桃ずきんちゃんは
その名の通り
桃色のパンティと
それがチラチラ覗く
超ミニのスカートをはいて
ズッキン ドッキン
ズッキン ドッキン
歩いてる

ある日
森のなか
熊さんと
 ....
ほんとうか
どうかわからない月がある
空を見る
隣に見える星は 
月にむかって首かしげてる

歩く私の
影も吸い込まれた黒の空気に

命細々

永遠を夢みていた頃の映像を
心に ....
浅瀬の悔恨

波打ち際の羞恥

足もとの砂をさらってゆく喪失という名の波



これ以上 

ぼくをなぶって何とする

これ以上 

ぼくをあざけり何とする
冬瓜は夏の瓜
翡翠色に煮あげて冷やして食べます

石敢當さんの好物で
石敢當さんは
「これを食べると力が出るんだ」と
夏中ほくほく食べてたそうです

今では季節以外にも見かけるようにな ....
石の詩を書きたい
原石などではなく
その辺のただの石っころりんの
ひん岩とか、けつ岩とか、あんざん岩とか
まずその名前
貧血とか安産みたいだよね

それから
掘らなくても川原に転がって ....
{ルビ赫色=あかいろ}提灯が誘う、誘う

其れに似た色の林檎飴が

いかにも着色料使ってます、な感じで

艶めいていて笑う、笑う


{ルビ赫色=あかいろ}浴衣の女の子が走る、走る
 ....
電車は陽炎のレールを
すべるでもなくはうように



ホースの先を
つぶして持つ君の背中から
やぁ
 と声をかけると
驚いた拍子の水を
よける間もなかった

光化学スモッグ注意 ....
 
横断幕を掲げて狐の団体が行進する
サクラマの山を下って
ミソグスの河を越えて
ブヒタナの街で尻尾を振って立ち上がる

嘖嘖 即即 黙黙

僕はヨシコと昼食の約束があるので
空に向 ....
跳ねるのどの熱さが手の平から伝わってくる
君は水面に顔出す金魚のように喘いでいる
昼下がり 西日は容赦なく目を射ち
閉じたまぶたで君を切断してみたい
どうしようもなく疑わしい 薄い影を踏み ....
もう絵はやめた
そう言っていたあなたが

鉛筆を一本買ってきた
照れ笑いを浮かべながら

これだけで描けるものを
それが今の気分なんだと

紙を忘れてしまったと
やっぱりち ....
葉を落とした木々のトンネルを抜けて
半島の北側を走る私鉄の
絶え間ない線路との軋轢を
心地よいささやきの様に夜毎耳にする

秋は未練を払い夏の毒素から解放され
今ひとたび人間を愚かにする静 ....
僕は殻を破って
やっと外に出た
そしてまず最初に
やったことは
自分の殻を
作ることだった
今度はもっと頑丈な
簡単に破れないような
そんな殻を
作ることだった
 ....
少女の横にかたい夢をおいたら
爪を立ててくる人が増えたよ
雄の人の横に旗をかいたら
腕になんかかいたよ
ああ せいしの片足をあげて 嵌り付いた窓の雲の景色をみて
真っ青な雲にみえるまっしろなくうも
動けがからだをゆさらせほぞかしている あったたかいちつつば
ああ なだいかんおけの衝撃と衝熱と唾を
 ....
父がテレビを見ていて
「昔は良かった」とつぶやく
おそらく白黒テレビの時代だろう

私もテレビを見ていて
「昔は良かった」とつぶやく
だけどそれはカラーテレビの時代

父は「いしだあゆ ....
あなたは今
この手紙をどんな気持ちで読んでいるのでしょうか
ぼくには想像がつきません
でも
あなたがこの手紙を読み終わった時
ぼくの想い伝わっていると嬉しいです


始まりがな ....
{ルビ迸=ほとばし}るような闇を消す
{ルビ脆弱=ぜいじゃく}な朝の光が 嫌い

せっかく隠すことのできた
僕の醜く{ルビ霞=かす}んだ心を
いとも残酷に {ルビ曝=さら}け出す


 ....
 のっぴきならないのっぴ―のような
 蛙の声が雨音にまぎれるような
 御飯、パン、御飯、パンのような
 星空がスイッチのない電灯のような
 ゴミの日のカラスの合 ....
コン、コンと2度ノックをして、僕は部屋に入った。
すっと息を吸って、「はじめまして」とあいさつしたけれど、
どうやら誰も取り合ってくれない。
そこには、一風変わった人たちがいた。

タバコを ....
立ちションしてたら
虹がでた

手のひらで
掴もうとした
おしっこが終わるまで
何度も何度も

隣の姉さんが
バス停を降りるのが見えた
高校生になっていた
おしっ ....
 
