泡だらけの手であなたを掴みにゅるにゅると手なずける逮捕前夜。

汗まみれで犯行に使用された「凶器」を握り締め眠る安堵は。

トリックを解くようにフロントホックを ....
知らんぷりしている 愛というものは見えないところにあるべきだから




ハッピーバースデーすらも言ってくれないひとの相談にのっている夜




わたしにもそうして ....
八月の砂浜歩くカップルの背後に見える偽物の夏

薔薇にある刺より痛い失恋の痛みに歪む若者の顔
ヤマタノオロチ殺害のスサノウも同じ蛇虫
              民衆だます自作自演


神道の虫ずが走る天皇も
        皇居の穴に巣くう蛇虫


腹の虫に乗っ取られたり日本 ....
あてもなく書き滴ることばはいつもあなた宛てなのに届かない。


産んだ憶えもないおとこずっとおっぱいに吸いついて離れない夜。

空き家にしのび込むようにあたし ....
除光駅では星たちが手を繋ぎつぎの太陽がくるのを待っている。

惑星になった気分で飛び乗ってなのにここは居場所じゃない気分。

降りる勇気もないのにつぎの駅つぎの ....
ドライブから
フロッピーディスク
噴射さる
受け止めよメガネ男子
五七五理牌すれば
七七五
七が揃わずお化けボーナス


