家族愛はすべてこれを禁ずる。
愛は諍いの源であり、
家族を無謀にも守ろうとするときの愛こそは、
もっとも危険な諍いを生むからである。
落ちてゆく者は、
落ちるがままにとどめる。
かれを ....
かなしくなって夜明け
まぶしくなって朝
いらないいらないいらないよ
もう二度と目覚めなくていいよ
本当のこと言ってるのに
聞き返さないでよ
通じない言葉同士で
会話しよう
....
ノートに幹が
木陰が倒れる 転がる車をなくして
コインの葉から
水が転がり落ちていく 赤色の靴を
茶色がなびく なびきながら人が転がる
靴が倒れている 鳥と話しをしようと 飛んでいく
....
魚が 跳ね
池の周りに 津波ができる
白の波紋が 広がっていく
ブラックバスも 跳ね回って
尾びれが 水面に絵を描く
川面では カブトや
クワガタが 飛び交っていった
アブラゼミも ....
{引用=飲み込みが早くて助かるよ}
何度目かのメッセージは私の社内メールに届いていた
見過ごしてた、忘れてたなんていえない
こんなメールが、PCが使い物にならなくなるぐらい長い間眠ってい ....
たった一つでも
感情を込める事が出来るなら
嘯いた無意味な言の葉に
深さも重さも与えられるのに
明朝に目覚めるまでの数時間
向き合った壁の高さに目を背け
僅かながらの自由を数え
....
わたしの言葉のスケッチの竜巻の
なかに見覚えのない名前があった
「 西 嶋 ....
夏の終わりが
僕をくすぐるようだった
沸きだした熱が
いつの間にか
きみのかたちになって泣き出すと
僕は立ち止まるばかりだ
ここがどんな道でも
同じ
夕暮れの光は
ふたりを隠 ....
ムササビが夢を見た
空高く舞い上がる夢だ
青い空に吸い込まれる
下から見えなくなったら嬉しいな
ムササビは夢見た
青空に溶けていく自分を
空の青に消えてしまう姿を
夢見て微笑んだ
....
カレンは
桟橋の上で煙草を吸っていた
昨日
目の前で
軽自動車がトラックと衝突した
3年前
遠く離れたビルの上
人影が飛び降りた
5年前
電車に乗ったら
血だらけの男が
ハンマー ....
「脚のながいスツールのうえで複雑な味のカクテルを飲んでいるってだけで、夜を知った気になるのはやめたほうがいいわ。」
「認識を変える必要があるかもしれない。お互いに。」
「世界は熱湯のなかにあっ ....
「隊長!蝉を発見しました!」
「放っておけ!奴はもう虫の息だ!」
不確かな全てを確かなものにしていく
ひまわり柄のワンピースを見ていた
あなたに、
わたしの中でずっと壊したかった
砂時計が初めて音を立てる
ギターの弦をやさしく弾かれた瞬間、
見失った ....
肌触り
あのひとは
もういない
猫背
熱を
うしなった
最初から
あのひとは
いなかったと
夜通し
泣けたら
あきらめよう
どんな優しい言葉を連ねても
ぼくらは生命を奪い続けるしかないと思うと
赤黒い口がとても悲しくなる
ぼくはとても綺麗だったはずなのに
とても青かったはずなのに
どうしようもなく
汚れてし ....
小林製薬の糸ようじを使って
歯と歯の間を綺麗にしようと
土曜日のわたしは思い立って
ゴムサンダルに変な柄シャツ
寝ぐせと無精髭で出かけたら
HONDA DIO ZXに搭乗した
ヤンキーの人 ....
誰もお前なんか見たくないんだ
視界に入っているだけなんだお前は
フレームの中にお前がいるから
見たくもないのに見えてしまうんだ
だから早くパンツを穿いて家に帰れ
公務員試験の勉強を始めるんだ ....
真夏は
ほんの瞬間
シャッター押す間もないほど
僕の眼は今だけの
眩しい光景を切り取って
君の瞳に写る僕
僕の瞳に写る君
無限の合わせ鏡
30度を超えた真夏日
僕と君の姿 ....
あなたと
暮らした
六畳一間の
アパート
今も当時のまま
においも
昔のままに
残ってる
あなたと
一緒に
いることが
幸せだった
間違いだとも
思わなかった
....
愛は
欲望だけなのか
自分の思い通りに
相手が従えば
それでいいのか
愛は
お互いを
信じあうことから
生まれる
必要なものが
何でも
手に入れれば
相手の幸せなど
....
おおらかに
清らかに
忍耐をもって
強く生きる
私自身の
目標です
お金にばかり
執着しすぎないこと
欲張らないこと
見栄張らない
威張らない
何が起きても
どんな
....
幽霊みたく鼻で眠っているのにどうしてそんなに木漏れ日を溶かすの
耳へ押し付けた耳がかわくなってさわれれば かっこいい鉛に打たれて火傷する
おじいものの心が 変な風に変われば もう
耳へ奪われた心 ....
地中に埋められたおれ
日の光を浴びようと
地表から
懸命に手を伸ばして
ひまわりのように
太陽を求める
だが
そこから先には進めない
どれだけ手を振りかざしても
頼り ....
遺影の視線は遠い
叔母は この荒れた庭の様相を
予想していただろうか。
二十年近く、庭の入口に置かれたままの
雨曝しの軽トラックの窓から
自生した花が突き出ていた。
自宅菜園の畑は ....
あのこはタバコ辞めたのかな
一緒にタバコ吸ったこと
時々思い出したりするのかな
灰皿がないあの部屋
もう辞めたのかな
植物にも悪いしね
すすめられて もぐりこんだ布団の中は
....
草を泳いでながした歌声をふいてなれているてに
明りの燈らぬ陰の部分もゆっくりしまう握のほうも
揺らぐ音によって
支えられる日々
わたしは鼓膜に偶然を装って
きみに「好き」と云った
美しくなる途中に
きみは止まったままで
笑った
笑いながら「面倒だ」と云った
そういう ....
蝉の抜け殻を見つけた
希望に溢れて殻を脱いだのだろう
解放と自由の空
命懸けで恋するために
体が破けるくらい大声で
今が夏と教えてくれる
炎天下の中に響き渡る
原初からの生命 ....
まっすぐにしか
生きられない
だから
いいことも
わるいことも
真正面からうけてしまう
苦しむ
悩む
ジタバタする
コトバの裏を
読みとれない
未熟
....
出かけよう 国産である 新聞紙としての
自分自身である 今日一日が崩壊をしているだけ 見物をさせられながら
破壊としての至近距離を 新聞紙のことすら知らない
表紙なのであるから ラジオを広げ ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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