優しい嘘 平和を願う 雨だれの音は寂しく
男から見て女はコント
お笑いだぜマジで言ってんのかよ?
....
ことばが
うたを欲っする
ポエジーが
リズムを欲っする
その欲の
力動
渇望する波
流れるちから
世界のかたすみで口ずさむ
名状しがたいメロディ
詩情かわいて風かおる
....
旗がなびいている
誰かが、立てた旗だ
陽炎の向こうで、たなびいている
風は、あたたかい
熱が、宇宙へと広がっていく
※
私たちは行進だ
宇宙を往く行進だ
時々は小惑 ....
ああ無駄に涙が出てきて候。
なんでこんなに無駄にオンラインになってるのかわからない
いつから寂しさというものが心に居座るようになったんだろう
かなしみというのにいつから触れるようになったんだ ....
声
八月の
舌の上で溶けてゆく氷
その所作
吐息
歯
の並びを
ひとつひとつ
読み上げる
その要約の中に
静かに埋もれてしまいたい
針を
正午に合わせた時計が
生物的な誤 ....
ちょっとづつ
砕いていこう
硬くて透明な結晶
優しい夜が落ちてくるように
青い影が彩る景色
水の音と静寂
水面に残るいくつかの波紋
途切れた行く先
黒い鳥が飛んだんだって
僕には見えな ....
席替え
小学校三年生になって担任が変わった。しばらくするとその女性教師は席替えをした。授業に集中しない生徒を前の方に集め、静かに授業を聞く生徒を後ろの席にした。だいたい男が前の方にあつめられ、女 ....
ぷつ り。
ぷ つり。
私の子宮から
ゆりかごが
体外へと
去ってゆく音
白とピンクの花が混じりあい
知らない色が茂る
どちらも増えようとして消える
相手の居場所までとろうと思わなければ
変わらずにいられたのに
住みやすい土へ
どちらともなく根をのばし
....
新大久保の駅で、
暑さのあまり、ぬるくなったポカリスエットを片手に、
浴衣のデリ嬢を待つあいだ、
父親のことを考えた。
物忘れが激しいために、
再就職した自動車教習所を、
12月で ....
アップルパイみたいな女の子
サラリと長い髪がステキ
ニッコリ可愛いお嬢様
アップルパイみたいな女の子
ヒラリとワンピースをひるがえし
僕のココロも揺れ動く
アップルパイみたいな女の ....
彼女はこの夏よくがんばったから
さいごの日に
軽く打ち上げをおんな五人でする
だれもがだらだらしたり
旅行をしたりしているときに
すこし閑散としたいつもの道を歩き
....
食欲がない
アイスクリームと
アイスコーヒーばかり飲み
日中
猫のように
まるまって
まどろむ
あなたの言霊たちを
ひろいあつめ
それにつつまれて
まどろむ
....
誰かの謀略
それを利用して金儲けする
オレは暴かれることはない
誰かのなかにオレは入っていない
誰かに、その謀略に、気づいているだけの話だ
幾種類かの誰かがいる
謀 ....
交道
僕の血と
君の脳髄を
混ぜて
星を満たす
光点を繋げて
星座を創るみたいに
海が波で揺れ
僕らも動き
ベッドが揺れる
オッズは低く
ローリスク
ローリターン
とても怖く ....
海に生まれながら
潮音から逃れようとするものたちが、
水を去る夏
鯨たちが死んでいく
うみべ
―●―●―●―●―
どこかからやってくる それは、
凄烈な怒りの かたまりのように追 ....
グレープフルーツの皮膜に包まれて
団地のベランダなどから
沈んでいく
この町には地図というものがないから
日陰を歩いているだけで
まれにこのようなことがある
セミの鳴き声が ....
さよならの続き
淡々と軋む想い
僕は問いかけたい
終わること
終われること
強さより
弱さが欲しいと思った
傷つけたのは
強い想い
優しい翼が
空を奪うように
ずっと此処 ....
冷房をきかせた部屋の中で
あなたは今いったい何を考えているんですか
エッセルスーパーカップ超バニラを食いながら
あなた方は今いったい何を考えているんですか
夏の高校野球を見ていたあなたは
今 ....
92年型フォードに乗って
いつか君を迎えに行きたい
92年型フォードに乗って
君をどこかへ連れて行きたい
そうやって口説き落とした女のもとに
92年型フォード・スペクトロンで乗り付けたら
....
安値の烏龍を愛飲している
余分な脂肪がばんばん落ちる
危険な重金属ががんがん溜まる
こないだ保健所で採血をしたら
内出血して腕が大変になった
安値の烏龍が悪いんじゃないのか
高値の烏龍を飲 ....
まわりはいつもかってなことばかりしている
でもたのしそう
まいにちにつかれはてゆめみることもないわ
でもいきたいの
わたしはじがかけない
おともきこえない
....
白く 夏が終わりはじめている
僕らのいるこの部屋も
白い宙になかば浮いたカプセルみたいだ
窓の遠くから
世界の破片で遊ぶ子どもたちの声が
聞こえる
その声もなんだか ....
毎日 毎日 毎日
が 繰り返され
私たちは
様々に 無限で 複雑な
人々の 心と
如何に交差しても
不可解にしか
交わらず
数え切れない
交差した 思いを
何のためらいも なく
....
気がつけばいつも
おれはみんなの輪の中から
弾き出されて
尻餅ついたおれを
半笑いで見下すやつら
おまえたちの考えは
たくさんの人たちが喜ぶ
口当たりのいいワイン
甘ったるいも ....
いつも何もしていない
何かができたならと ただ部屋の
暗闇としての見ている
何かを
それらがあるというわけではないが
手の中なのだろうとぼんやりと
中の
手がかりに
何を見 ....
あらがわなければ、
と
おもったときには
もうあらがえない
うしないたくない、
と
おもったときには
もううしなってる
こどものころに
走っていて転ぶとき
ああ転ぶな、 ....
書き綴った文字の羅列に
ふと君が旋律を口ずさむ
吐息滲む柔らかい歌声
1,2…息吹を吹き込むように
ずっとずっと もっとずっと 声 空へ高く
もっともっと きっともっと 夢 歌え輝く
....
3222 3223 3224 3225 3226 3227 3228 3229 3230 3231 3232 3233 3234 3235 3236 3237 3238 3239 3240 3241 3242 3243 3244 3245 3246 3247 3248 3249 3250 3251 3252 3253 3254 3255 3256 3257 3258 3259 3260 3261 3262
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.24sec.