悲しみの人々は
月に祈りを捧げている
月はその優しい光で
悲しみの人々の心を癒す
だけど月の悲しみは
誰にも話すことができない
悲しみで満ちた月は
今夜も蒼く輝く
優し ....
ゲストで15分枠のところを4分朗読をし
交渉したとおりの交通費をトイレの脇で受け取り
詩は、短ければ短いほどいいと思うのだ
家族の待つ家に帰る気になれず
かといって笑笑で
あの何行目はどうだ ....
経済競争に参加できない国
貧困 今日生きる術を行使
罪悪とは何ぞや
経済競争に参加できる国
平和の努力が足りない
愛する努力も足りない
オランダに行って一発キメようが
逃れられは ....
白球を追う
その中に小さな骨が入っている
太陽は肌を溶かしていく
皮膚を腐らせて
骨がむき出しになった女は
化粧の下地で隠そうとする
服を着たままでも興奮していたものが
下着 ....
いつも 吹く 風を
手のひらにいつも
見ている 私は
ひとつ つなぎ止める
私の 思いは
どこへ そして 何を
戻ってくるのか 手に
わからない ここに 誰もいない
....
あなたの
髪を
まぶたを
鼻先を
くちびるを
優しくキスするの
首筋を
鎖骨を
脇腹を
あまがみしたい
あなたをまさぐって
吐息と汗と…
ねぇ
....
それが大事なら
少しの失敗だって堪えるもんだ
そんなことが重なれば
意外と脆くも混乱する
なんとか眠るのが
精一杯な夜もある
それすらできず
気持ちの溢れる ....
君よ
君は
どれだけのものを
あたしに
おしえてくれるんだろう
うまれてから
ずっと・・・
君は
わずか小5で
あたしの相談相手
中学生になったら
もう
り ....
空のチョークで落書きしよう
サラサラと書けば
あら不思議
文字が雲になってプカプカと
空のチョークで書いた
『I Love You』
空を流れて
君のもとに届くかな
青 ....
夜、雲がかかっているが、月は見えている。
けれど、星は見えない。
それは、晴れている日でも同じこと。
どこかに位置し、どこかに向かっている。
定まらない場所、正面。
真下を太陽が通過して ....
セーブポイントがないから
ダンジョンの最深部で極上の宝物抱えて
持ち帰れずに死んでゆく
....
奉る灯りの夏の星
あまりの暑さに消えかけた
高層雲の秋かすみ
季節を越えて幾たびの
三等星たちが
高圧線をでたらめに弾き
管弦楽も知らないくせに
なにやら口ずさむ
ホオズキ色の教室 ....
http://www.youtube.com/watch?v=ir7KqpkSiHI
ほお杖をついていた
うしろから見つめられていた
棚のむこうにのぞいている
なにかの渦のなかにいる
黒服が遠くで踊っている
思考なのか感情なのか
運命なのか
そ ....
どちらにしても
人差し指と親指とを
くっつけたぐらいの大きさでしかない
わっか
それぐらいの愛も私はもってはいないのだ
だれにも与えることはできないのだ
永遠だとか未来だとか夢だとか ....
夏の踊り子たちが、フロントラインで
そろそろお終いみたいな
けだるさをステップし始めた
ウェイターは素知らぬ顔、だけど少し冷汗をにじませて
「お帰りはあちら」と色褪せたドア ....
あなたが私の誕生日にくれた
花の写真を撮る
何度も、何度も、角度を変えて
いつか枯れてしまう花だから
そのいのちを引き延ばすために
花の写真を撮る
あなたが好きだと言っていた花の写 ....
私はもう
人間に生まれない
どんなに短い命であっても
どんなに簡単に滅びても
空を飛ぶ命に生まれたい
私は人間をやめたい
人間の今日を終えたら
一瞬のひかりになってもいい
ならなく ....
ガンプピストルで
照明弾をあげ続けた
それはそれで面白かった
夜の海で太陽をうちあげていたと笑って自慢する
さまよう廃船の望みきいて
廃船をお城にしてやったのも笑えた
まる ....
とかげたちが庭の敷石の
こんもりしたのに静止している
とかげたちが静止しているのが
なにかに似ていると思った
ちいさな蛇のような
ちいさな恐竜のような
ながいしっぽ ....
また背中にGがかかる
いや、重力ではなく塊りが押して圧迫している
左の肩甲骨の上に乗るコンフュージョン
緊張が高まり首筋まで凝ってくる
あまりの重さに頭の中で
コットンフラワーが咲き乱れ
....
ぼくの命のともし火が消えるとき
ぼくはぼくの身体を南極の雪と氷の世界にうずめたい
あの長たらしい弔いの儀式に
窮屈な棺のなかでつきあわされるなんて、まっぴら
あげくには数千度の炎にやかれるなん ....
いつからだったかな
何もかもが
大体分かった
あの時は笑ってた
何もかもが
意味ないもん
広く広く
遠く遠く
ガタガタです
歪んでます
今日も笑ってる
何もかもが
....
まるで
夕立みたいな後悔のあとで
ぼくたちはまた
眠りへ向かう
汗と涙の共通点は
においのあるところで
においの流れ方だけがすこし違う
とても違う
虹がきれいに架かるとき
....
ジジジ ジジジ
地面にひっくり返って
のたうちまわる蝉の声
もう十分生きたのだろう
鳥に食べられることなく
人間に捕まることもなく
いのちの歌を響かせたのだろう
それでも ....
うそはたれながし
ほんとうはたれながし
りくつはひたかくし
へりくつはふかし
だいたいわたしには
さいがいがわからない
かいたいのはてにしに
ばかにはわからない
わたしにもわか ....
夏の空に太陽が飛ぶ
大きな大きな太陽のひかりが
僕たちにふりそそいで
頭を地面に押し付けてゆく
車もぺしゃんこだ
自転車だけが空気を利用して
すり抜けてゆく
まるで海の中の魚みたい
....
きみと別れた日
涙まじりに眺めた夕日の
猛々しい茜色が
ぼくの脳裏に溶け込んで
きみがいなくなった夜
透き通る星たちの
無表情な青白さが
ぼくの心を塗りつぶして
....
白群の空に詩人達の言葉が消えていく
無駄に紡がれた魔法が社会から棄てられているのだ
広告を飾れ
雑誌を飾れ
作家になれ
札束になれ
楽しむことに慣れたら ....
深夜 混濁する精神
そんな中
あたしは 自暴自棄になった
一夜明けて
いつもの あたしに戻った
はじめから
わかってることじゃない
キミの素行
破天荒だって
なにを ....
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