二人して棒を片手に庭を行く今日は兎のパイを食べる日
街中を泳いでいます可笑しいでしょう?だれもわたしをしらないんです
うたに吾たすけらること
多々ありて虚空の中の琴を奏でる
聴くことをわすれないでと
師がいいしことの意味をば 問い直してみる
音楽とは虚空の中にこそありて
ひ ....
まどろんだ夜明けに新しい希望を探す 過ちの過去時と共に薄れてゆく
ありがたし我を案ずる人がいる 期待に答え今日も生きる
煩わしい日々のストレス身に感じ 耐えて埋ずもるこたつの温も ....
記憶さえなくすほど酔いたくなって赤ワインに手を染めし吾
法王の小箱と名づけられし酒とりあえず買い駆け抜ける帰路
滲む赤アルミの蓋で指を切り思い浮かべる最後の晩餐
この酒を飲み干すため ....
腕を手にとって くずれる千鳥足 星はあそこに 私はここに
ただ猫と 話がしたい 冬の日に 男の気持ちは わからないねと
囁きと RedJeans まだ香る 指先重ねた 夏の終わりに
....
窓を打つみぞれの音の冷たきに孤独はやはり嫌いと思う
哀しきは居らぬ人へのうらみごと聞かせし空の雲行き怪し
夏の夜に火を点けられし導火線人目を忍び寒空に燃ゆ
{ ....
数学のプリントの裏に書き連ねるLoveとHateのアンサンブル
気付かないままに私はチャペルの写生の中に君の欠片を描き込む
図書館でニーチェを読む君15歳「かみさまなんていなくてい ....
千歳 百とせ 八おろずの
かみが
きたりてわれをいざなう
われ憎し ちいさきカミヨ
数々のこと
おしえし 汝 なれど
奪い取ること 余りに大きし
大學の 浄土で まなびしこ ....
なにもかもなくしたようで
ちゃんといま 何かが遺っているような 夕暮れ
母の手をじっと握りて
その手に 哀しみ 歓び 来たりては 幾とせ
まだうまれているはずのない
....
切なさは夜になればなるほどに膨らんでゆく風船みたいに
熊手持ち自転車を漕ぐこの音はサンタにも似た酉の市あと
もうそんな時期なのかと襟を立てた三本締めが寒さを鳴らす
縁担ぎ小さな熊手を手にした{ルビ吾=あ}絡まっていたふたつ選んで
われにむかし障害をもつともがいて
じゃあ てっちゃんは いま なにしているか
なにもかもが原因と結果の縮図なら
この世に うまれし 意味は いずこに
永とせに わたりて かよ ....
われのいえに同居したれる
老人の図る事なき暗闇いずこに
祖母のいえ叔父叔母叔父と
しにたれどわれにおじさんのほほえみやさしき
そのやまいなになになにのけっかですそう ....
ぼくを やみから いざなうこえは しせりし いもうとおとうと の こえ
八月 八日 は いもうとのたんじょうび 五月 四日はおとうと の たんじょうび
おとうと が なくなりせしと ....
逢いたいよ今すぐキミに逢いたいよ夢の中ではすぐ逢えるのに
メンソール 紫煙に滲む蒼月の 喉を犯せり 罪とばかりに
音塊の 爆音ほどき 我は見し 烈しきリフの 愛撫さざなみ
土曜日の午後2時半の日溜まりの 陽炎たちて麩菓子ほおばる
小鳥には季節が1つありません 彼らの羽の色にまぎれて
ぼくの好きなあの季節なら放置したサドルが先に知ってしまった
音楽の授業で歌う君が代の歩みで雪が降り出していた
....
{引用=僕らって何億個もの細胞を失う為の焼却炉だね
ピッピ}
天 ....
寒い夜暖房よりも暖かいあなたの温もりほしがる身体
義父方の祖父の従兄弟の名を忘れ日がな一日オスカルの刑
慣れもせず言う事聞かずつちふまず必死で探す猫の住む家
「ナタデココ下から読んでチェブラシカ」守りたくとも解らぬ家訓
....
言の葉は葉っぱではなく{ルビ刃=やいば}だと気づきもろ刃を鞘に収める
無軌道に暴れる言の葉{ルビ吾=あ}の脆さ突きつけられても歌は止まない
今更に向き合う作業はじまってもう逃げられぬそうと ....
{引用=澄んだ光の菜の花 そうしてかざした手のひら
数を数え飽きたらすぐに ここまで走っておいで
....
わたくしの髪をくすぐる寒風に
ゆれた気持ちはときめきなのに
あの頃の夢見た時は永遠の零度の夜空キラリくっつく
こいびとの櫛をいざなう輝きは
....
すきだとか きらいだとかと いうけれど もとはといえば みんなおんなじ。
吾はいま高くかけたるものごとし
けいたいでんわのじゅうでんをきる
ぱぱままと吾が甘えしジュウネンノ
おさなきとき のつきひを おもう 。
ばば様の 柔面なかお 浮かび ....
我はいまはたちの友人のことおもう。
かれのあしたは はたちのあさ
迷惑もかけしはたちのきみなれど
われきみに限りなき幸い贈らん
ふくろうとみみずくのとも吾ありて
きみにしんぱ ....
請いとかアイとか棄ててしまえと思えども
われに満天の干が輝く
おんなとはつよく生きれるものなのか
てれびのたれんとにおもいをハセル
ひとりの朝たとえ来ナキテなげくとも
吾にみみずくの ....
独りには慣れぬとわかっていながらも
何度も 飛翔を こころみるあさ
トビタチノ あさを むかえて 母となりたる
我が心 きみに げんきに お早うをいう
皆 ビョウシャ ....
血の雨か破れこうもり叩くのは(違うわ)(違うの)こぼれる椿よ
万華鏡きれぎれになる私たちあなたはわたしわたしはあなた
万華鏡きれぎれになる私たちキッスを五回で魔法は解けるわ
....
そこまでの旅にでるから軽く言い私を置いて見えなくなって
本心を語らない君かくなるは心理テストを出すしかなくて
髪をとく君の指先もてあます君がとく髪切り落としたら
ちりぢりのこころを繋 ....
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