18歳未満のヨクはどこで満たせばよいですかな?
「ぱぱ、将来の夢はなんだったの?」
「ぱぱ、なんでニンジンのこすの?」
「ぱぱ、なんでそんなにフキゲンなの?」
「ぱぱ、なんでままとケンカするの?」
「ぱぱ、ままとなんでケッコ ....
「あんた”達”、いい加減にしなさい」
「全くおまえ”達”は言い訳ばっかして・・・・」
わたしはわたしよ
そしてこの子はこの子
わたし達はわたし達でも
別個の存在なのよ ....
優しくののしられる夢を毎晩みている
夏草の匂いが瞼に触れたなら
誰かを否定しよう
(今日も律儀にともだちを20人ほど貶してきました
わたしの夜にまた、
優しいひとたちがふえて ....
「生めよ、増えよ、地に満ちよ」
というこの世界の理は祝福ではなく
天上の至高たる輝きを分裂させ
拡散させ失わせていく恐るべき逆転の理
この世界が逆さまの理によって
光を失っていく(流失す ....
私達は断崖に立っていた、震える左手は、あなたの背中を撫でていた、
寄せては砕ける波を眺めながら、ここには私達しか居ないね、と言いかけて、
逃げてきた世界から現実から、切り離されたような、心もとなさ ....
コンタクトレンズを入れる君の傍で
シンクに水を溜める音が響いている
悲しければ、と呟けばそこに
光るものが、あっただろうか
歌え、と促す君の指に 撫でられるようにして浮遊する
....
みずたまりにうつる眼のふかさを知った
それは空腹をうったえていた
またたくと俤もきえた
あさましいおまえを
最初からさいごまでみつめてた
・
レースの白カーテンだけが息をしている
独り暮らしのリビング
さざなみを打つ少腹に
組む腕をのせた
うずくまる追憶の入江で
....
先輩
なんでいきなり
旅に出ちゃったんすかねえ
旅とは言っても
時刻表旅行みたいなもんだよ
先輩
なんで引きこもっちゃったんすかねえ
まあいわゆる
君と観 ....
ああ
くらやみにともる
しろい手よ
たいまつの
ひかりのようだ
雨の日にタマネギを食べる
茶色のかさかさした所をむくと
白い皮が つるり つやつや
曇る空模様に薄暗くなった台所で
食べられる月のように まな板にうかぶ
半分に切って ざくざくと刻むと
....
眠い&寝ちゃいけない
眠くない&寝なきゃいけない
寝たいvs.寝ちゃいけない
起きていたいvs.寝なきゃいけない
寝ると寝ないの間で
俺たちは窮屈にギクシャクと生きている
....
雀が鳴いたら笑って
鴉が泣いたら怒って
潮が満ちれば苦しんで
夕日が沈めば黙って
君は遠くを見つめ
裸足で海を渡ろうとする
嗚呼 何も持たなくていい
嗚呼 生まれたままでいい
....
みんなが巣へ帰るのを
なんとなく眺める烏
木の枝が
夜露に濡れて
涙の雫をたらしてる
闇に溶けた烏
朝までここに
朝日が烏を
見つけてくれるまで
こうしてこのまま
....
遠くまで逃げたら
僕は救われるのかな
いや
逃げきれない
逃げる道なんてない
世俗の破片が体に刺さる
どこまで行っても降り注ぐ
そんな僕を見て
君は泣いている
涙を流して ....
暑いだけの部屋を
抜け出すから
動かないで待っていて
雨は降っていない、
ここから 辿り着くまで
傘は持たないまじない
最後に受け取ったのは
声ではなく文字
表情もなく過ぎ ....
01
私の世界は
私自身の 過去として
私の言葉は
私自身の 映像として
02
木の葉は
それ自体の 皮として
白の色は
それ自体の 一日として
....
自分は歪んでいる
自分が思うよりも遙かに
自分は腐っている
自分が臭うよりも確実に
自分は劣っている
自分が感じるよりも他人に
認識せよ!
彼女に「もらい泣き」良いよねと言うと
彼女は「ふざけんじゃねー!」と言われた
このせんべい「賞味期限だ!」と言うと
「ふざけんなよ、何が賞味期限だ!」と怒る。
「お前本当に泣いているの ....
両の腕に
とまれよ 今朝の光りたち
昨日のため息と俯いた顔は
洗った顔の水に捨てたよ
澄んだ空気に
ひらかないペエジに
はじまれよ 今日の
私の時間
かかれたスケジュウルの ....
四つ角に生まれた風が
光になって踊っていました
六月の紺碧 空の下
オークの木のどの枝たちも みな夏に呼応して
新緑に色づく
私は、これが最後だと思うのに
あなたは、いつも明日を口にす ....
大勢の声と、笑いと、熱やそういったものたちが、
フッ と とぎれて、
気が付けば
取り残された私を覆う
いつもの駅の案内の音声と
....
ちちとははに
はじめてあった
なんおくこうねんのかなたに
わたしはひとりいた
たしかにわたしは
ひとりだった
(Aメロ)
雨漏りの梅雨空に君が空に吸い込まれてしまった
僕の頭は今日のお天気みたいにジメジメしてるよ
(Bメロ)
君の目玉はいつもくすんでいて
見つめあって遊んだ時は
死んだ魚とにら ....
二個だけ彼女が残した爆発を持っている
二日酔いが僕と水平に生きている
頭を掻きむしる僕は誰にも見えない幻影なんだ
君の足跡をなめる正当なバグなんだ
苦しいのは知ってる
電信柱をいくつも通 ....
独りきりの部屋でも燃えるような魂があるよ
ベッドの上で吐き出すように詩にするよ
指先に炎が宿れば
打ち出されるオトとコトバは、音符と休符さ
世の中には君の知らないメロディーや
孤独が ....
一寸先は闇なので明るい未来に想像ですら辿り着きません
あんたが舵をとるのならいっそ二人でカヌーを漕ごう
へどろの海を漕ぎ出そう
カラスの時間
東京メトロ有楽町線に辿り着いた時
戸惑う ....
紙の上の御伽の国に
一人の少女が住んでいた
…
幼女という思い出の名を持ち…
幼女の想いはただ一つ
愛し愛されることだった…
彼女は子供で
俺も子供
紙の上のこの王国で
愛よ ....
溺れ死んだ、青
ゆらめく光が
かすかにぬめる皮膜を
捉える
窒息
沈黙
弔いの、波動
闇の中で膨張していく
朝は
海藻に慰められた
腐敗した、輪郭
沈澱していく言葉
....
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