まぁ、その世代のひとって、
まずおらんと想うけど。
当然あたしもけっこー、世代は違うけど。
オードリヘップバーン
って。
すっげ、かわいくね?
キレー、じゃ ....
○「多忙」
忙しくしている人は
幸せそうに見える
○「悩み」
若くても悩みはあるんだ!
いや若いからこそあるんだ!
○「マイナンバーカード」
ポイントではなくて
商品券ください ....
イチョウの枯葉が
舞い落ちる頃
いつも楽しみに
待っているのは
真っすぐに伸びる
イチョウ並木に現れるという
不思議な不思議な
過去たちがつづく時の道
一枚一枚の枯 ....
夢よりも
正しい気持ちを投げ棄てて
ブラックコーヒー好きのあの人
ねぇ、なんで
もっともっとを目指せへん?
くすり指まだ真っ白の白
悪役に
憧れている ....
浅い眠気が長く続く
つまりは一日中眠いわけで
なにをするにも中途半端
気持ちもゆらぐ
身体もゆらぐ
危険きわまりないことに
気づいたりもするけれど
眠気を解消する術などしらず
夜、就寝 ....
金星が見えたよ、
暮れゆく空の
透明な青に
輝き出で
それは確かな遠さの刻印だ
燭台の
蝋燭の炎は
ゆらゆら揺れて
聖書は漆黒の闇に
白い枠組みに包まれ現れ
....
死ね
カス
尊師はゴキブリ
うんこで生きてる
けつの巣
分かったか
豚小屋で仕事し
ゲロで生計たてて
まん こを見て
鼻毛むしりながら
けつ毛を ....
点は線になって
そして
裾野は広がって
裾野は輝く草原としての
青い営み
わたしたち
純然たるacidだから
溶けるエナメル質
ほら、最後の乳歯は抜けて
鼻先でワルツを踊る
わたし ....
響きあるもの
ただあるもの
意味なき宇宙の
ただあるもの
響きあるもの
宇宙のあるもの
響きに潜むもの
ただ在るもの
意味超え宇宙の
ただ在るもの
響きあるもの
宇宙に潜む ....
目を覚ましたおれは椅子に座ったまま縛り付けられていた
目の前に立つ男は謎を解けと言った
謎ってなんですか?
これだ。男はハンマーを振り上げて振り下ろす
肘掛けの上に固定されたおれの右手の甲は叩 ....
住み慣れたこの部屋に
差し込む光が感慨深く思える
西向きの窓からの日差しが
夏にはハンマーのように
体感不良を与えてくれる
そして秋深まるこのごろには
....
{ルビ銀杏=いちょう}さざめくつめたい朝
靴を片方なくした人影を見た
暗幕の蝶も枯葉に埋もれ
くちびるにもうふれることはなく
寝息のように自転車は
静かに時計を回している
{ル ....
ドライバーのみなさん
テロリストなんて
身近にいないと思っているでしょう
実はあなたがテロリストかもしれません
ドライバーはウィンカーを右に入れた瞬間
テロリストへのカウントダウンが始まりま ....
○「ノー」も言えないと
自分の道は進めない
○「金と女にルーズな人は
いくらやさしくても
信用できない
○「一番肝心なことは忘れやすい」
○やさしい人よりも「責任感のある人」か ....
あなたの前から消えてあげよう
ごめんね
それくらいしか
してあげられなくて
案外難しいのだ
ある種の人には容易なことが
別の人には簡単でない
ただいなくなることが
こん ....
遠い遠いシベリアの
極寒の空気をのせて
冬鳥たちがやって来た
街では木枯らしが
木の葉を散らし
フトコロのお札も散らす
裸にされる老木に
わが身を重ね
戦争を
止 ....
*
今年もまた、私はこの椅子に坐って、紙縒りのように詩を書いている。
緑色の、温度の無い砂漠の中を、両腕で飛ぶようにして。
優しい私。 ちっぽけな私。 私は私に纏わるもので出来ていて、
私は私 ....
明るい、明るい心を探していた。切り刻まれた自己は、けっして元には戻らない。ああ、どうして? 天気はこのように移り変わって(天気予報を無視して)、わたしの上に雨を降らせる。晴れた空ではなく、雨が救いに ....
薄暗い闇のなかを
自由に躍る
漆黒の闇の切迫
予感しながら
夢はみない、
希望はない、
絶望はない、
ただ此処に留まり
この薄暗い闇の位相に、
自由に躍る
真夜中、 ....
〈埋没、〉しているのだ。
結実しない花に火を注いで天鵞絨に暴き立てる
命を投げ出しても、斑の比重
そのことだけを静かに考え込むように。
ゆうに百年、朔は広がり|値《あたい》を傾けた、虚 ....
愛しい、という感情
愛しい世界、というオドロキ!
アジの開きが店頭に並べられ
幼子は母親が店内で勘定を済ましてくるのを
待っていた
アジの開きを弄りなから、
長らく長らく待 ....
辛くとも 悲しくとも どうして
私は 生きていく
生まれた からには 生きていく
そう 考えたら 単純だけど
とっても 辛い時には どうして
....
夜空に 満月 が 光る
美しい 満月が 光る
今日限りの 満月が 光る
一瞬の 美 の 満月が 光る
明日以降 欠けていく 満月 が 光る
....
ぶらんぶらんと
そらをみる
ゆらんゆらんと
くもながれる
つきぬけるあお
あおいでいる
わたしはこれから
いなくなる
あかるみに
あおぞらはなつ
あかるみに
あるものあるもの ....
誰にも教えていない
君に初めて教えて
いつしか二人の場所になった
もしかしたら他にも
知っている人はいるかも
何処かは言わないけれど
美しい場所
安らげる場所
僕の知らない ....
しまうまの背中のほとりから
ぽとりぽとりと
鳥がしたたり
私は保健室にまたがる
星と星を繋ぐ線の上
補助輪の外れた犬が
がーがーきぃーきぃー吠えている
森を抜けると
海があり
こ ....
○「生きている」
虫も鳥も魚も
自前で生きている
○「大臣」
失言の時だけ話題になる
地味な立場のようだ
○「和牛日本一」
人間がおいしく食うために
精一杯大事に育てられる
....
月光が
いまだけ欠けてる満月の
空みあげれば南天の鳥
冬間近
さーって吹いてる夜風なら
月をレモンにみ立ててほほえむ
弱くって
からだがその身を揉みしだき
泣きたいくら ....
青い川の写真をみた
あなたの引き出しにこっそり隠してあった
どこに流れているのかわからない
冷たい夜明けの川だ
(どこか遠くでそれとも耳元で汽笛が聴こえた気がして)
あなたは ....
ひとりで温泉に今日は出かける
幸せであることを探している感覚は
ラジオからの 微かな 言葉を捉える
ハンドルはあの頃のように冷たいのだ
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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