【ぼくたちのあした】



 ぼくたちのあしたに平和という二文字はありますか。

 いつまでも誰かを憎んで
 争いを繰り返す日々に疲れたなら
 少しだけ休んで
 手 ....
死にたくなるよな
うたを聴きながら
あなたとコミュニケーション

妙にリンクする歌詞が
わたしの涙腺を苛めてくるので
我慢する
あなたを愛するために我慢する

するとすかさず
あな ....
空 でした。
佇む大木の
年輪に住む
わたしたち

黄色いチョークを飲み込んだ
溶けて行く音がわたしに煙を吐かせ
喉の痛みを
嗚咽させる。

それでもわたしは女でしたから
年輪に ....
 山岳部だった。山は眺めるものではなく、征服するものだと教わった。そのころ使っていたピッケルやハーケンなどが、刑務所近くに建てたバリアフリーの我が家の壁に、今でもぶらさがっている。

 四季を通じ ....
しっくりと
私の手におさまる
あなたの鼓動
美しく生きてる
その温かさ
私もあなたも
自力では
止まれないから
たまにこうして
取り出してみる
たぶんいろいろなことがうまくいかないだろう

それでも見捨てるわけにはいかなくて

なんとかネジを巻き直す

いろいろとうまくいかないことだらけだろう

うんともすんともいわなくて
 ....
昔には流れ星のことを
天つ狐といいました
空のマッチ
狐尾が灯す狐火

天つ狸といったら何でしょうか
ぼわわんと
化けたら化けたで
一晩中そこにかかっているだけの彗星?

一晩限り ....
余白が気になって

ずっと塗りつぶしていた

もう 余白が少なくなってきた

微かな余白から 蟹が掻い潜って

逃げ出そうとしている



いつのまに入ってきていたのだろう
 ....
猿ぐつわを噛まされた
裸の青白い男が椅子に坐っているので
私はどういうわけか
ふるさとを思い出さずには
いられない

椅子の背に両手を縛りつけられ
陶器のようにつるりとした太ももに
一 ....
いつも息継ぎを意識をして
まったく君は注意深いな
それを芸術なぞとほざいてみる
嘯いてみる
息巻いて蟹のように
音を荒げる横顔を流し見、
「ラフロイグ下さい」
 ....
雨を収めた油燈を持ち
光の先を追っている
呼吸の近く 銀は増し
振り向くたびに水は映え
標と標の会話をふちどる


沈む沈む
水は遠く 地も遠い
話しながら髪留め ....
   「スカイブルー ダイビング」


その言葉って何?
良く解んない 唯だ 思い付いたから

君は言う 体裁などは おかまいなしの台詞
無限大のDNAが 絡み付いては 消えてゆく

 ....
何でもないような海の入り江としての
何ですらもないような亀を抱えている
私が元気なだけなのかもしれない
亀なのかもしれなかった


日の色は流れなのかもしれなかった
仙人を見つめていた
 ....
大きな空の真ん中に
言葉にならない穴があって
その奥の色は群青色で
いろいろなランプが
つり下がってる。

いつでも自分は一人なのですが、

このごろますます一人なので、
言葉に ....
ああ あなたは山に
いなくなる だから私だけは眺める
ああ 私だけは 色を
私なのであろう 港で
ああ あなたとなって 見つめる

 歩いていく

純白の山を
消滅した 影として眺め ....
僕は彼が嫌いだった
僕はことあるごとに
彼のちょっとした悪口を言いふらしていた
その悪口は町中に広まって
しまいには町中の人間が
彼のことを嫌いになった
その悪口はどんどん酷く ....
葉月八日は身のためゆうて
この日は誰も船出しやーせん
凪いじゅうても泣き見るがやき
昔の昔はほりゃ{ルビ無茶=わや}するもんもおったけんど、
へんこつ、権太が目にもの見せちゃるゆうて
葉月の ....
貴方の家とあたしの家の距離は遠い
片道電車で一時間と千円
高校生にはちょっと厳しい

貴方は忙しい働き者であたしは時間のあるのんびりや
時間が合わない
貴方に合わせて深夜に二時間


 ....
天パで頭の悪いムライがお前らのことをにらみつけている
天パで頭の悪いムライ「俺も人の子だったというわけですね…」

天パで頭の悪いムライがお前らのことをマジで殺そうとしている
天パで頭の悪いム ....
箱舟の寡黙 見えざる夏の稜線を
朝まだきに眺めて 路上にあり
消えよ消えよと啼く鳥の声が
15年前のように息苦しくさせる

