを記憶している。当時私は失業中だった。サーチャージ込みで往復四万四千円だった格安航空券を私はHISで購入した。その旅行の一番の思い ....
風呂に行こうとすると、玄関先にコオロギ、風呂屋の壁にナメクジ、帰り道にカマドウマを見た。虫に好かれているのか、小雨で少し虫たちがフィーバーしているのか知らないが、 もしかすると地震の前触れで、虫たちが ....
ゆきゆきて。みてーな感じで夜が明けたのは幻想で眠れないまま私は午前四時を認識する。ぬるついた顔面、なにも期待できない台風、消散したアイデアと期待。
「生命という認識に意味はあるの?どれもこれもた ....
台風一過。
まだ、生きてますか?
ビンボーな、ビンボーな、詩人のみなさん。
大丈夫です、DNAはことばを運ぶためにあなたたちを選んだのです。
なのであなたたちに託された「ことばの伝達」が終わ ....
放課後、中学校の西向きの図書室には、まぶしいばかりの光が降り注いでいた。
全校六百人ほどの生徒の中で、読書なんて今時流行らない趣味を持つ人は、おそらく少数派だ。調べ物ならパソコンで事足りるし ....
散文(批評随筆小説等)
タイトル
投稿者
Point
日付
Miz 8
[group]
深水遊脚
2*
15/10/10 18:46
公務員に成れなかったコックローチ
島中 充
3*
15/10/9 22:20
Miz 7
[group]
深水遊脚
2*
15/10/7 5:53
『戦争詩歌集事典』高崎 隆治より、戦争詩を考える。
こひもともひ...
16+*
15/10/3 0:02
揺らぐことなくエホバに仕えなさい
生田 稔
0
15/10/2 15:02
城戸賞、落ちました(笑)。
平瀬たかのり
2*
15/9/30 16:35
北原白秋顕彰短歌大会
そらの珊瑚
3*
15/9/26 11:29
詩人・砂木論のための覚書1
オダカズヒコ
4*
15/9/24 21:09
思考散歩(デモから思いついたこと+引用・コラージュ集)
こひもともひ...
6*
15/9/18 7:29
原点を探して
あおい満月
2
15/9/16 21:34
過去
〃
3*
15/9/15 20:22
秋道
らいか
5
15/9/13 17:29
はかいしさんに応える―ネットの詩について―(ポイント不要論)
オダカズヒコ
3*
15/9/11 6:05
chori氏主宰「ににんが詩」について語る
〃
0
15/9/6 19:23
The true friens.
生田 稔
0
15/9/6 13:52
「詩人」という肩書について
葉leaf
3+
15/9/6 9:30
大昔のこと、夜のパレード
またたび八寸
3
15/9/4 21:27
こらえれば海路の日和あり
そらの珊瑚
7
15/9/4 10:39
現代詩フォーラムにおけるポイント制についての一考察
オダカズヒコ
6+*
15/9/4 0:02
束縛の必要性
あおい満月
4
15/9/3 21:22
備忘録20150903
深水遊脚
3*
15/9/3 16:17
S姉さん
あおい満月
5*
15/9/2 21:51
口紅
〃
4*
15/9/2 21:07
九月二日
[group]
るるりら
11*
15/9/2 10:13
紙折る手
あおい満月
2*
15/9/1 20:44
春のパリ
番田
0
15/8/30 23:06
かなこ
nemaru
1*
15/8/30 17:55
貝殻虫
榊 慧
0
15/8/29 14:14
ビンボーな詩人のための贅沢レシピ すき焼きうどん鍋
atsuch...
6*
15/8/26 11:15
【驟雨】志なかばでお亡くなりになられた松山椋さんへ
そらの珊瑚
6*
15/8/26 9:51
43
44
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48
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83
【散文(批評随筆小説等)】
散文詩は禁止。
散文詩は自由詩のカテゴリへ。
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