童貞をなくした夜の湯上がりに あの子の髪は 輝いていた
おっぱいの光と陰にふれてみた
彼女は誰か 別人みたい
けだものになりたくないよ ぼくはヒト ヒトだからねと
くちづけた嘘 ....
『婿殿!』と
あざ笑われる
その夜に
俺に遭ったら
それが命日
■ごはん食べ居間に集いてくつろいで話すよろこび何にも勝りて
うつむくと汗が流れてアスファルト股くぐり飛ぶ二匹の黄蝶
大空に
影を伸ばしてはばたくが
夜に黒羽根
気付かれもせず
呑まないと
ねむりかたすら分からない
昨夜よりやや
多目に注げ
沢山の歌でき上がり永年の努力の跡を今日も楽しむ
絵を描けば並びて座る妻と共モダンな姿ではないかとも
夕となり小松菜油げ炒めて炊きて妻と食べたり日終わる
キリスト教人は再び生き返り新し ....
ぽっかりと 口を開いた 巣の中へ
吸い込まれそうな 私の心
 
風が繰る 世界はたちまち 瞬間で
今日はベトナム 気まぐれの地図       ....
文脈を無視して進む身勝手な言葉をぜんぶ君にあげます
寂しいと脳が足りないふりをする
抱かれたいのは骨の奥まで
血液が脳動脈を駆け巡る音に似ているクマゼミの歌
この街はひとつの詩篇しずやかに置手紙のような息を吐くひと
光さす野をひたすらにゆくがいい、君、セルリアンブルーの尾びれ
湯豆腐を崩さぬようにくずしつつ星の底までゆきたいと言う
....
百年も
経てば世界の
人口の
九割近くは
骨になってる
....
{引用=
嵐にはなりそうにもない。きみをもう引き留めておく口実がない。
眉間まで通過していくジンジャーの泡があなたを忘れろと言う
この星が廻り続けて朝がきて (わ ....
{引用=
レモンから滴る吐息をあの嘘で二倍に薄めてひとり飲んでる
(約束と違うでしょう、わたしには幸福なんて必要ないのよ。)
姿見に今日も鋏を突き付けて、にっこり笑う。( ....
イッテキマス
90ねんだい 好きだから
迷子になるより
先に恋して
絶望を
赤裸々に泣き
その裏で
レスを待ってる
自分が嫌い
夕暮れてひぐらしの声カナカナと大地と私の火照りを鎮める
虹色のフーガを織った君のそば
ゆびさき揺れて
やさしいトリル
福寿草光沢のある花弁の黄金色が幸福を生む
過去の恋忘れるために夜空見て星の王子になりきる宇宙
広島の夜を濡らしたにわか雨戦争時代の涙に見えた
人生の表と裏を経験し自由の中を静かに泳ぐ ....
我ながら
夢見てんなよ
そう思う
....
割り箸に焼きそばを工業化私には感じ食ってる手の新聞紙面は
なくしては見ている風の森に空声の地の中地で感じ立つ
何でもない街を歩いて考える1+1=2、1+2=3
あ ....
昼下がり輝く庭を眺めてた暗い部屋から籐椅子揺らし
帰り道
君の後ろを歩いてて
なぜ空を撮る?
見上げれば
....
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=259181
泣きながら便所駆け来る男子いて一枚へだてその嗚咽聞く
歳だけは取りたくないが口癖の老婆の霊が座る終電
急死した男の棺運ばれるテニスコートの脇の葬儀所
河口まで入道雲を追いかけた「イエ ....
テニスガールの太腿、ケンタのチクンみたい。とてもジューシーで、食べちゃいたい。
薄給の
市井に生きて
死んでから
印税が出る
フランツ・カフカ
英霊は黙し語らず軍国の生霊ばかり生臭き夏
溶けかけた
苺ミルクを飲み干して
しぼんだ浮輪に
夏の淋しさ
歌詠もう晩夏の午後の家々は訪ね回るも留守がちにして
空き部屋がほとんどなのにただ一つ人が住んでて福音伝う
一時間妻と働き汗流しベランダにいて共にくつろぐ
コーヒーの苦い味わい楽しめば ....
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