{引用=しゃわしゃわと濡れそぼってくアスファルトに嫉妬していたビー玉の夏}


街じゅうに言い訳にじむ赤信号は迷子の大人達にやさしい


新型なら上書きができるんだろう 消しゴムかけて毛羽 ....
今はここわかれ道で君のそば花咲く速度で涙を落す


雛たちが巣立つ喜び悲しみを抱いて鳴いてるウミネコになる


ないているウミネコのいるこの海よりしょっぱい涙を流したのかな


潮舟 ....
沸きいずる誇りを胸に抑えかね晴れ上がった日に甲種合格

われ一人屋根に上ればコーリャンの畑に数十人の敵兵

しゅっしゅっと弾はかすめる身をかがめもぐらのように進むわれらに

じゃがいもと思 ....
 
 
生き方の不器用な父がひとりヴァージンロードを駆け抜けていく
 
 
ベッドで遭難などしないように君のいびきを道しるべにする
 
 
ウソツキとキツツキの違いを述べよ、この戦争が ....
吐魯蕃{ルビ=トルファン}の葡萄のつるの銅{ルビ=あかがね}の
錆びた砂地に水底{ルビ=みなそこ}の痕

    ☆

吐魯蕃の葡萄のふさの たましづく
漠野の果てに ほむらゆらめく

 ....
自販機の過半数が「つめたい」に 昨日で冬は終わったんだね 憧れのあの先輩の
おはなから芽が出ていたよ
悲しい事実
日はでても見えぬ季節と
なり タワァ排煙をのぼせ
葱嶺{ルビ=パミール}いよいよひかり

