ずっと足踏みしている
足元の岩は削られ
砂となっている

足掻いても
足掻いても
全く前に進めない

このまま足元が削られて
深い深い穴になり
地の底に堕ちてゆくようだ

命綱 ....
    雨が光になるときに
    置いてゆく穂は十の色
    水銀の譜の散る窓に
    まぼろしのかたちが来ては去る


   爆ぜては透る
   限り ....
夜のわたしは
太陽のうしろで一人
藍色の鏡を抱いて泣いている

眠るように
唄うように

仄かに輝くことしか
ゆるされないわたしは
信ずる者は望まない

猫のように
従順ではな ....
君の艶やかな黒髪のうねり
胸の深奥を突く瞳の輝き
小さなうなじとふんわりとした肩
優しく丸まった滑らかな胸
優美にしなやかなる柔らかな身体
君を一目見たそのときから
永遠なるものは花開く
 ....
  

  21.

  緑色の金属に囲まれた空間が
  ハニカム構造で互いに結びつき
  誰もが知っている簡単な方程式を合言葉に
  夜の扉がひらく

  22.

  春のJ ....
いらない紙の裏に
らくがきしたって捨てるだけ
なら
そこに私は描こう
心の模様
綺麗なんかは
めざさないけど
だれにも似ていない
私のはだかの心
捨てられたって
かまわないけど
 ....
 芸術家なんてものは、名前が売れなければ金は無い。人間が生きていくには金が要る。名も無き芸術家は、生きていけない、死んでいくだけ。
 もう駄目だ、と呟いて、自分の意思で死んでいこうとする画家がいた。 ....
だだっ広い雨上がりの空に
僕にはない言葉がさ迷う

地上の、揺れの、草の、言葉
湿気、温度、雲の距離

僕の言葉は枯渇して
君の言葉を吸い上げる

地球、亀、象、

天文学的な、 ....
握りこぶしに八割の水分
寝具に横たわり
タンクトップも脱いでしまって
タオルケットに巻かれてしまえ
コットンが素はだかを優しく撫でる
身体感覚が昇るからうつぶせを楽しんで
ひと ....
若かった頃僕らは
いつも僕の部屋で
無駄話をしながら
雑誌を読みながら
やがて訪れる未来を
熱にうなされるがまま
夜が明けるまで
語り合っていた


若かった頃僕らは
ど ....
 
 
ひとつしかない
祖母の乳房を
ぼんやりと見ていた
そういうものなのだろう
と思っていた
幼かった私

手術したのだ
その晩
どれだけの悲しみに
打ちひしがれていただろう ....
息が しづらい
シンゾウ が 這いあがる (さみし い)

すって はいて
はいて すって

しびれる 手のひらで
のどをつかむ (ど きどき) 脈うつひふ

す ....
あのとき死んだあなたに
騒々しい鎮魂歌を送るわ
あなたがうっかり起きてしまうように。

その瞼の裏には
現在は何が映っているの?
生きてる間は虚ろだったのに

耳元で怒鳴りつける私に
 ....
にげてきたので
追い出してくれて構いません
何から逃げてきたのか
思い出せないので
殺してくれて構いません

意味ある人生
って人に役に立てば
誰かがそう思ってくれるから
人の道 ....
黒猫のクロが



私の知らない間に
死んでいた



母さんは猫が死ぬ度に泣くの






昔部屋にみんなを集めて
約束をしたことがあった




 ....
そん時になってみなきゃ分からないけれど














年収半額にするぞ?って言われても






 ....
 
 
わたしが金魚の頭を
撫でているころ
ぼんやりとした扇風機は
薄暗がりの中で首を振り
幼い子どもが一人
どこかで帰る家を探している
ここだよ、と言っても
それはきっと
ただの ....
「1」 レンズ豆を詰めたズッキーニと天使の海老オレンジのサヴァイヨンソース

