切なさに押し倒された心は
バクテリアに分解されて
影もなく
跡形もなく
消滅します

そう、だから
安心して眠るといい

悲鳴は求めています
私はマジックアワーに焦がれ
真っ赤に ....
 
 
いつの頃からか口の中に
ハリセンボンが住み着いている
怒らせると針が口中に刺さって痛い
ちょっとした振動にも反応するし
取り出そうとして手を突っ込んでも
針が引っかかって取り出せ ....
ソーラーパワーを貯める小さな容器
一日中 陽射しの下に置くと
透明な中に太陽が集められて
暗がりに光る

夕間暮れの四隅にそれぞれ置くと
太陽の神殿のようで
くたびれた靴下の足跡も
遺 ....
ぐれてイグアナになった友人は
何か
忘れ物でもした顔をして
酒を飲んでいた
たまたま
その夜は
人間に戻っていたらしい
挨拶をすると
眼はイグアナのままで
何を考えているのか
全く ....
伸びる鉄
縮む影
鏡の沈黙
構築される塊
振動の消滅
無表情の象
遠くの人々

薄らな目
再現される幻
頭の中のその他
子を探す母親は
探して探して町じゅうを
探して探してあちこちを
空き地を路地を公園を
橋下を覗き川面に目を凝らし
袋小路を野を丘を
森を林を墓地を巡り
家という家訪ねて回り
隣の町を裸 ....
豚という字は
いのししという意味であって
猪という字が
ぶたの意味であると
中国では
そう いわれる

きらいなやつが
ほめられたり
じっせきをあげたり
いばったり
して
それ ....
ひとを見切るのが、
早すぎるのかもしれないけれど、
会社へ行っても、
あまりにも、信じられないくらい、
信じることのできない人たちばかり。
ぼくはもう、
いやんなっちゃったよ。

いや ....
これからは 君の 世界に あわせる
例え 占いの 結果が 悪くったって

私は 更に 
   皿の うえに
   沙羅を 重ねてゆく

★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:*:・° ....
――青空に白く輝く雲の塔
  降りしきる蝉の声
  激しい夕立
  長い夕映え
  潤むような硝子の星々――

見えない額縁に
あざやかに切り取られた
今この時 に
記憶と予感とがふ ....
数えきれない足音が
止まることなく行き過ぎる

結ばれないいくつもの視線は
風に舞う木の葉のよう

雑踏の中
交差点の真ん中
ここがどこだかわかっているのに
どこにいるのかわからなく ....
 どんなに後悔しても、喜びや悲しみは死なない
 それはたくさんの命の残り香に似ている 

 目を閉じるあなたを見ている
 揺れる肩は、それだけで物語になる

 あなたの口がわずかに開き ....
雨に期待ばかりして
心を広げていたら
風がふいてきて
全部飛ばしてしまいました

濡れた土は扱いにくくて
埋めたはずのものが
いつでてくるのか気が気ではないのです

夏に現れるのは幽 ....
太った女の子が座る
通勤電車の車両接続部
近くのシルバーシート

彼女の平面図は四角柱。
正方形二枚で蓋をした
立方体に近い六面体

車内温度は高い
弱冷車両だが、人の数は多い
 ....
鏡に映るおまえの顔
おまえは自分と気付かずに
あまりの醜さに
直視出来ず顔を背ける
鏡の中にいる醜い自分を
作り出したのはおまえの心


記憶もないのだろう
おまえが昨日
 ....
夏と緑と憧れ
夏と緑と憧れ
夏のまんなかに
あの人はいる

校舎からバイオリンとハープが聞こえてくる

生きる上で悩む必要がないことについて悩むひとを
わたしは美しいと考えてしまう
 ....
かなしみは殖える
さみしさは殖えない
だから僕はひとりで泣く

ふとんの暖かさ
きみの暖かさ
何も変わらないけど

新しい朝が、なんて歌うなよ
そんなものはもう、
こないことになっ ....
64分音符にのせてジョイントをつくってるあなた、赤いマールボロの箱をさかさむけにして、フィルムは大切だから取っとくのよねと言っているあいだに、鏡にカッターで細ーいせんを引く彼女、彼女昔ながらの .... 転がってる終らせかたは
何れも歪過ぎて
痛みを抱いて
涙の海原を泳ぐ

