空っぽな日々なのにひどく疲れている。俺なんて「誰にも存在しない」のだろう。庭は日の光を浴びてガラスケースのような色をしている。白色をした煙草の煙も芝に漂っているように思える。俺は目玉化してそれらを捉え ....
半径1キロは 眉だけちょいと描き
でかけてしまう
基本 ファンデーションは
嫌いだから
細かいピュアパウダーの
薄いファンデを
専用のブラシでくるくる
なぞる
ピンクのチークも ....
幾つかと問われればただ指を折る
頃を過ぎてもただ指を折る
背伸びをし過ぎた私の深い爪から
こぼれ落ちる魚
夜の底の青
水面をすくう
静かに、丁寧に
どんなに気を配っても
波紋は広がる、 ....
キミとの出会いは
まるで予測できなかった
でも
あたしは
宇宙の法則を知っている
七文字の・・・
その法則が
あたしとキミを
引き合わせたとしか
思えない
あたしが
....
*
ギターの弦をはらう (音が鳴る)
柄(ネック)をたたく(音が鳴る)
ギターの腹を起こす (トントン)
背中をひっくり返す (ふくよかな音が)
響 ....
ここが僕の新しい寝床だ
うず高い廃家電のベッド
人懐こい重油の匂い
腹の虫をアジる革命のような
焼き立てパンの香りも
まさかここまで追ってきやしないだろうから
もう安心して唾液を胃に刺せる ....
新しくまた傷ついて
素晴らしいはずの明日を捨てる
今日の分だけ感受性は衰えて
折れたアンテナは雑音で燃えている
黄緑の水と
青色の僕と
無神経な混沌
限界まで圧迫されて凍ってる
....
あんなにたくさんの人がいたのに
今はほとんどいない
どこに行ったのだろう
死んだ訳じゃあるまい
消えた訳じゃあるまい
なのにどこにもいない
あんなにたくさんの人
あんなに ....
1センチメンタルの感傷を
長さの単位に
置きかえていく
長さは日々伸びていき
縮むことはない
ただ、忘れてゆくのだ
見あげる夜空に輝く星まで
何センチメートル
ある ....
忘れたいがための
白砂に
手は、
わたくしの手は
ひかりを持て余すことだけに
精いっぱいでした
乱反射、のもたらす
甘くも厳しい
まやかしを
上手なことばで
見送れなく ....
ファワ〜ンってなって
ふわふわしたかと思うと
片足がズボッってハマって
あっ…って思った瞬間
ズボボボボッ
ゴボッて
消化不良みたいにシャボン玉に吸い込まれるんだ
....
白けちまって
ウンザリだ
なんていやらしい結局あんたら僕の
優しい心が目当てだったんでしょう?
穢らわしぃったら ....
あんなに焦がれた貴女との花解き
たったの一度ことなるならば
一度だけが故それがこんなに苦しいならば
なければ良かった
そんなに恋しい訳ではなかったが
たった一度の花解き
男は忘れる ....
物を燃やす機会は 乏しく
もう一派の世界標準にも
触れる時間が近頃ない
押し黙った身体を運ぶ週の積み重ねに
息を抜くこつを学んだり 忘れたり…
「今日は蒸し暑かったですね」と 振り返れば
....
私が星をすきだというと
触れにゆこうとあなたが言った
高い山にゆくでもなくて
広い海にゆくでもなくて
そこの川に連れて行く
私が月が見たいというと
君にあげるとあなたが言った
夜の外 ....
こころざしがみのりますように。
自分でありますように。
全部元通りになりますように。
私は私のまんまでさ
生 ....
かげろうのようにあなたが笑うので
髪を切ったり
鏡を磨いたり
靴下を脱いだり
コップを落としたり
ソファーで寝てしまったり
そんなささいなことまで大切になりすぎる
この恋は危険だ ....
夜中3時まで勉強をする。
疲れ果て眠りにつく。
誰とも付き合わない。
結婚したらできなくなる。
辛く苦しい。
修行のようだ
自分を痛めつける
コーヒーを飲む
部屋の中はごった返 ....
座高測定の白衣がふと立ち現れて大きな葉擦れのうねりの中に消えていく
女子中学生夜はバスケでまぶしい駅のホーム
私は友達のいない幽霊だ
明日のことを苦悩させられている
肉体のない悲しさに疲労させられている
太陽なんて 私は 捨てたのに
牢獄に染みついた 憂鬱だ
昨日から 配布された煙草を吹かし ....
全ては終わった
全ては始まった。
悲しみの果てに
喜びに変わった。
礼拝堂に響く
ハモンドオルガン
全てを洗い流してくれる。
毎日努力する。
貧しくとも自分を守り
人に頭を下 ....
セックスフレンドを募集します
できればオナニーの上手な女性を
スタイルとか拘りません
美人だとか可愛いとか
さして重要ではありません
ましてや学歴や
収入なんて
まったく気にしません
....
あたしは
きょうも あなたの
匂いのする
あたたかいぬるま湯のような
ベッドの中で
ウトウトと眠った
下腹にくらった
鈍いキミのパンチは
じわじわときいてきて
気がそぞろにな ....
暗くなる部屋
冷たくなった風が吹き込み
レースのカーテンが揺れた
僕は床の冷たい場所を探し 寝返りを打つ
遠くの雷のように 飛行機の音が響いている
今日はもう外へは出ないだろう
夕食の匂い ....
降ろしてよ。
運転手は知らんぷり。
何度ボタンを押したって、出口は開けてもらえない。
私はバスの中。
行きたいところがあったはず。
通り過ぎてから、私はどこへ行くのだったか
はっき ....
還暦をむかえたばかりのお母さんの夢を見た
このまえの夏ヨシミは姉と姉のこどもとお母さんとで還暦の旅行をした
旅先で見た原始てきな川がつよく流れていてそれは前日までの雨で増水もしていたようだった
....
あめがふると
くさがはえるのだと
こどもがおしえてくれた
わすれていただけなのだ
やくにたたないと
しってから
おとなになるために
すててきた
わたしとこどもを
....
自分が
幸せである以上
相手の幸せを
考えなければいけない
命は
自分だけのものではない
幸せでいるのも
自分だけではない
なぜか
間違える人もいる
なぜか転落する人もいる ....
青空を
見ていると
心が落ち着いてくる
青空を
見ていると
何故だか
心が和やかになる
生きていく
力がわいてくる
青空は
広くて
大きい
何故だか
空を
....
さよならの後で
僕は泣いた
別れるのが
つらかったから
君には
もう
逢うことはないから
君の
笑顔は
消えることなく
僕の思い出の中に
いつまでも残っている
君を ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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