眠いと呟いた僕に、それは大変だと呟いた僕は、眠気覚ましにと、リボルバーを腰に提げた僕から借りたリボルバーを、眠いと呟いていた僕の脳天に向けて、躊躇することなく引き金を引き、眠いと呟いていたはずの僕 ....  
 
わたしのとなりで
ねいきをたてている
ひとがとなりにいるのなら

ひとりではない
わたしなのだとおもう

ねいきのむこうに
せかいがある
そのとなりで ....
箕面の伯母とは
友人のように
何故か気が合う

先日も
久しぶりだったので
2時間も電話してしまった

伯母は
母の兄の連れ合いだから
実際の血のつながりはない

だが
幼い ....
雪の匂いがする息を
吸い込んで 白く染める
黒いキャンパスに
描きたいように 描きたいだけ吐き出して

空へ眠る
意識を遠く放して
より暗く より黒く
僕の世界を塗りこめて

冬の ....
あの日幼き頃の 公園で君たち友と遊んでいた
楽しくてふと 空見上げれば 茜色に染まっていた

あの日青春時代の 君と2人きりでいた
雨やんでふと空見上げれば 虹の橋が架かっていた

そして ....
私とはたたずむだけの造船師
船を壊しては 旅する 世界の中
私は 遠く舞い上がる 火の粉を見る
バラバラの部品を探し続ける
海の向こうは アメリカ大陸が広がるだろう
その向こうには ヨーロッ ....
私の消えた希望を
苦悩する 何もない 体が
逃げまどう 希望の中で
死を 探し続ける

冷たい部屋の 人間に
最後の灯火もなくさせられた その 祈りの
暗闇を 壊した

世界の 夜の ....
飛び散る落花生の殻を踏みつけて
ブレイク・ダンス、飛び散る汗と腋臭
縄張りを荒らされている

金持ちの阿呆が
でかい顔しとっても耐えられる
許せないのはガーデニングを笑われたこと
こちら ....
生きていたいのか
死にたいのか
それもわからない
ちっぽけな人間なんです

だからどうか
踏み潰すなり
なんなりとお好きなようになさってください

私は
ちっぽけなんですから
ゆめいろがどんなかしっているよね
ほしのかずほどあるってこともわかるだろ
それはろまんてぃっくにえがおがてんのかわにうつるのかい
うたがいをもったことってだれでもあるの
わらいなが ....
しょくざいをもとめて
こうかいをつづけている

こころのなかのうみが
あれている
このあれたうみを
そとにださなければ

しょくざいがないと
はらがみたされない
てをあわせいのるよ ....
 
 
かあさんが
ぼくをみとった

そのひとが
つまなのだと
きづいていた

かあさんが
ぼくをみとった

そのひとが
むすめなのだと
きづかなかった
 
 
遠くの空に広がるだれかの写真の破片が、ちっぽけな田舎町の無色を担当する

(いるはずのないおかあさんの、おなかを、雨粒な赤ん坊は、とてつもない落下速度のなかで探します、が)

死のパレェドの中 ....
オジサンは体力が回復したわたしを海に連れだした
そして板を抱えたまま大きな波のなかに入っていった
この前の戦闘の残骸が漂っていて危ないからという理由でわたしは砂のうえに立ってそれを見つめていた
 ....
今死人が蘇る
地獄の蓋を開け
嘲り笑いながら
這い出てくる

彼は不死身である。
時間を渡り歩き
やりたい放題。
全てを支配する。

平等?だって
そんなもんあるか
勝ち残れな ....
九月の風に脅かされ
腐った林檎のような下顎は
コロンと落ちる

母体はもはや語る術もなく
問いかけ半ばの下顎は
無言の{ルビ骸=むくろ}さながら積み重なり

悲嘆に暮れる人々はそれでも ....
 