夕焼けた空に細かい雲は高くあり、
なびく風は、コンフィチュールのようではなく微かに甘い。
仄かに柑橘がかった色あい ....
帰りたくないとかは

とても言えない。

帰りたくないけど。

とても言えない。


だから

あたしは

また

ぐーをだす。
田んぼを抜けて向かってくる

郵便配達の排気音

二階の窓から眺めてた

少年の胸の高鳴り

昨日、アルバムを三冊捨てた

振り返るには濃密すぎて

淡すぎる過去

見知ら ....
泣きたいから泣く
を繰り返していた私に
届いた 一通の手紙
そう あなたからの手紙

私の細く縮んだ目は
ひらいて
手紙をみて想う
ああ やっとあなただと

あけられない とおもう ....
リアルの始まりはいつだって白濁に過ぎない、毛髪の根本に仕込まれた飛び道具がわずかに余計な色を添え、36度あたりの赤い水力がタービンを回し始める…ハロゲンライトの灯りはまるで、ちょっとくらい .... まっしろになりたいよ
溶けて破壊されてどろどろになって
なにも考えたくないよ

よくわからない文字や数字ばかりでてきて
頭の中でおどるよ、ずっとずっと
きもちひとつでじゅうぶんなの ....
あんな人になりたい!
あんな風に曲に曲を、詩に詩を編み込んで、
己の世界を表現したい。

あんな人になりたい!
あんな風に己の力で、己の道を、
踏みしめ歩いていきたい。

あんな人にな ....
それは忽然と現れた。
スパニッシュブルーの空を突き刺してそびえ建つ、
研ぎ澄まされた円錐形のオブジェ。
傾斜角75度の強い意志が天を貫いている。
指し示す先はどこまでも高く
その先端から曖昧 ....
思い出作りでもしましょうと
お気に入りの友達と
おばばばかりのバスに乗り
思い出話に花を咲かせ
温泉地へ着けば
湧いた温泉を
その地のおばばが湯もみしていて
おばばにもまれた湯につかり
 ....
この感じは何だろうか
          目の前の景色が歪んだ
夜中でも咲いてる造花
          そんな例えが浮かんだ
花は愚かな自分と等価
          悔しくて口 ....
インディゴに染まる星空の果てに
ピンク色に輝く地球があって
だからこの手紙は
あそこからやってきた

皺くちゃの状態だったと思ったけれど
手紙が言うにはこれは正当な折り方で
かみひこうき ....
「かぜのなまえ」


鳥の呼び声の鍵穴の恋う
すこうしあまったいまに核集めて
あのね
雪が木蓮のふかふかに
やさしく揺れてんだきみは
愛もらえば





「Lab ....
彼女にカラオケ行こう
と言ったら
もう少ししたら
なんて言っておいて

お願いがあるの
友達のスピーチで言う事
考えて頂戴だってさ
早速その人に会って
話してすぐに書いてあげた
自 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
レースうずら豆110/6/30 16:16
ひとつ めぐり木立 悟610/6/30 16:03
『下弦の月』あおい満月4*10/6/30 16:03
今も俺の傍に一 二310/6/30 15:55
都市風景(21〜40)[group]草野春心210/6/30 15:21
紙飛行機朧月310/6/30 15:02
名も無き花光井 新710/6/30 11:34
夏の来る前にプル式1410/6/30 10:24
肌のよるたちばなまこ...18*10/6/30 7:49
蒼春寒雪110/6/30 5:18
祖母の乳房小川 葉510/6/30 4:02
こ き ゅ うなき3*10/6/30 3:37
葬列れもん210/6/30 3:16
wejklxs!..hipgffpphi!?竜門勇気1*10/6/30 2:31
サワメ110/6/30 0:43
ドナルドのジャグリングがはじまるよTAT010/6/29 22:56
迷子たもつ1310/6/29 22:40
デゴルジェ〜血抜きをする。水分を吐かせる。おっぱでちゅ...110/6/29 22:38
グリコパイナップルチョコレイト小鳥410/6/29 22:26
逃走三田九郎110/6/29 22:16
おかえり朧月210/6/29 22:13
まずまずホロウ・シカ...1*10/6/29 22:13
ごめん嘘而110/6/29 22:07
あこがれR.F.2*10/6/29 21:51
renovation渡 ひろこ20*10/6/29 21:19
さよならバンビツアーさわ田マヨネ510/6/29 21:11
喪失感くなきみ2*10/6/29 20:48
19月の星空の果てにピッピ410/6/29 20:46
圧縮詩 1〜3[group]しろう2*10/6/29 20:28
カシュナッツペポパンプ5*10/6/29 20:18

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