    ☆

むねをつく はばたきの音
夢ときえ
夜半{ルビ=よわ}の水面{ルビ=みなも}に  ....
ぼくたちは春を起点に遠ざかる公転軌道を失った星






君という病を喪いかたかたと瘧(おこり)のように震える柱



便箋を一枚一枚丁寧に破ればただ ....
「届いた?」と電話越しから君の声 外は雪舞う3・14 詩を書くわ

男でもない

女でも

命の奥に

闇に光に
百年が新たに年を刻む時
         僕らは始めの大人になった
テレビ前
寝転び陣取る父ですが、背中から愛伝わってくるよ


8つ下
それでも喧嘩をいたします
きかん坊やも眠れば天使


人生の哲学伝授の
母がいます
あなたの笑顔にかなうもの ....
雲ひかる
野をおおびらに歩けたら
大きな帽子 風にうねらせて

    ☆

群青の森の水際
樹を裂{ルビ=くだ}く 堅いまるめろ
栗のモザイク

    ☆

口笛に すゞめ ....
気分はプラナリア切られても切られても増え続けるあたしの欲望細胞。

鵺みたいに色んな男この細胞に居るけれどそれでもいい?。


ごめんもう飽きちゃった街角です ....
朝十時二十五分の職場にて憂鬱な春なに想う春

哀しみはもう青空に投げ棄てたなんにも知らない顔して快晴
出てこい重力!おまえを踏んづけて地面から引っこ抜いてやる。


千夜一夜の夢の中ぐうぐうぐうと引きずって恋の罠。

今夜いっぱい重力禁止!あいつに引かれる気持 ....
にせものは灼き尽されて
荒れた野に
芽ぶき伸びたつ 大乗の樺

    ☆

明け空に
大きな青い星うかび
償はれぬ恋
しづまらぬ風

    ☆

みたされぬ青い抱擁
萱 ....
雑念という名の念力できみをあたまの中からテレポート。

疲れ眠るリモコンの中のひとりぼっちの乾電池としてのぼく。


知られちゃいけないきみの生まれた星まで飛 ....
破蓮の残骸の
真っ心に
空みつけて雪ぐ
ひとひらの君




※読み 空(から/くう/そら)
なま卵としての月へきみはどうして黄色いひかりを放つの。

フライパンの上しろく焦げたくもがもくもくと煙をあげもきみはきみ。


飛びつづけるには重力を常に信じ ....
ナモ サダルマプフンダリカサ スートラ
さまよふ
啓示にみちたサガレン

    ☆

緑金の葉脈すかす 落日に
やなぎらん 光の点綴

    ☆

青びかるツンドラ遠く
樺 ....
雲の眼路 光る山脈
なびく髪 鹿{ルビ=しし}の鼓笛に
いにしへ返へる

    ☆

銀の微塵に 黒鞄のイムバネス
ゆれる菅穂 火山灰のみち

    ☆

稲の槍
黄水晶{ ....
脱字所では意味を脱ぎ捨ててひとつことばのあるがままの姿に。


砂浜は言語あなたはかかとで足痕を付けことばをゆがめる。

ひび割れたかかとがゆがめることばの裂 ....
賢さん とし子は逝ってしまったの?
あなたのなかの とし子探さん

    ☆

羅須の家 洩れるあなたの無伴奏
つっかえながら弾いてくれた夜

    ☆

モツトモツトミナガヨ ....
竹がいと光輝きたるためにライトセイバーにてかいてんげる


初めての出会ひはげに{ルビ奇=あや}しくもノストラダムスの夢見のとほり


UFOを見たりと云ふてかたくななる君のその目に咲 ....
融銅は眩{ルビ=くら}めき 光とどまらず 吸い尽くされて
空に星々

    ☆

ゆれ澱む気層の底に
ふりそそぐ琥珀のかけら
苦きいかりに

    ☆

やぶぬけて
正午の ....
ゆで卵としての月は海の中で割れてしまったので夜は、

流れだした夜は馬になり海を駈けかかとで波を踏みつぶし。


偽電球が太陽になる夜に裂けるのであなたは眼に ....
七つ森 水の中より明るくて
ぽしやぽしやしづむ膠質{ルビ=ゼル}のかなたに

    ☆

パリパリの朝の小枝にぶらさがる
硝子のわかもの そら透きとほす

    ☆


蒼海 ....
綿菓子の 桜の枝にうずくまる 蕾に咲けと 満月の夜

涙なら頬をつたって濡らすでしょう 春の足跡 そらの手鏡

春の星 咲いた証はあしもとで かざはなと舞い 銀河流れる
短歌
タイトル 投稿者 Point 日付
ちりり、燃える、石畑由紀子4*09/3/21 23:12
はるうたうみとゆう2*09/3/20 20:48
兵士の歌白糸雅樹5*09/3/19 2:49
うそつきでいいからたもつ709/3/18 19:39
時の屈折Giton1*09/3/18 4:33
境目十六夜2*09/3/17 22:53
鼻毛つゆ1*09/3/17 8:59
春日幻影Giton2*09/3/17 0:17
春を密輸しろいろ1609/3/15 23:47
White Day十六夜109/3/15 10:17
両性類柊 恵1*09/3/15 7:47
20th century boys十六夜1*09/3/14 15:15
私の家族を紹介しますつゆ3*09/3/14 11:13
修羅を読む(8)Giton2+*09/3/13 0:27
「 量産型の明けない夜明け。 」PULL.3*09/3/12 21:37
憂鬱な春渡辺亘109/3/12 10:33
「 出てこい重力!。 」PULL.1*09/3/12 6:13
修羅を読む(7)Giton1*09/3/12 1:18
「 きみのあたまの上の電波塔がすこしぼくに傾いた物語。 」PULL.6*09/3/11 21:04
雪花夏嶋 真子4*09/3/11 17:37
「 なま卵としての月へ。 」PULL.1*09/3/11 1:12
修羅を読む(6)Giton0*09/3/10 20:29
修羅を読む(5)3*09/3/9 20:33
「 脱字所では意味を脱ぎ捨てて、 」PULL.1*09/3/9 17:46
修羅を読む(4)Giton0*09/3/9 17:22
 タイトル未定 うみとゆう1*09/3/9 14:59
修羅を読む(3)Giton1*09/3/9 6:50
「 偽電球が太陽になる夜に。 」PULL.1*09/3/9 4:52
修羅を読む(2)Giton0*09/3/9 2:51
仮称 流星雨(2)[group]たりぽん(大...6*09/3/8 22:53

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【短歌】このカテゴリでは31音律「5.7.5.7.7」を基本とした短歌と、その音律を崩した自由律短歌作品を受け付けます。短い自由詩は自由詩カテゴリへ。短歌批評は散文のカテゴリへ
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