「譲ります」細き文字に貫かれ熱き心に雪が積もる


数億の命が競い手に入れた吾は身体を傷つけている


君が居ただから田舎を出てきたと言ってみたけど半分はウソ


体内のひとつ ....
猟奇殺人は世の常と、
皆がこぞって斬りたがって、
皆殺し。




死体がふたつで腕が三本足五本。
さて死んだのは何人?。

腕には、
それぞれ文字が切り ....
今はもう聞けないテープを出してみるネットラジオのなつかしいジャズ 辛口のカレーをライスなしで食うくらいは破滅的な木曜


このカレー泣けてくるほど辛いよね 玉ねぎのせいなんかじゃないね


貞操は守りたいから今日作るごはんはまるごとニンニクカレー

 ....
曇り空ストーブの上で鳴るやかんおはようを言う亀と私と こんこんこん、
こーん。
と、
ルートヴィヒはかく扉を叩く。
はやく冷めますよ。





ブラームスの掛かる部屋で、
クララとお茶を。
いえない恋もあ ....
  膨らんだ真っ赤な少女が綻べば真綿の雪に椿がぽとり

  体内で春を待ちきれずに芽吹く血潮に染まった椿のつぼみ

  花びらを散らさぬように雪の上そろりと歩くも染みが点々
 
  赤い紅 ....
亡き友と同じ死に様カンニング中島忠幸復帰かなわず たたかうトナカイさんへ、
サンタにまけないでください。
たたらたあこより。


あとごにちかんですね。
サンタのおうぶおうにまけず、
がんばって。
たあこ。
 ....
「名乗れば」 と 

 あおざめて、絶つ 色黒の 文みゃく馳す空 やけに音なく
いつだって 何もしない をしているの

ママは怒るけど本当だもん
 赤面す 落ち込む 媚びる 自惚れる 恋の{ルビ醜態=フェイズ}の罠にあらがう

 人恋し 初冬の夜半のニルバーナ 白磁のカップ一気にのみ干す

 優先席お譲りください 不自由なこころの女がこ ....
さむい日には、
セーターくんが話し出し、
「ねえねえ。
 はなみずちょーだい。」
「だめ!。」
「ケチ。」




しんぐるべーるしんぐるべーる。
街には ....
霜葉ふむ皮のブーツの小気味よさこのままいつか見知らぬ冬に


窓ガラスくもる吐息にだまりこむ人のしぐさのその残酷さ


冬{ルビ薔薇=そうび}あかい棘さす指先の血のにじむ{ルビ孤悲=こい} ....
冬の月中天にさしかかるとき人魚は難破船を{ルビ欲=ほ}りゐる

憎しみに冴えたるこころ煌々とはげましゐたり冬の満月

冬月が鉄橋の上に待ち伏せる窓にもたれる男の額




 ....
咳をしてママをふりむかせたんだね目が合えばにらみ返す少年

熱の{ルビ児=こ}を抱えた母の傍らで少年は嘘の咳くりかえす

さびしがる骨をかかえて咳をすればカラッポカラッポ胸が痛いよ ....
 


はりつめて切れそうだから目を閉じてあんまり空気を吸わないでいる



ひとりごと、白くかたまれ歌になれ風に飛ばずにここに留まれ


鍵盤にひとつぶ落ちる(きん、たたーん)か ....
さまざまなものにあふれる大都市にわずかばかりの霰降るなり {引用=ピッピだっけ?窓の隙間に北風がこぼれるような素敵な名前だ}


なんで今日は羽根が開かないって、ああ、マイナスだらけの最低気温

君の目で体透かせば黒い部分のたくさん出来る季節がきた ....
金魚らの赤い背びれを撫でてやる指先に滲む生ぬるい水 どおぉーんとした夜明けには、
ゾンビがどんどん生まれて死なないのデス。