抓んでは弾く算盤自己破産
七を揃えてビッグボーナス


キュイイン
ピンピンロクの一本場
ピンピン急に君に来るかも

 ....
味噌汁が食べたいけれど味噌が無く、君のうなじを舐めている午後

汽水湖にたゆたう2人は夢見がち寝息の数だけ押し戻されて

星型のピノは拝んで埋めました。幸せになれるかな?私たち

雨音で隔 ....
靴紐を掛け違えたまま走り出し気付いた時には止まれないひと

「有限」の悲しさを説く 有り体に ただ語尾だけを優しくしながら

宛て先に辿り着かない郵便を送り続けるような人生

「あなたほど ....
カタカナで7文字くらいの適当な造語を誉めて讃えるひとたち

美しい言葉の羅列が描き出すパラレルワールドβの輪郭

底抜けにポジティブすぎる歌ばかり歌ってしまうちょっとした鬱

生まれ来る「 ....
閉ざされた石倉の目に咲いた花あらゆる腔が熱を吹く日に




押すと消え押すと現わる世を胸に見知らぬひとの名を呼びし闇




何もない心がひとりうたうのは ....
妻出勤急いで門に出てみれば車はすぎて姿なし

妻おくり庭掃きおれば何時ものごと挨拶をして過ぎゆく男性

我妻がやさしく声をかけくれば心落ちつき愛をしみじみ
あなたの右眼と左眼がまるで恋人同士みたいだったから、

瞼の裏でお気に入りの想い出かじり過ごす週末はヴァイブ。

噛み締めるほどの想い出もなかったはずな ....
別れ際
ふっと寂しさ
しみてくる
またねの響き
友達みたいで

なぜ泣くの
答えられずに
また泣いた
どうしょうもなく
好き過ぎたから
享楽に耳を盗られて金と銀
クククざわざわ命より思い

携帯に携帯されて乙る哉
星の金貨は何処にもねえよ

お塩海苔米なかりせば鬼斬りの
犬は悲しく吠えて潰され
鳥が鳴く蝉が鳴く声何かでもいいつかみたいひとつこの手に



ずいぶんと立ったままいると本当のまあ大変だなるよ眠くも



誰にでも眠っている外に全員言葉もないとひとりだ俺は


 ....
地に低く月は上りて今宵また妻とくつろぎベランダに在り

山際が黒く彩る夕の空スーパーから家路へたどる

ビール呑み安らがぬゆえふとしては思いにたどる明るき未来を
 顔を上げて見すえる先の その先の いまだとけない氷を割れば

 3分だけ待っていてね 目を閉じて待っていてね いなくなるまで

 幼い日 歌いつつ急いた道すがら どこに戻れずにいるとおりゃん ....
電車から見える花火は大きくて少し悲しくてやがて消えた

いつまでも泣きたい日です悲しさも嬉しさも花火に消えてくれ

君と見た花火の色も大きさも匂いも涙もふくめ

現実に僕はいるのだとようや ....
夕立の湿りを残すうなじより皮膚透きとほる祭りの灯の道


四辻より影絵のごとく立ち出でて祭りへ向かふ死者も混じりて


ひんやりと祭りの底を流れゆく夕立の香を浴衣地はらむ


夏祭り ....
英単語短歌新たに学ばむと部の厚きノート二冊を求めり

なんとなく聴きておるなりモーツアルトさてと市場に買い物にでも

子のことをあれこれとなく気遣いて未来のことはと思いは巡る
まなざしの前後にひとつ小舟きて降りそそぐものを受けとめて居り




湿り気が胸の地層を掘り起こす丘を揺さぶる雷竜の夜




冬と川互いを離れそこに在 ....
八月は駆け足のごと過ぎゆきてふたり来てみた支那料理店

くもり日の琵琶湖を眺む葉月昼烏竜茶啜りテーブルに座す

湖の面にヨットすべりて昼下り二人で食べて語り合いけり
スライスし
モーモーたんを
アブッテは
ホフッテホフッテ
アチチアチアチ
守ることすらできない人間だ、という事実を腹に煮る午後

 大空に咲かせる花の とりどりの ちりの一つとして 流される

 帰り道のスーパーは一人用だと こんなにもだるい ひややっこ買う

 ....
朝からの風の匂いで
前線の真下にいると気付いたところ

一晩じゅう置き去りにした鍋からは
酸っぱい匂い、残る悲しみ

部屋干しの洗濯物に引っかかる
濡れた髪の毛
湿ったタオル

鉛 ....
踊り字に
意味はないのと
笑う君
あなたの存在
神秘に満ちて


九つと
八つの間に
横たわる
縁起のハザマで
揺れ動く君


遠い目に
映る異国の
空を観て
 ....
月明かり涙の雫輝かせ心の影を取り除いてく

激しさを増すように降る雨粒が僕等の愛を激しくさせる

寄り添って好きな音楽聴いてても雨に邪魔され心モヤモヤ

キスをして手を振る君のその奥に恋の ....
夕暮れはかなしみを着てその外に星空を着て地球の夜


梅雨明けぬ空灰色に夕暮れて蝙蝠滴るごとく降り来る


すでに夜の側にいてまだ夕映えをガラスの壁のビルは反して


きみは玉乗りゆ ....
短歌
タイトル 投稿者 Point 日付
「 恋愛密室。 」PULL.2*09/8/21 18:14
知らんぷり春日109/8/20 23:26
八月の砂浜夏川ゆう209/8/19 19:12
蛇人間アハウ009/8/19 11:50
「 なのにまだなまぐさい。 」PULL.3*09/8/18 11:12
「 除光駅。 」3*09/8/18 2:17
FDDサトタロ109/8/18 0:35
南国おねいさんzihan009/8/17 1:53
雨の日のひきこもりごっこみつひ109/8/16 23:20
デイリーユース209/8/16 0:11
君はいつかの歌を歌って009/8/14 23:53
陰と振り子木立 悟209/8/13 22:41
門口生田 稔009/8/13 8:28
「 右眼の恋人。 」PULL.1*09/8/12 18:52
愛しき人。。。Fxxxxx...009/8/11 23:30
利根川法子zihan0*09/8/11 15:50
日の夏の夜K.SATO109/8/10 19:00
夕暮れて生田 稔009/8/10 14:57
迷子伊那 果109/8/9 17:08
夢花火の世界にうなだれるふりして立ってみようきらく1*09/8/8 23:27
夏祭りkaeru009/8/8 9:04
近況生田 稔1*09/8/8 8:35
獣たち木立 悟409/8/7 19:36
八月の湖生田 稔0*09/8/7 8:41
郷に入りあたるを詠めるうた一首zihan0*09/8/7 4:58
ふがいない私伊那 果109/8/7 0:03
梅雨明け前の記憶照留 セレン4*09/8/4 7:51
君。。。kimi。。。Fxxxxx...1*09/8/1 22:41
月明かり夏川ゆう109/8/1 19:15
七月の短歌kaeru109/8/1 1:16

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【短歌】このカテゴリでは31音律「5.7.5.7.7」を基本とした短歌と、その音律を崩した自由律短歌作品を受け付けます。短い自由詩は自由詩カテゴリへ。短歌批評は散文のカテゴリへ
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