コンセントタップに
ウィルキンソンのジンジャーエールを
注ぎ込む くらい
サイケデリックで素敵な
素敵な素敵な素敵な素敵な
夢を見ていた
コントラストをハイにして
ピンヒールで地軸を ....
翳が絶滅するまえ ほんの一瞬だけ間があったんだと思う
無がはじけるまえ 人は差す日や闇でなく人を求めていたん
オレンジが輝き
街が金色に染まるとき
僕の涙も輝いていた
よく笑う君が泣いたのは
ちょうどこんなときだったね
そして黙ってキスをした
愛と哀で満ち溢れたキスを
金色の街は
....
睫を切らした螺旋の円をこの眼であやす辻となる
エモモの聞こえ記憶をヤジュゥルにぬかすはざめきを
呼び止め差す大天の緑となれ
地のあたたかな土の中で 真っ黒な夢を見て 真っ黒な場所で にいて
爪がみえてひっかくしょうのなかで撫でてくれる戦いをきいて
パソコンの画面をみて現実の場所を撫でてくれる
『今宵マケイヌ』
腑抜け野郎に負けちまった
僕の集めた宝物は
あの子にとってまったくのガラクタ
上っ面の優しさといいクルマ
流行りの服に身を包み
洒落た店でお決ま ....
微風が髪を流し
湖面を波立てる
(ほのかな水のにおい)
揺れる草の残像を
午後の残り火が彩る
(影、深まる濃紺)
誰に向けた言葉もなく
夜の静けさを待つ
(しるしに満ちた沈 ....
何が欲しい?と聞かれたら
迷わず「勇気」って答えるよ
大きな声でさ
小さく言うんだ
だけどさ
「勇気」を持つ勇気さえないんだ
だからさ
そんなものいらないよ
何が必要ですか?と ....
くもをたべる透明ないきものが
空に住んでいます
優しいナイフで切り開いて
あの日 歓声をあげて
逃げ水を追いかける
おさな子はぼくですね
ちっともつかまえられないのに
追 ....
8時20分過ぎ
小洒落れた賃貸マンションの前に幼稚園のバスが来て
長男を送り出すと
夫婦はベビーカーを押して通りを渡り、家へ戻る
梅雨明けが発表された翌朝
アスファルトは早くも紫外線を乱反射 ....
花に種類あり
花は花を選んで咲いたか
花はその場が小さな空き地であっても咲くだろう
踏まれてしまえば悲しいけど
また起きるのです
起き上がります
使命感なんかではありません
風がふい ....
大和川沿い走り抜ける
ワゴン車の窓越しに見える
遠くや近くやそのあたりに
見えるマンション眺めてるとさ
なんか不思議な気分に。
....
あの店がつぶれてしまう
あの店がなくなってしまう
あの子といっしょに行ったのに
楽しい会話があったのに
つぶれてしまう
空き地になってしまう
絵本のなかの夏に遊び
ソーダ水の ....
屋外に出ると
冷房がないので
すぐに
風を探します
それはまるで
大空に
はばたく前の
ホーホー鳥のよう
「ホーホーホッホー♪
ホーホーホッホー♪」
風の来た道を
辿る ....
公園の水たまりに小さな魚が一匹いた
海水魚のようだった
昨晩の雨に迷って
ここまで泳いできたのかもしれない
このままでは水が干上がってしまう
魚は少しずつ弱っているように見える
....
『贖罪の道化師(ピエロ)』
剥がれ落ちたピエロの仮面
溢れだす熱い涙
僕はサングラスをかけ直す
それら全てを隠したくて
いろんなモノから逃げてきた
たぶん ....
戦略を持たない国だと自嘲するのはやめろ
出張の空は群青いろになっていった
リスクのとれない国だと軽くみるのはやめろ
どぶねずみ色の雲や空が群青になっていった
グローバル化という ....
思い上がんじゃねーぞ
ただの雌だ
「子供を産む機械だ」なんてのは失言かもしれないが
生き物は何の為に生きているのか考えた事はあるか?
単なる肉便器に過ぎない
それを恋心から
崇めたりな ....
食べることが
とても楽しくて
悲しい
命を奪い続けるぼくたちに
本当の優しさなんか無いと知っのは
何時頃からだったのか
命を奪い続けるぼくらには
甘い言葉など何の役にもたたなくて ....
火柱みたいな杉だ
(触れれば降る火の粉)
にんげんのいない
夏草荒れる
河原に錆びた金網の
フェンスで四角く切り取られた何もない
空き地に
忘れ去られたベンチがあって
風雨にさらされ陽に照らされて
座れば崩れてしまいそうな
そ ....
人の恋路をおしゃかにし
三日三晩の晒し者
だけどそれじゃぁ飽き足らず
歌い踊ってはやしたて
あわれ
純真
お馬さん
ここでなければ
結ばれたろうに
関所破りに追い詰めた
お ....
さいきんわたしの酒の量を気にする妻が
ウイスキーグラスを買ってきた
キッチンの影はいいわけをする「やすかったから」
目線より高く眺めまわして高価なしろものにひとめぼれする
以来
ビールも ....
スカートの裾を直す
あなたに見えるように
恋をして恋をして恋をして、わたしに
だけど好きだって、言葉にしないで
ひとりきりの部屋パソコンですきな音楽を流す
夜も朝もようやく終わる頃になっ ....
{引用=
追憶セヨ… 追憶セヨ…
仮構の 都市のなかを 歩行する
シャボンのように浮遊する 魂たちの
それは 反ー園 ....
転がる空き缶を追う犬
犬は追う生き物だ
しかし犬は追わない
目前の暗闇を
餌の残りを掘った穴に隠す犬
犬は穴を掘る生き物だ
しかし犬は掘らない
飼い主の墓穴を
わたしはそれを不 ....
早く五歳(いつつ)になりたいと
なれば親から虐められ、飯も食えずに死んでゆく
早く十歳(とう)になりたいと
なれば皆から苛められ、誰も助けてくれません
早く二十歳(はたち)になりたいと
なれ ....
一
油蝉の羽が散っていた
数日前
瀕死の蝉の狂い鳴き
羽ばたきは
コンクリ上の背泳ぎで
けど僕は
その鳴き声に驚かされ
その鳴き声に腹を立て
ざまあ見 ....
満ちては落ちる
満ちては落ちる
何も何も
示さぬいかずち
此処ではない
何処でもない
歩き歩く
踏めるものをゆく
蝶の寄り付かない花々を
蜘蛛を殺 ....
たとえば、わたしは、とても広い大地に立っている。
大自然が 与えた ゆたかな大地。
わたしは、太陽を正面に見据えている。
わたしの 後ろには影ができている。
太陽がまぶしいぶん、影 ....
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