100731



分解された観念を再構築し脚の生えた幼い蛙どもが
道路を横切るままに車が走り出す時間帯を避けた蟹
の群れも向こう側に渡り行方不明の調査船 ....
聞こえない音をたててガラス管は割れていた
侵入していく水銀
錆びたシャッターで封鎖され
コンクリートに水滴が溜まる

赤いランプが回ると
監視カメラの向こうでは慌ただしく
白衣のポケットからボールペン ....
見えない明日が待機する
LEDの星の宇宙を
旅すれば遠ざかる壁、天井、床
眠ろうとしていた
狭い部屋には帰れなくなり
目印のエアコン座
そしてテレビ座

通販番組が錠剤を
水の入った ....
ミンミンと鳴くこともなく
たまたま出会ったセミは
コンクリートの駐車場に
ただ しがみついていた
生きているのか死んでいるのか
さわったら ジ っと鳴いた
逃げることもしないので
ひどく ....
ぼきっ
骨ばったゆびの折れるおと

まるで、マリオネットのよう
一人では立てない私を君は何故慈しむの?


『早く治るように』


そういって塗ってくれた薬は
今でも確かな熱を保 ....
 朝、目覚めると家中クモの巣だらけ、湯気が立っているものもあれば
冷気を発しているものもある。つまり、部屋の中は煙が立ち込めていて、
まともに息も吸えやしない。気が狂いそうだ。おまけに、クモの巣の ....
暗い部屋に行こうと思って

穴に落っこちた



見上げた空が青くって


誰か覗いてるみたいだったけど


自分にも見えて








よくわかんなくて ....
あまりにも暑かったので 今日
川の中に素足をつけてみたら
ごくごくと水を吸い上げたのでした

頭の先から水しぶき
どどうと飛ばせば
白い雲にかかって 雲飛んでった

気持ちいいなあ
 ....
いいんだ、もういいんだ
これまでのことは
産まれてきて、居場所はなくって
どうしようもない日々ばかり続いて
気がついたら
何処でもないここへと辿りついて
でもいいんだ
次のひかりは見えて ....
小さな蛇のミイラも大雨で流されて
ほっとしていた
蟻に狩られた子蛇
もしかしたら毒蛇の子で
しっぽしか食べられなかったのかもしれない
食べた蟻は死んだのかもしれない
助けを呼ぶように身をく ....
誕生日おめでとうと言わないでと言われたから、言いません
だけどそれはあなたの本心ですか
それともつらかっただけですか強がっただけですか
どうか わたしのためでなければいいのだけれど
憎んでも忘 ....
「このまま
 デブネタを続けられるということは
 結局のところ
 あたしに
 未来はないってことでしょう
 
 右を向いても
 左を見ても
 デブには生きづらい
 ことばかりじゃあり ....
僕を殺した男は
誰からも尊敬される
偉い人になっていた
僕を殺した罪から逃げた男は
そのことを誰にも悟られず
人格者として慕われていた
僕はどうすればいいのだろうか
ああそ ....
言い出せずに
繰り返す日常を
憎んでいたのはわたし

君は悪くないんだよ
きみが悪い、なんて言わないから
泣かないでね

わたしは自分を好きになれなかったから
君が好きだったよ
いくつ扉を開けてきただろうか

苦しかった現実
楽しかった夢
リボルバーのようにくるくる回る

目まぐるしく季節は移ろい
人との距離を拡げてゆく
孤独の中で
恐る恐る扉を開ける

 ....
もうちょっと・・・ 待ってて・・・
もうすぐ・・・

僕の言葉を
君に 届けられるから

あの人の 待っててと
私の 待っててと・・・・・・

★,。・::・°☆。・:* ....
男はリカバリされたパソコンをみながら
バックアップの大事さを思い知るはずだったが
じわじわと不機嫌になったあとは
海のとおくに浮かんでいるきもちになった