目を閉じて生きてゆけば良いのだと
あなたが言ったのだと
誤解し ....
大通りを歩いていると
反対側にいたおまえが
大声でおれを呼び止めた
振り向いておまえを見ると
おまえは大きな声で
おれに向かって身振り手振りを交えて
なにか懸命に伝えようとしてる
 ....
頼みもしないのに
勝手に海がおちてきた
視界を珊瑚の乾ききった死骸が舞う
粉塵に咳き込みはしないか。
勝手におちてきた海にいる
暗く冷たいそのなかで
ぼうっと浮かび上がるわたしの肉体
ぬ ....
ここに戻ってきた

狭いけど おちつく
あたしのキッチン

安い焼酎の炭酸割りの
グラスをもって

シンクの扉によりかかり
へたり込む

このひんやりとした感じ
ほどよいスペー ....
絶望は銀の月に照らされて
項垂れた百合の溜息は
黒猫を窒息させます。

あなたがくれた心は
夜光虫になって飛び去って仕舞った

夜に愛された少女は
笑顔のままデンシャに
 ....
夏の日射しが
一匹の蝸牛を
殺してしまった
しかし、
蝸牛は
その死を認識することは無く
魂となっても
殻の中で
踞っていた

外に出るのは暑いから
じっとしているのだ
殻の中 ....
公園の芝生と歩道の段差くらいの
遠い昔のあなたを思い出すと
とっても小さかったのに
空がさわれるほど近かったことが
さほど不思議でないことは
どこかで覚えているものです
 
 青ざめた顔で
  僕は元気になりましたといって
 青ざめた顔で
笑っている人
 
 
 これが本当の私と
  晴れ晴れと笑っている
 
 紙
 
 道を往く人がみな
違う場所 ....
黒いベールを外す瞬間を
思い浮かべて
銀の食器を並べている
今宵は月夜
一夜の逢瀬
誰よりも会いたいって
自由に伝えられない
私を可愛がって


空に浮かぶ
闇夜を切り取って ....
ひまわり病で

上ばっかり見てる君は

あたしが大切に育てた

小さい芽をけとばした。
突然にドアが閉まり外は雨で晴れた嘘で
求めあってそれを拒みそれを受けて袖を噛んで
意味を探す世界中の老いたメディア無為な学者
帰る場所はやがて私原子核の雲のように

情熱は延焼する劣化しつつ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ぼくたちのあした綾瀬たかし010/7/26 0:07
悲鳴ゆず1*10/7/25 23:56
まわる結露の色となる。木透すみ410/7/25 23:35
単独行者の手記草野大悟4*10/7/25 23:27
時雨110/7/25 22:00
二本の足で立っている短角牛110/7/25 20:47
ともだちだもの海里310/7/25 20:36
余白八男(はちお...310/7/25 19:24
猿ぐつわの男豊島ケイトウ15+*10/7/25 18:54
曖昧な、錯春310/7/25 18:43
めぐり はじまり木立 悟610/7/25 16:15
*ピエロの素顔藤鈴呼1*10/7/25 14:30
座る隣の仙人番田 110/7/25 14:03
けっかんしゃ……とある蛙12+*10/7/25 13:24
今日も何かをもらいたくて番田 110/7/25 12:46
好きになってもらうためにくなきみ2*10/7/25 12:35
咲の婿取りsalco4*10/7/25 11:02
あたしは貴方と恋離の枝になりたい[group]愛心3*10/7/25 10:56
天パで頭の悪いムライ 〜あたしは貴方と恋離の枝になりたい〜akb48110/7/25 10:36
られずに瀬崎 虎彦110/7/25 7:33
ディスコミュニケーション寒雪110/7/25 6:49
くさびになる夜あぐり1*10/7/25 3:37
キッチンにて森の猫8*10/7/25 2:49
絶望と幸福を知った月の二十七日間xxxxxx...110/7/25 2:13
星々Oz110/7/25 1:34
遠い昔のあなたベンジャミン1*10/7/25 1:33
蝶々佐藤伊織210/7/25 0:52
一夜さき610/7/25 0:46
ひまわり病小鳥510/7/25 0:38
螺旋流uminek...4*10/7/25 0:03

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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