あってもなくても足りなくても
満たされない
それが人の性だから
夢とか希望とかにうつつをぬかす
そうじゃないと苦しくって
そうやって繰り返し繰り返し
未曾有 ....
平素はクジなぞ当たらぬくせに
何だかその日は朝の牛乳がいつもより多く置いてあったり
雨も降らぬのに天井画の龍のように鮮やかな稲妻を目撃したり
....
何も見たくは無いと、目を閉じて
何を見たら良いのか
(解らなくなってしまった。)
都心の電車は
定刻通りに駅に滑り込み
いつもと同じ顔ぶれの
....
はだざむい夜は 皮膚をつないで朝をまつ
雨のふる午後は 髪をぬらして屋根に走る
わたしたちは すでに 与えられている
赤く灯る 血のような夕に
ほらみてごらん
一直線に祈りが走る ....
丸めた背中に抱きついた。
言葉よりも、態度で示すために。
(物を言わぬ行動は、言葉よりも気持ちを伝える・・・・。)
好きで
好きで
....
さよなら
帰り際
つぶやいてみた
机に向かって
何千回も言った言葉の
それが本当の
「感動」のキーワードで
出てきたページを
上から順に見ていった
Google先生
今この瞬間に
涙を流させてくれないか
どんな感動で良いから
明日には笑える
小さな悩みだったと ....
彼氏が出来た
好きな人を諦めてみたら
視野が広がって
わたしを好きだと言ってくれた
優しくて素敵ないのくんと
付き合ってみようかなと思った
いのくんに悪いかなと
少し思ったけ ....
茶色の犬が走るのを見た
岩に腰を下ろして白の煙草をふかす
綺麗な楕円形の煙の形を捉えていた
描いた人の形をして消えてしまった
垂直な岸壁に青さを感じた
水色ではなく青色の波がある
寄せては ....
100602
なにかを感じるような気がする
姉と会ったのは一度だけ
30歳も年が違うのだから
お母さんのお友だちかと思った
それ以来、家族の ....
ひとつひとつ
家の窓にあかりがともりはじめて
空がかたちをなくしてしまうと
淋しさみたいな感情が
行き場を探す
そんなときは目を閉じて
くっきりと晴れた日の
空を思い出すんだ ....
いったいなにが起こっているんだい?
朝起きてから
目が覚めてからずっと
よくわからないんだ
ちゃんと調べたら
たいしたことがないのかもしれない
ちゃんと調べなくても ....
何もない日が不安なのは
僕の心がゆれているからだ
縛られたい
アンカーが欲しい
ユラユラゆれ続けて
何処までも流れていくから
空の青さにさえゆらいで
昼休みにあてもな ....
ひろってくださいそれを
あなたからこぼれおちた
たくさんの煌めゆくもの
さびしい、とくちにする
あなたをたしかめようと
ていねいにわたしは砕く
言葉仕草匂い本棚
きっとこのな ....
みじかい夕立が降って、
シャッターのおりた中華屋の
軒下にかくれた。
けれども
何事もなかったように
傘をささないひとびとが、
ぼくを嗤って過ぎて行 ....
空色が
損をした
生まれてはじめて
ソーダ水を知ったから
どこまでも青い
嘘のような
真実なのだった
外は雨
気が抜けるまで
止むだろうか
今にも浮かんで ....
そらを蹴って
そらを蹴って
つま先の
その先にある
ちっぽけな
ボクのうでが
鉄棒を
グンと引いて
成し遂げた
小さな充足を
夕暮れが
優しく包む
それだけで
よ ....
さーて、来週のサザエさんは
ワレ、もといワカメです
このあいだ、お兄ちゃんのお友達の
中島くんが訪ねて来たんだけれど
私以外は誰もいなかったので
「ごめんなさい。今は私だけしかいないの。 ....
謀をなすものにして客家にしてハッカー
すべてのものが途切れた
俺は寝床で
もやのような昨日までが
流れてゆくのを眺めている
あらゆるものの
スイッチを落とした部屋は
空気の音だけが
反響して
....
貴方にはいつも迷惑をかけさせて 私の為に怒らせてゴメンね?
まっとうな人生を送って来なかったから…
本気の恋愛に手間取っていたの。
でもそんなのは言い訳。
信用して 信じてだけ 結果は ....
廃人の戯れ言
酔い街でたむろ
ここは肥だめか
屋根の寸法測ってなんぼ
間違いない
おまえの母ちゃんでべそ
泣くな男 涙はアルカリ性
そのかなきり声がすき
発展途上国の飯 ....
さみしくて さみしくて
たまらない
狂おしいこのキモチ
どう 処理していいかわらない
眠れない 身体は熱い
あたしは
強行した
身近なところで
狂ったあたしのココロ
....
知らない言語を聞いている
彼が何を言っているのか、私には分からない
「大好き」かもしれないし
「死んでしまえ」かもしれない
「そこ空いてますか?」かもしれないし
「昨日のテレビがどうした」こ ....
小雪は宙にちらちらと
ほほにとけてゆきます
そらはあんなにふかくって
こんなにあつくふっている
さっきまでここにあったのに
出あった瞬間どこへやら
おそらく、これは
みるのも こころ ....
明日は無いと
知っていれば
生まれることも 無かった
ふりかえり、ふりかえり
遠のいてゆく
ふりしきる黒雨に。
ぬれながら
雲は
あつく
おもい出をはらみ
底も無く
どんより ....
ぼくは苦手、ドッヂボール。
本当は大大大嫌いだけど、それを友達が知ったら
ぼくは次の休み時間から一人ぼっちで図書館行きが決定する。
ぼくは それが こわい。
人にボールをぶつけて何が楽しい ....
100601
空のコップに
ミネラル水
ミネラル水に
ソーダ加え
掻き混ぜて
ぜて
....
海から浜辺へ
流れ着いた破片
自分の
皮膚を削り
刻まれてゆく波紋
咀嚼するごとに
産まれてくる泡
ここに
辿り着くまでに
何度
射精したことだろう
いつか魚の群 ....
かつて若者と呼ばれた者ども
シェミハザの血を受けつぐ我々の
集う先は彼の山にある
神でも徳にでもなく
己の名に背を向けた
かつて若者と呼ばれた者ども
子を持つことが許されるなら
せめ ....
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