海には帰れない体で
 
何も思いうかべることのない
壁の中で
風をしたためている 気がする
恐らく そうなのだと

風の中でページをめくり
立ち止まり 彩りを
見つめているとき
草の色の 内側に

呼吸を ....
青春前期に
熱に浮かされたように訪ねた仏たち
結局今まで
その眼差しの中を
彷徨っていただけのようだ

時を経て向き合い
あれから様々なことがあったと
あの時何か得たような気がしたけれ ....
                100729




生煮えのこんにゃくを囓る蝉の声は月光
今宵の味が染み込んでいるのか
いつもの屋台のお店にも客足が絶えないようだが
車が普及して以 ....
きづく
星と椅子とで
いつか生きた証をとおもっていたひと

息吹く緑に
ひかりと風がふりそそぐ

問いはない
おだやかな招きがまぶたをおさえる

五月
まばゆい魂の軌跡にうなされ ....
半回転のままで 微笑む

大爆笑をしている瞬間に ねぇさんが言った
「はい! ソコノ新人笑ってぇ!」

あの頃は 貴方と こんなに笑い合えるなんて
思っていなかったよね

君 ....

聞こえた 
え 
聞こえました?
天啓

夜ポートランドの丘の上
越えて走れスーパーカブ
時速二五マイル
パンパンパンと
マフラー破裂する
流星が
昇りながら脱線して
エ ....
砂漠には
牡牛や熊や鳩や鷹
大昔
それらすべてはひとつであったと
髭づらの人が
乱れる息を
掌の中
上手にすり合わせ
微笑み
「悪疫は煮沸消毒いたしましょう」
「悪疫を煮沸消毒いた ....
 
 
街を歩いていると
工事現場で父が働いているのを見つけた
道具のようなものを使って
ものを壊したり、穴を掘ったりしていた
父は大きな会社の重役をしているはずで
今朝もビシッと高級ス ....
君の優しさを感じる夜

月の光に溶け込んで
僕をそっと包んでくれる

蒼く静かなその光は
傷ついた僕を癒してくれる



ありがとう

大丈夫
大丈夫

僕は生きてる
 ....
昼間に寝転がって漫画なんかを読んでいると 

すっと肩の荷が落ちる感じがするときがある


そしてこのまま死んでしまってもいいような

おさかなのような

どうでもいい平和な気分 ....
飛べない鳥、飛びたい兎

もう何度目の空だろう 僕は急に飛べなくなって
長い間ここで空を見上げていた
もう何度目の涙だろう 空を飛ぶのが鳥ならば
今の僕はどんな名前なんだろう

 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
廃退、わたし百瀬朝子6*10/7/29 23:17
伝言たもつ710/7/29 22:21
リトル 月砂木4*10/7/29 21:58
ぐれてイグアナになった友人は曲がり屋レオ...810/7/29 21:52
metaOz310/7/29 21:16
子探しsalco6*10/7/29 21:16
豚が成功するということa110/7/29 20:57
水曜日(昨日)の女はだいろ110/7/29 20:42
*海の底藤鈴呼3*10/7/29 19:55
夏の聖域[group]塔野夏子3*10/7/29 18:01
誰も涙を流さない薬指2*10/7/29 17:30
よだれOhatu010/7/29 16:15
期待ハズレの雨朧月210/7/29 14:30
ブリキ電車……とある蛙7+*10/7/29 12:04
Addiction寒雪110/7/29 8:34
妖精の距離渡邉建志310/7/29 8:03
無題ブロッコリー...010/7/29 5:21
QP00lif[group]はるな110/7/29 3:09
As-Is徘徊メガネ110/7/29 2:51
青さ、ノートの空の番田 310/7/29 1:48
古都を旅した西天 龍210/7/29 1:38
蝉と月あおば3*10/7/29 1:30
いつかの一葉乾 加津也7*10/7/29 1:20
*センパイ藤鈴呼3*10/7/29 0:41
天啓2*10/7/29 0:08
鬼子高梁サトル10*10/7/28 23:52
金魚の餌たもつ410/7/28 23:37
月と旋律うずら豆010/7/28 23:25
昼さがりだ八男(はちお...010/7/28 21:49
飛べない鳥、飛びたい兎itukam...1*10/7/28 21:13

Home 戻る 最新へ 次へ
3240 3241 3242 3243 3244 3245 3246 3247 3248 3249 3250 3251 3252 3253 3254 3255 3256 3257 3258 3259 3260 3261 3262 3263 3264 3265 3266 3267 3268 3269 3270 3271 3272 3273 3274 3275 3276 3277 3278 3279 3280 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.91sec.