もしもーし。
死んでるデスか生きてるデスか。
もしかしてゾンビさん、
デスか。
 ....
まだ甘いジュースをなめていたいから世の中を美化することが好き


明日とか明後日とかに家出するために大鍋いっぱいのカレー


敵ばかりうようよといる毎日を無敵スマイル戦車で走れ
お空がこおると氷が降るの。
さみしくさむいの。
お星に還るの。

傘を広げて、
「こーるさいん。」
こおったお空には届かない。





こごえるの。
 ....
もう、
くもくもくもくもくもー雲ばっかり!。
お空なんて裏返しちゃえ!!。

お空をくりりん!。
お星さまが恥ずかしそうにお尻を魅せています。




やー ....
<春>
武士こそは立ち止まって泣けばいい薄墨色した花びらの散る

<夏>
ひまわりは悲しからずや太陽の振り返らない愛を葉に受け

水揺れる透明ブルーの夏空に白い雲浮き蝉の攪拌

<秋> ....
『癌と云う/漢字が書けるようになりました』/外科医に向かいて父が笑う


『お父さんの/腎臓を見たよ』と呟いて/遠くを見つめる母の背中


『治るよね?』/テレビを見つめて兄が聞く/誰 ....
青白い光のこずえ見上げてる君が誰かと寄り添う夜に 並行す 横須賀線の窓に立つ 見初めし君は 我に気づかず


何ごとも 頼らるること無き肩に 頭のせたる 君を起こさじ


偶然に 人に会ひたき初帰郷 変はらぬ駅舎 一人背にして
耐え難い
事実があると
したらそれは
私はおまえの
歯や耳ではない
大冬木細き枝より影となるむらさき凍りはじめる空に





          {引用=一九九七年一二月二六日}
短歌
タイトル 投稿者 Point 日付
夢の世界へ十六夜206/12/24 10:38
「 名探偵は、きみか?。 」PULL.6*06/12/23 4:24
120分テープweed &...2*06/12/22 17:01
辛口のカレー鳥獲1*06/12/22 15:17
静かな友だちweed &...3*06/12/21 11:35
「 音想茶話。 」PULL.7*06/12/21 8:52
【短歌祭】赤いつぼみ容子1006/12/20 23:30
カンニング逝くA-29006/12/20 23:26
「 たあちゃんの伝言板。 」PULL.8*06/12/20 5:55
雨二唄エバつめきり2*06/12/19 23:12
言い訳衿野果歩206/12/19 21:29
苦恋五首月夜野11*06/12/18 21:56
「 はなみずじゅるるん。 」PULL.4*06/12/18 18:54
【短歌祭】見知らぬ冬[group]石瀬琳々19*06/12/18 16:02
冬月渦巻二三五706/12/18 10:14
406/12/18 10:08
【短歌祭】きん、たたーんたたたろろろ...11*06/12/17 23:19
A-291*06/12/17 22:55
【短歌祭】シンビジウム・ホワイト・ラバー[group]ピッピ1206/12/17 21:09
午後の庭weed &...2*06/12/17 15:37
「 しんでるいきてるデス。 」PULL.7*06/12/17 13:58
無敵スマイル戦車鳥獲3*06/12/17 11:33
【短歌祭】「 さみしくさむいの。 」PULL.9*06/12/16 20:30
「 お尻とお空とお星さまって、たっこ。 」8*06/12/16 18:48
四季の歌chica4*06/12/15 3:51
家族吉田ぐんじょ...1606/12/14 21:35
イルミネーションweed &...1*06/12/14 9:55
鉄道情歌つむじまがり2*06/12/13 19:32
キゴショウ106/12/13 14:46
大冬木渦巻二三五606/12/13 10:41

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【短歌】このカテゴリでは31音律「5.7.5.7.7」を基本とした短歌と、その音律を崩した自由律短歌作品を受け付けます。短い自由詩は自由詩カテゴリへ。短歌批評は散文のカテゴリへ
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