....
偽りと
思うわりには
求め合う
無味乾燥な
光り滲んで
{引用=
朝露が、透明に落ちて、
ガラス玉、
ふりそそぐ、すべてのことに、
驚かないで
あの高台にたたずんで、
きみが眺めていたものがなんだったか、
それをたしかめるため ....
はるあさく みどりをまつは 黄卵と よるのせにさく ふくらみゆく月
ブルーだと
言えば悲しく聞こえるが
心配すんな
空もブルーだ
....
眠いんだ
だから設問
くれよそら
問題ダダン!♪
ミシシッピには?
....
桜満開
或る昼に三人連れ立ち花見むと田舎の方へと車はせつつ
春霞薄き水色ひろごる空にもう冬でない冬も懐かし
ラテン語をひと時学び古の言の葉おかしきその高雅なる
そよ風の吹く坂道 ....
ありがとね
ここで降りるぜ
今降りる
ではグッドバイ
ここでサヨナラ
....
どんだけ?とIAEA言ったから
四月十二はレベル記念日
東海の臨界事故やニガヨモギ
違うんだから蟹を食べよう
活き民の真赤な暮らし埋め ....
果ての果て
終わりぎわには何が鳴る?
蛍の光?
笑わせんなよ
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半月の間に二度の葬儀あり一人は身内一人は知り合い
葬礼の献花を貰い帰った日花瓶にはまだ先日の献花
二度の香二辺の念仏沁みたまま一張羅の喪服洗濯屋に出す
念仏も御香も花も間に合わぬ世界 ....
かなしみを束ねたように咲く春と 曇天に鳴るあさましい胸
振り向けば 散りながら咲く優しさを 知っているから前しか見れない
寄り添うは虚ろだと知る夕べから髪と糸の鳥もとめる二人
とげが棘ひかりが光に刺さるのは鉛筆の森はらわたの森
音をただ携えて無の道をゆく冬を後ろにかたちなき ....
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かなしみを{ルビ具象=かたち}にすればさくら花 ひととき輝く命の姿
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雲もなく太陽はえて春空に八幡掘に妻と来てみた
春の陽の温き陽だまり水流れ妻は心に何思うかな
陽は陰りふと歌詠わんと万葉の歌集をとじてペンを持ちけり
白き根に緑濃き葉の伸びし草水辺に在 ....
でこぼこの
ガタゴトロード犬の道
道をあけろと
弾丸撃ち尽くす
....
気がつくといつも指先がただぷちぷちと沈黙をつぶしていた。
はずかしいことばからもじもじと指先から落ちてゆくものだから。
いま眼球に接岸されたなみだがセカイに ....
南風
ボストンバッグ
....
スーパーで
値引きシールを
....
眼を開ける暗証番号をおしえるから眼を閉じて避難して、
ゲンジツは眼球に触れて犯されるどろどろになみだにまみれて、
「おんなのこ。」と呼ばれるうちはまだ死 ....
問いつめた場面の数だけシェイカーをふってもらおう力いっぱい
あんなにもいとしいすき間があるなんて 知っていたのに君をうしなう
くちびるを欲しがっているわけじゃないきらめく氷 ....
悔しさが
肋間神経痛をも
乗り越え渡り
めざす道 照る
自転車で
通りすがりの若者ら
元気いっぱい
ヒット曲歌い
さらにまた
歌声 響く
散歩道
日本 ....
咲き出でて心が弾むとりどりの色なして群るる妻の花壇よ
青空に風と雲との姿見て今日は一日幸せになれ
むすびめを ほどいてむすび また解く 甲にうずまく 視線の熱よ
はじめては さいごのように あとをひき 最後のときにはしることもなく
風は蒼 夜が海なら君は白 どこへも行けない絵筆が僕だ
桃色の裏側に打つ純情を 絞りだしたら赤黒い澱
ライ麦で
ガキ ....
花びらははかなくきれいうすいほど おんなのことは少し似てるね
その間際 はかない音を散らすのは つぼみと脱皮するおとこのこ
女ならひとりでに咲くものかしら 触れられることも触れることもなく ....
誘う手のまにまにのぞくかなしみよ ひとりよがりの罰か褒美か
180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220
【短歌】このカテゴリでは31音律「5.7.5.7.7」を基本とした短歌と、その音律を崩した自由律短歌作品を受け付けます。短い自由詩は自由詩カテゴリへ。短歌批評は散文のカテゴリへ
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