現実らしきものの断片が
観念的時間系列の中で
現れたり消えたりしている
僕はいつも目覚めたとき
もっと正確にいうなら
目覚めたと感じるとき
自分の呼吸器系統が
機能しているかどうか確 ....
仕方なく離れていく 気持ちの整理もつかないまま
とめどなく流れていく 風や川のような感情が
言えるはずの無い言葉を 言わせようと囁きかける
それを無視できるほどの 強い僕じゃないし
自分を慰め ....
ラブとラブのあいだに愛がある
なんだかそんな気がしてね
久しぶりに歩いてみた渋谷の街は
良い意味での乱雑さを失いつつあるようで
道玄坂下から円山町
色褪せたラブホの佇まいは老娼の厚化粧に ....
小さな恒星が
子豚の側で燃え尽きた
最後は寒天状の塊になり
それもキノコのように溶けて
地面に吸い込まれた
そんな様子をぼくは
娘と隠れん坊遊びをしている最中に
まだ仏様の入 ....
無用人間
僕は無用人間
ネジにも歯車にもなれず
風に煽られるだけの塵芥
『役立たずは出ていけ』
社会という機械が追い立てる
無用人間
僕は無用人間
でも
....
紫陽花
夏散らす 指を染めるは花の青 後ろ姿に残すまぼろし
渦
白い朝 洗面台を伝う水 ブラックホールでさようなら
時雨
安定を保つだけ 唯そ ....
だれにもある 約束
いちにちいちどの彩りだから
乱暴な手さぐりで朝を
朝を失くさないで!
テーブルにひとつずつ料理を整えるしかたで
わたしも わたしに埋もれるあなたにも
こ ....
祈るべきことが多すぎて
だから
一日が終わるのだろう
眠るってのは
そういうことかい
{引 ....
引越しの時に見つけた
ほこりまみれのアルバム
手を止めてめくってみる
生まれた時の自分は
信じられないほど小さかった
小学生の頃の自分は
今大嫌いなピースサインばかり
高 ....
き…皆から与えられる
君が与える…き
き…皆から発せられる
君から発せられる…き
いろいろな気があるんだな
勇気って 与えられるものじゃ ....
かべに伸ばした指が入るよ
失神が眠って他に星はないのかい
麓が熱くなる 胸の臓は冷たくなる
いずれ右も左も痒くなる
そろそろ交代だ 次世代の残音量
きっとそりゃ飛び降りた時や主役のとき
....
ライブの帰り
新宿のバーに立ち寄った
あたしは
そこでもビールを2杯を
グイと飲み
いいぐあいに 酔っていた
もう 終電には間に合わない
あたしは 迷わずにその人の後に
つ ....
しょうせんし えんりきちかてき
心の闘いは水ブヨ
よきゅう おかた
双子の影は羽根
しゅー ゆあ
くびまない
火の粉を巡らせて勢いを産む
火星や明かりのない青空が暗くみえるのは生きてきた眼のせい
口づけをせわしなくまた地につくはがむ
適当な歌を握り締めてみよう
空を殺す力を得た何も得ぬ力をきた
....
また変な文書
投稿しちゃいます
活字メディアへの投稿検討してた
僕なりの
自信作です
でも
やっぱ無理なんだろうなって
そんな判断で
それをこっちに投稿しちゃうっての ....
嗚呼、やけに綺麗だな
そう思う星の少ない空を見上げて
とぼとぼ歩くのは
私とあなた、同じでしょう
何してたの、
遅いじゃない、
しかめっ面したあなた
汚い ....
宵のそらを見ていたら
きゅうに体がいっぱいになってしまった
寝そべる山の稜線が
きみの額にみえたの
たちあがり ゆらいで消える
とりとめもなく広大な
だけど身近で
見ていたら ....
二十歳はいつかの幻想だった。
思い出が時計の針を進める。
ラジオがよく響く夜があり、
蟻が部屋を這い回る朝がある。
そんな時は、がらがらの電車にずっと揺られていたい。
私が景色に語りかけるの ....
いつもの場所に
いつものように
ぼたぼた汗たらして
座ってる
喉が枯れて
声が出なかったっけ
けどどうせ
だれもいないのが
この場所
糸垂らして黙ってた
黙りこくって
水 ....
今日も私の気は気づかされる。それは確かなのだろうかと思わされる。しかし今日も帰るだけだ。何もすることすらないだろう。私は今では家の意味すらもないのだろう。会社にクビにされたばかりだった。誰のことも何も ....
お前が素通りしたあの人は、次の日に消えたよ
お前が素通りしたあの世界は、次の日になくなったよ
しらなっかたから
興味なかったから
お前が素通りしたあの人は
お前が素通りしたあの世界は
たくさんの知らない人々と同じ電車に乗る。電車横転せず終点。降車し階段を下りる、42段降り左折のち道路を横断する。夏が四十五度に傾いて立っている。わたしにはわかる。人々は気付かないふりをしている。気付か ....
臓腑の裏側にまで入り込んだ言葉を引きずり出して
今夜俺はあらゆるカテゴリーに唾を吐きかける神になる
すでにあるものならもう二度と追いかける必要はない
安全圏で無頼漢気取るなら筆 ....
1DKで二・二で夏鍋
くつろぎ感優先の部屋キャンプ
ポスト実家的居場所キープ感も満喫
甘美な真似事、擬似家族
風鈴も煮えそうな業火の責め苦に
パパ役(部屋主)エコ強調で一家激励 ....
どちらでもいいのかしらん
そう思ったときに
結果って出るものらしいです
お知らせがくるらしいです
つけ は月末にくるのですけど
払う気がなくてもくるのです
おぼえとけっていわれたら
....
下方向への上昇が始まり
世界が裏返る
甘い唄をなめまわして
地球が後転する
同じ夜のしたで
海は広いの
子イルカが問う
海はどれだけ広いの
ここの何倍くらい広いの
どれだけ泳げば向こう側に着くのかな
子イルカは母イルカに問う
そして彼は
思い切り高く宙を飛び
母イルカにまとわ ....
街灯の先にある交差点、ボーッと浮かび上がる黒い物体 誰も顧みることの無い深夜 行き交う車も無い漆黒の深夜、黒い月
それは奇妙な物体、人体様のものだが、部位それぞれが異なる。体毛はうっすらと生えて ....
空に月が照っている
世界はじぶんのこころだ
失意のとき
目に映るものたちが
励ましを感じさせてくれるなら
微笑んでいてくれるなら
きみの町にいま月は燃えているか
....
その夕刻は
果てなく寂しい金色でした
誰か、
いや、何かに
からめとられたような拙さが
その時ばかりは輝いて
どんなに小さな約束ごとでも
あなたにやさしい髪飾りとなって
わたしは長 ....
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