もう僕の蔵には
ひと握りの米すら残っちゃいません
肌を通り過ぎる風に目を細めつつ
両手を広げるのみです
ハッカの香りが立ち上り
空をますます青くします
青空はいいものです
苛立ちも焦燥も ....
わたしはときどき、こうして手をかざして
かつてこの指の間に存在していた
細胞たちのことについて考える

彼らは、この空間を作るためだけに生まれて
この空間を作るためだけに死んでいった
彼ら ....
何にもない体で生きていくとき、眠気を感じさせられた。私の腰は、人に疲れているのだろう。人である1日は続いていく。あなたは誰なんだろう。私には人間にも、見えなかった。窮屈な言葉の私は空の窮屈さに疲れてい .... さらりと落ちて
粒と認識し
指でつまみ
光に透かして
細かく細かく
綺麗だと思えた
それは砂だった
タダの砂だった
砂を唯一無二のあなたと
なぜか重ねて
脳にインプットする
今腕とかなくなったらこまる
目が見えなくなったらこまるよ
足がなくなったらこまるよ
風邪ひいたよ
このまましんじゃうかも
そういえばろくなもの食べてないよ
朝は食パンもしくは食べない
昼 ....
橋を渡っていると
綿毛が飛んできた
ココは運河の上
綿毛は
僕らの渡る橋の上を
通りすぎ
向こう側へ
そのまま
川に落ちるのか
土手に着くのか

鳥たちが鳴いている
太陽は今日 ....
そんなことしたら

また再会することになっちまうじゃない

愛より弱いこと

ひとりひとり続けようか


大好きだった

いつもそばにいた

いまも影や轍

気にして生き ....
やたらに愛を歌ったりするやつになりたくない
やたらに夢を語ったりするやつになりたくない
やたらにフェバリッツを吹聴するやつになりたくない
やたらに周りに当たり散らすやつなん ....
コトバが決まらない中、とりあえず、取り留めもないまま、コトバを探して、夜のアスファルト、雨の匂いを反射する。

梅雨のあけたばかりの、少し寒い夜空に、アイスを頬張り、またコトバを探す。

濡 ....
バナナのプロパガンダ

バナナは長い
バナナは黄色い
バナナは湾曲している
バナナは南国産である
バナナは安い
バナナは皮剥きやすい
傷みやすい 黒ずんで行く
バナナは可愛い
バナ ....
夜明けを思うとき
それはなぜ青いのだろう
青い空、青い海
黎明の{ルビ昆明=クンミン}

あたたかな浅瀬で
始めたばかりの弱肉強食に勤しんでいたはずの君たち
化石になってしまうなんて
 ....
昔々の思い出です
冨山の薬の置き薬屋さん
いつも風船くれました

使った薬がないときも
怪我も病気もないほうがいいと
笑顔で風船くれました

冨山じゃないけど置き薬屋さん
今は銀色ジ ....
ほんたうなものは
いつも誠実な眼をしてゐるだらう



きみの目のなかの
うらがわにある感情を
ことばにすることなんてできやしないが
くちびるに滲ませる
痛いみたいな ....
「三億」と自称する親爺の
実際の数値は1

こいつは駄目
駄目以前の問題

あと、自分は5なので
期待されても無理

レポートとか 書かない
5だから

ちょっとだけ かく
 ....
あたし一生、結婚なんてしないわ。

三日月に乗って夜を旅する
風の冷たさ温かさ
満月なんかじゃダメなのさ



10円玉99枚を用意して
告白の為にボクは
電話ボックスを探してた
 ....
いちにちにいくつもおくすりのんで
そんなじぶんにさよならしたいと
あなたはいった

だから僕は
それは神様が与えた試練なんだよと
やさしそうな言葉でつきはなした

わたしは ....
 白紙の畑がひろがっている
 一本道をゆく
 と、ポツンと
 巨大なショッピングセンターがある
 集合住宅のコンクリート塊が墓標のように、山塊のように建っている