 
 
【天使は誰が殺したのか】



 僕の可愛い天使
 この残酷な世界にわずかな希望を持って生まれた君は天使
 だけど願いは虚しく君は死んだ

 守れなかった僕が悪いのか ....
交通事故の死者たちは数字
知らぬ者たちは知らぬ間に燃えていく

ぼくらの故郷は銀行と病院とさびついた商店街
私の願いが雨になって落ちてくる

昨日していた心配事を忘れてしまった
昨日の昼 ....
{引用=(自動筆記の試みとして)}
薄っぺらい靴底を通してアスファルトが足裏を焼く。
体温と等しい大気の中、人は噴き出す体液で白い布帛を半透明にして抗えもせず、
仕事に炙られ夏にじっと茹でられる ....
「真面目にやってる人を馬鹿にしてんのか!」
真面目そうな奴が叫んだ。
俺はもっと大きな声で答えた。
「違う!これは不真面目なやつを励ましてるんだ!
真面目じゃなきゃ励まされる資格もないのか?
 ....
死にそうだタオルを投げてくれ










ガツンガツンに渡り合って












もう良いだろう?
 ....
不格好に欠けた{ルビ湯呑=ゆのみ}が 
窓から光をそそがれて 
嬉しそうに 
{ルビ煌=きら}めく{ルビ水面=みなも}を、揺らしている 
役割を与えられた人達
演目は幸せな家族
食卓に並べられた偽りや馴れ合いといった不純物を
インスタント味噌汁で一気に飲み込む

母親は給料が少ないと文句を言いながら
昼食はエアロビ仲間と焼肉 ....
あっ 

と手が滑ってスローモーションで 
落下するホッチキスが 
すぽり、 
リュックの開いたポケットに、入った。 

その頃僕の大事な友の 
背後にブレーキを軋ませる
車が通り過 ....
みえるもの
触れるもの
ゆれるもの




遺された体温が、シーツの
皺にまぎれ
薄くひかっていた
指で掬って、軽く混ぜて
水の匂いのような
ものと遊びながら
何 ....
なんか違うんだよね

しっくりこないんだよ

居心地が悪いっていうか

今日一日ずっとだぜ

ずっと

最悪だ

ああ嫌だ

実を言うとさ

本来は

右寄りなんだ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
桃ずきんちゃん[group]花形新次1*10/7/23 21:49
路地裏事情朧月210/7/23 21:18
去年(こぞ)の海非在の虹010/7/23 20:06
冬瓜売りと石敢當海里310/7/23 19:51
石と詩210/7/23 19:51
イマジネーションパレード梨玖010/7/23 19:14
よこしまなにじAB(なかほ...210/7/23 17:58
行進乱太郎8*10/7/23 17:19
『肖像』東雲 李葉3*10/7/23 16:40
にがお絵まひ9*10/7/23 16:39
旅客瀬崎 虎彦210/7/23 14:51
脱出くなきみ1*10/7/23 14:11
ふみこめずやぃもゆ 十二支蝶010/7/23 11:11
ごみ箱010/7/23 10:59
昔は良かった空美6*10/7/23 10:24
許し寒雪010/7/23 7:47
苛立ち薬堂氷太110/7/23 7:19
あれ、つまり、そのヨルノテガム410/7/23 4:07
よこしまなにじ結城 希0*10/7/23 3:17
小川 葉8*10/7/23 2:45
天使は誰が殺したのか綾瀬たかし010/7/23 1:34
雨が落ちてくるようような日コウ アキラ110/7/23 1:11
夏の奴隷salco6*10/7/23 0:55
その兆候に気付く者はいないでもなかった。オノ110/7/23 0:34
達しなよTAT010/7/23 0:33
欠けた湯呑 服部 剛310/7/23 0:05
食事1486 1...110/7/23 0:05
掬いについて服部 剛110/7/23 0:00
スライドアウトねことら510/7/22 23:20
違和感花形新次4*10/7/22 22:32

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