 
近所のフランス人が遊びに来て
ニンジンを食べて行った
日本のニンジンはとても美味しい、と
たいそう喜んで
お礼にエッフェル塔の置物をくれた
大きさからしてどう見ても
偽物のエッ ....
他人によって生殺与奪が握られているから
挨拶をしないと
妨害される
恨みを買って
チャンバラ

辻斬り

果たし状









決斗

撃ち合い

背中合わせ







 ....
孤独花びらにのせて歌う
死人の指とよばれる草と
緑の深遠で舞う光の粒子
孤独花びらにのせて歌う

月が満ちても狂気は去らぬ
思う心に二心ありと疑えば
身を傷つけても耐え難くて
月が満ち ....
やさしい人たちの目はとてもきれいで
うけとめた光をそのままたたえている

やさしい人たちの声はとてもおだやかで
きもちよく起きた朝の鳥の声に似ている

やさしい人たちの言葉はただただやさし ....
パレード!20歳になった。今日は特別な日。手首に巻き付けた包帯は、リボンに見えなくもない。飛び降りの前みたいにわくわくしてドアの前に立つよ。ノブに張り付いた指紋は陽でひかってきれい。これまで何人こ .... 雨上がりの夕焼けはせつないね
全てがオレンジ色に染まって
ただ輝いている

ーでも
明日はきっと晴れる
そのことを信じて
私は家路につく
明日もみんなの笑顔が見られるようにと
祈りな ....
彼岸の郷に咲く花を

忘れられぬ男が

夢の中より盗み出し

気付かれぬように植え付けた

時期来れば

あらぬ処より

燃ゆる命を現わし

気付かぬ者にも気 ....
フィニッシュは雷電ドロップ
名前はかっこいいけれど
要するにヒップドロップ
仰向けの相手の上で
ぴょんぴょん跳ねて
尻を落とすだけ
やられている側のことを考えてほしい
こんな屈辱的な技は ....
身体とこころが、一番遠い日


時計はひとつだけではない
空腹を知らせてくれるのも
まぶたに重みを加えるのも
呼吸を始めるのも終えるのも
全部がばらばらに針を向けていて
アラームはそれ ....
ひとがひとり亡くなっているんですよ!

不謹慎なの判ってはいるんだけど
鑑識のひとが部屋に出入りしていたりするのに
向かいの高級マンションに住む奥様達はこちらの様子を窺うでもなく
普段どおり ....
 3歩さがって歩いてみる
  どこか寂しい・・・・
  手を繋いで歩いてみる
   かなり幸せ
   すごく簡単な事で気持ちが晴れた

    あなたが不思議そうな目で見ても
    ....
   わ・た・し・は

    言葉をモザイクのように使う

    言葉をクレパスのように使う

    言葉を釘先のように使う

    言葉を水のように使う

    言 ....
目覚めると悪寒がした
体温が何度あるのか知りたくなり
枕元にあるはずの
電子体温計を手で探る
手にしたものは水銀の体温計
脇の下に挟む
3分を待ちきれず
また睡魔に襲われ眠る

自然 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
眠気と矛盾と背理法敬語010/5/25 2:45
寝息小川 葉310/5/25 2:45
箕面の伯母森の猫2*10/5/25 2:22
11月のスピカチェザーレ310/5/25 2:21
君と思い出ざるそば2*10/5/25 1:38
おっさん番田 110/5/25 1:27
牢屋で010/5/25 1:26
アンダー浮力k o u ...110/5/25 1:26
願いいのせんと210/5/25 1:16
薄羽蜉蝣ベルヤ1+*10/5/25 0:47
しょくざい紀ノ川つかさ3*10/5/25 0:47
にせもの小川 葉210/5/25 0:46
うつくしい学習ゆうさく210/5/25 0:39
ココロノヒカリ吉岡ペペロ110/5/24 23:43
NIGHTMAREペポパンプ5*10/5/24 23:37
さながら瑠王1*10/5/24 23:22
パリたもつ610/5/24 23:14
恨みを買って妨害されるa110/5/24 23:07
波動砲TAT1*10/5/24 23:04
オフィーリアIII瀬崎 虎彦210/5/24 22:54
やさしい人たちベンジャミン6*10/5/24 22:21
パレード!ねことら210/5/24 22:08
散歩渡辺亘210/5/24 21:08
彼岸花蒲生万寿2*10/5/24 20:56
涙のサンダー杉山[group]花形新次3*10/5/24 20:26
五月二十四日あ。11*10/5/24 20:06
お花茶屋のひと恋月 ぴの19+*10/5/24 20:02
ゆらゆら豊原瑞穂010/5/24 20:00
『陰、または自画像』ま のすけ1*10/5/24 19:34
体温小川麻由美3*10/5/24 18:33

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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