記憶は記録とおなじなのだが

 ....
あなたの灰皿でくすぶる愛着押しつぶす
私たちの家はどれも玄関から伸びる廊下が無数に分岐し
だからしょっちゅう間違えてあなたの悪夢に落ちていた

不安が強引に掻き毟るから
アトピーが再発して横 ....
白と黒が
澄んで灰となり
風に回り
風に旋る


皆たなびき
布にくるまり
渇いたまま
濡れている


風のひとつが
曇に触れるひとつを見ている
着 ....
強い朝日が
私に当たり
つまらない泣き言をとかす
かわりに
あたたかい確かなものを
照らした
ひとりじゃない
こだわってた悲しみを
朝のひかりに解き放つ
いいこと見つけよう
あなた ....
She lives uptown.
I live downtown.
She is slender.
I'm fat

She is Japanese.
But I'm American. ....
ある日突然
メディアから垂れ流された
大量の殺戮報道が
おれたちを
一瞬にして
世界のならず者に変えちまった
殺人鬼と
呼ぶ女もいる
テロリストと
叫ぶ男もいる


気 ....
巨漢6キロ!
ファーミックスの毛玉が
あたしの横には
いつも
横たわっている

ウトウトから
目覚め クセになって
確認するしるしぐざで
カレも目を覚ます

ナァ
(なに?)
 ....
腕を魚として
捕らえる 波間に
真っ黄色な 花びらを見た
視線は確かなのだろう

真っ黄色な 花びらを
波間に浮かべて
間に 差しこんだ
お札が ふやけていく

白色ではない  ....
眠りたくない人のために
この夜はあるのだ
シンシンと迫る
闇になじむために

健康な朝を求めて
僕らは夜を過さないのだ
キリキリと痛む
脳裡とともにあるために

僕は眼も耳も失 ....
なんか冷たい物が背中に当たった
冷凍林檎
ソレは自分の心だった
水分が凍って
膨張しているから
綺麗な赤が鈍くなってて
焦った
だって冷たいんだもの
それでも齧って
だれか食べて
 ....
  あつい夜
  壁にもたれて
  女が一人
  しゃがんでいた



  街灯が
  女の髪を乾かしていた



  化粧気のない
  山芋のような顔で
  その ....
通り雨の輝きの中に
君の命を見た

雨音は
昔流行った歌のように
単純なラブソング

絶対零度の氷の中に
閉じ込められた僕

こんなに近くにいても
手が届かない
追いかけられな ....
夕暮れの街
寂しいだなんて
どこからくる記憶だろう

誰かの庭先
小池に落ちて
もがいていたのは夢じゃない

ざわついた心は
夜に自分を責めて終わる

だけどそんなものはおくびに ....
俺は砂漠の三日月に太陽の熱を鎮めるトカゲ



























 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
イカロスあおば4*10/7/31 2:02
鉄格子、その向こう側に有刺鉄線光井 新010/7/31 1:48
寝室010/7/31 0:26
セミベンジャミン9*10/7/31 0:11
眠れる森三奈810/7/31 0:08
辻褄プテラノドン310/7/30 23:59
Try Try Try4*10/7/30 23:07
夏本番朧月410/7/30 23:06
創書日和【離】離床[group]大村 浩一8*10/7/30 22:27
狩る トンボ砂木5*10/7/30 22:14
畳の部屋のあなたへとんぼ210/7/30 21:35
散々な夏[group]花形新次2*10/7/30 20:00
白い男くなきみ010/7/30 16:56
嘘八百ゆず110/7/30 16:56
リボルバーうずら豆110/7/30 16:46
*湯気藤鈴呼1*10/7/30 16:06
リカバリ乾 加津也3*10/7/30 15:40
美しい私2*10/7/30 11:12
めぐり ひまわり木立 悟210/7/30 11:00
誓い朧月110/7/30 10:34
She takes a beauty naturally.ペポパンプ6*10/7/30 8:40
イナット寒雪010/7/30 8:09
横たわる毛玉森の猫4*10/7/30 3:52
波間に見えた番田 010/7/30 2:23
シホ.N410/7/30 2:04
アップルフェイク秋也310/7/30 0:43
しゃがむ女草野春心010/7/30 0:07
レインドロップうずら豆010/7/29 23:40
トラウマ空美4*10/7/29 23:30
俺は砂漠の三日月に太陽の熱を鎮めるトカゲTAT3*10/7/29 23:25

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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