真夏の光が
俺を焼く
俺は焼かれて
灰になる
そして秋など
待ちもしない
キミはあたしに
なにをした?
思い出とはいいたくないけど
いい思い出ばかり
いっしょに笑った
ケンカもした
ほんとのコトバで話した
短い時間だったけど
恋してる
いま ....
稲光のする夜空
降り出した雨の中
いつものように娘を迎えに行く
遮断された自動車の中
音楽さえ流せば雷鳴はかき消されて
稲光もストロボに堕ちる
はずなのに一閃されるたびに心が騒つく
....
うその悲しみ
ほんとうの悲しみ
そのあいだの悲しみ
だれかの悲しみ
ぼくだけが見つめる悲しみ
あなただけが見つめる悲しみ
ひとはたぶん
悲しみにくるしみたいん ....
ベンザリン・レキソタン
この2種の眠剤のお世話になり
もう6年・・・
いちばんひどい 覚醒睡眠のときは
使っていなかったが
これを使うようになり
個室を手に入れ
一時 安らか ....
おれはくるしみたい
おれはおまえでくるしみたい
たとえば八月の朝
池をながめるベンチのよこで
たとえば熱い夜道
家までつづく短い坂のうえで
たとえばオクラを
並べた皿のマヨネーズの横で
....
純粋な自分を守り
透明でいること
内面の輝きを大切にして
貧しくとも自分の生き方を守り
真を求めていく事
正しいことをする。
君に約束したかった事
それは
1.大切にする事
2. ....
海の底にはきっと
生まれたままの
わたしがいて
何も知らない
あなたが手を伸ばす
わたしはいつも
あなたを知っている?
海の底にはきっと
わたしがいて
ぼくには廊下を走るしかないのか
なにもできずに世界の一員であることを
ぼくは駆けつけることもできなかった
文学で立ち向かえるのか
どうやって立ち向かうのか
立ち向かう理由なんてあるのか
....
頑張りを知っている
あの子の
あの子の
あの子の
頑張りを知っている
後悔はしていないと思うけれど
くやしくて涙が出るのは
つらい。
転職したいと考える。
あまりにも、職場のにんげんどもが、くだらないから。
もういやだ。と思う。
だけど、もちろん、冷静にもなる。
サラリーマンなんて、だれでも、どこでも、似たようなものだ。 ....
ふるまいがげびていて
ばかにされる
しねばいい
という
めっせーじをうけとる
ぶたなら
はむになる
しんじょうのとろが
あいての
せいさつよだつ
にぎる
ところに
だし ....
しなりと曲がる樹木 配列の整然とした
空気に雨が糸(のちの光ファイバー)をひいて回る
ホラ
結合する木のなかで落下した
根と共に拡散する
電子粒子
土
土の下に巡る雨の糸がその脳神経 ....
死んだような気分が好きでね、母さんは魚の切り身をよく買ってくるよ。
一応生きてるから家事ぐらいしようと思って、洗濯機を回すんだけど、洗濯物がないから空回りするばっかり。
あの音は幻聴みたいで嫌いだ ....
小学校から家に帰ると
母の店に勤める悦ちゃんが来ている
兄たちは学校からまだ帰らない
今のうちに二人で遊ぼう
きっと楽しい時間になるだろう
ぼくはランドセルを投げだす
悦ちゃんは少年少女世 ....
この夏が始まる頃に
僕にはわかっていたんだ
僕には二度と
夏がやってこないだろうということを
僕は知っていたんだ
だから僕は
すべてをほうりだしたいと思いながらも
すべてを見届けるた ....
美しい7月
太陽はまた新しく耀いて
波涛を映して瑞々しく
熱した白いアスファルトの上を娘たちは
日一日と灼けて
ときめきに図太くなって行く
楽しい事なら何でも起こる
碧いカレンダーの ....
霧が晴れる頃に土星の位置を確認する
優美さと沈着さを兼ね備えた惑星より
1610年のはじめましてから今日まで
こんにちは ありがとう ありがとう
話は変わって古びた書物のページに
以前の ....
樹が伸びてゆく
まるで雲を
追いかけるように
まるで青空を
突き抜けるように
どんなに伸びても
星になった
あの人には
届きやしないのに
それでも
樹は伸び続ける
....
君の趣味はマンガ本を読んだり、DVDを視たり、女の子との妄想に耽ったりしていることだと言いました。
そんな趣味に興味を抱く女の子って、あまりいないと思います。
誰かと、しばらく同棲した後に、
「 ....
日曜びだから
空をとべるような気になって
ベッドの上で
シーツを掴んでいる
ピアノは弾けないから
頭蓋のふちに立って
波立つ脳の海を
両手ですくっている
そろそろ
時間を積み ....
何で?
何で
無視するの
電話入れても
出てこないし
メール送っても
返事がないし
何で?
僕、なんか
君に避けられるようなことしたかな?
最近
冷たいね
どうして?
....
淋しくても
つらくても
私は泣かない
私の気持ちは
今は伝わらないかも
今は理解してもらえないかも
でも
あきらめず
いつかは
届くことを
信じます
口に出しては
....
僕は今
君に
とても
恋をしてる
僕の愛を
受け取ってほしい
君が好きだということを
わかってほしい
逢えない時間が
恋をつのらせる
目を閉じれば
君がいる
二人で ....
くちばしの長く伸びた蚊に足元を見られて貧血になるくらい
過不足のないライン上を歩いているから
ワタシの内側から何かを持っていこうとしないでほしい
ダレに宛てるわけでもないけれど連絡通路をてくてく ....
ジャングルにいます
密林です、どこまでも密林です
密接した林です
密着した林です
林さん、はわたしの母の旧姓です
秘密の林です
緻密な林です
わたしはリンゴをかじってます
....
しらない、でしょう
わたしのことを
ひとは「死」とよぶ
なぜかしら。
あの宇宙の闇をみ上げ
湾曲する砂浜の桜貝の
黙りこくる口から気泡を吐いて
すこしだけ雨にぬれる
夜が手放す風に透け ....
やつが通りを行くと
すれ違う人すべてが
やつの背姿に釘付けになる
アヴァンギャルドなファッションセンスに
やつのファンは熱狂する
やつはみんなのファッションリーダー
そんな ....
この小さくみすぼらしい結晶がもつ
本当の意味を
おまえは知らない
俺だけが知っている
その輝きの意味を
おまえは知ろうともしない
「キットハゼッタイデハナイノダヨ」
おまえはひん ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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