 そんな
 ....
ああ

怠惰な自分を変えたくて

・・・


無理なので詩を書いてます




なくしたものを

探してます




ああ、でもそれは失われたものであって

 ....
期待とは裏腹にベルが鳴る
一日4回の冷やかしのためのベル
発光するライト
送り主に
SOSは伝えない

何もかも美味しくはいただけない
夕立の雲 空を隠しては ま ....
綺麗と言ってしまってもいいと思うんだ

君は声をヒソメル
僕はなによりも君の
そんな声につまる 胸が

秘密

君は言う そう
唇に 指 くっつけて

ああ僕の
心の真ん中 ぎ ....
青さに眩む前に夜明けの列車に体を乗せた
何処までも続くような錯覚で、延長の向こうの水面を見ている
駆けて、星の海と鯨が昇る空と、眩しさだけの昨日と
仰ぐその瞬間にシャッターを切る
聴こ ....
「オルソクロマティック」


薔薇が日々を分光する
赤/黄/緑/青
銀のスプーンで掬ってボロネーゼソース
ヒヤシンス絆す姫君は
黒髪でカペリーニを茹で上げながら子守唄
カンブリ ....
探しものはナンですか
普通のパンではないですか
カバンの中も
タンドールの中も
探してもないってことは
もうカレーと一緒に食ったってことじゃないですか
これから粉から作るんですか
今は夜 ....
じめじめとした六月が去って
じりじりとした七月が私を包み込む

天の川が二人を繋ぐ頃
私は静かに、夏の夜のどこか懐かしい空気に身を任せた

夏の大三角形を指で結んでみる
今年も織姫は ....
           あなたのやさしさ ちゃんと通じてる
           秘蜜はね スゴイから 秘蜜なんだ
           だから 秘蜜は 隠れるんだ

           秘蜜 ....
僕たちは独立している
確かに個人であって
どんなに近くで寝起きをしても
同じ窓からの朝日を浴びても
僕は僕で
君は君のままだ

僕たちは独立している
二人で生きて
どんなに子どもの寝 ....
気に食わない人ができた。
マイナスで無い、プラスで接する。
しかし、協力はしない。
上に立つ人は頭が低くないと
ならない。

自分のことだけ
考えていると
誰も助けてくれない。
もっ ....
僕の好きだった花と
同じ色をしていたから
形も大きさも香りも違うのに
僕は君をあの花だと
勘違いしてしまったんだ
僕は君に水をやって
新しい植木鉢に植え替えて
光に当ててや ....
              おもしろくねえなあ
              そう思いながら 
              てけてけ歩いていると

              おおっ! なんだこ ....
ページをめくって下さい
わたしとあなたで書いた記憶片
その中の詩篇の一行にわたしはうずくまり
うなだれた孤独と対峙をする
生きることは広がることであると知っていて
あなたはこころの深部に釘を ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
心の箱庭半島3*10/7/1 3:26
アポトーシス城瀬010/7/1 3:18
疲れている人番田 110/7/1 1:57
相乗認識秋也110/7/1 1:00
しあわせになりたいki410/7/1 0:38
呼吸するOz110/7/1 0:10
再会のこころ吉岡ペペロ710/6/30 23:45
スピリット オブ ゴーストホロウ・シカ...2*10/6/30 23:16
創書日和「塩っぱかった、雨。」[group]狠志210/6/30 23:09
BANANAなsalco7+*10/6/30 23:07
黎明の昆明海里210/6/30 23:07
紙風船ぽんぽん310/6/30 23:04
さいわいの眼差し佐古110/6/30 23:03
実際の数値は1a010/6/30 22:43
思い出す雨雲の朧月板谷みきょう3*10/6/30 22:26
「試練」ベンジャミン1*10/6/30 22:16
轍は白いミミズ腫れで ーー作家Tに石川敬大1210/6/30 22:14
ぼやき3*10/6/30 22:08
夕立の先木製金属010/6/30 21:59
君との秘密朧月210/6/30 21:52
夜の眼水川史生3*10/6/30 21:21
圧縮詩 4〜6[group]しろう0*10/6/30 21:11
夢のインド人[group]花形新次4*10/6/30 21:06
七月城瀬2*10/6/30 20:28
やわらかな良心鵜飼千代子6*10/6/30 19:53
Independence Day黒田康之010/6/30 19:50
自己中ペポパンプ6*10/6/30 19:06
僕の好きな花くなきみ0*10/6/30 18:34
幸せの原石鵜飼千代子6*10/6/30 18:29
休息かんな3*10/6/30 16:29

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