突然着メロを歌った携帯電話が
静寂の中伝えたのは
友人の死だった
半年間
人工呼吸器に括られた彼は
むしろよく生きた方だと
母親の声が途切れ途切れに
電波状態のせいではないことが ....
暑かった今年の夏
やっと峠を越えるみたいです
お元気ですか
気圧
狂ってはいませんか
西風は去り
髪もようやくほどけてゆきます
あなたもわたしもなんとか乗りきりました  ....
 笛を吹いて
 雲海を渡る
 太陽ばかりの空を旅した
 何処かの山肌を眺め
 草原は遥か



 笛を吹いて
 湿原の広がる
 空を反射させる光の伝言を ....
知らぬ間に 母がエアコンを入れている
こんなにぐっすりと眠ったのは 久しぶり
右の足元に星明り
首周りが心許なく タオルケットを深く被る

幾重にも重なる虫の声
「まだ夜中よ ゆっくりとお ....
炎に焼かれる
ジリジリと下のほうから
身体全体を・・・

苦しくもあり
喜びでもあった
焼かれている一瞬一瞬

あたしは灰になり
再生した

数ヶ月前とは
顔つきも違う

 ....
僕には複雑な日
多くの人の何にもない日 はっきりと
僕にとっては そんな気がする 
僕の誕生日の 一日が 終わった 


海の縁で
海水に疑似エサを垂れた 
ラジオ局の 聞いていた
 ....
夜の尻尾
寝静まった公園を歩く
親知らずの街灯が目を突いて
星のインクがかすれて

孤独な湖の砂のように
清らかでないものは沈んで
私もそろそろ沈んで
もうたくさんだといって

朝 ....
君の名前を呼んでみた
小さな小さな声で
寂しいって言ってみた
そしたら涙が出たんだ。


好きだよ、好き
大好き、愛してる


君の優しい声が聴きたくて
携帯電話のアドレス帳を開 ....
妖怪よ 妖怪
どこいった
エシャロットの森のなか
たぬきときつねがコンバンワ
ついでにオイラも今晩は

素顔か真顔か梅花藻は流れ
おまえおまえおまえ
おまえさ
 ....
夕焼け色の空を見て
君は癒されるでしょうか
あの日、
海で見た
あの空のように
終わり行く一日を
溶かすように
僕らは終わったのでした

愛しています
と呟くたびに
コップの中の ....
やさしい気持ちは
赤子のむせび泣くそれに
似ているかもしれない

なにがやさしさなのか
わからなくなることがある

ただ強く抱きしめるだけのうそも
飴をひとつぶあげる掌も
好きという ....
勝手に大きくなったように
自分を自由に扱う
好んでここにいるんじゃないと
すねた瞳で横むく

夜に救われたがる
星にこたえを求めて

みんな同じ
だとか大丈夫だとか
そんなセリフに ....
かきなぐりの愛でカタメタ君の名を
ずっと扱いている そんな時代だった

時の形は虹色の草木
花瓶に子供をいれて傷口にキスする
爪の美しい君でいてくれたらなあと 思った
そんな時代だった
 ....
何だか美しくて人目を引く冒頭と

























斬 ....
おしっこ漏れそう おしっこ漏れそう
おしっこ漏れそうな感じで生きて
その生きる勢いでお前をロックしたい
お前はおしっこ漏らしてOKだ
イッちゃった後の平和を江戸時代よりも長くお前に味わ ....
あなたを信じて
涙降る

もう来ちゃいかがと
カッコウが鳴く
カッコウ♪
カッコウ♪

ああ
京急デパート
大きいサイズの紳士服専門店

「5L以上は取り扱っておりません」
 ....
熱があったから、君は恋をしてたんだろう。

ダメだと言っても、聞く耳も持たずに。

うなされるように、狂うように。

君は、恋をしてたんだろう。

秋の夜みたいに、急に冷めたのは、必然 ....
そんな「 準備 」など
僕にはもちろん、
できていなくて

覚悟なんて
どこ探しても
見あたらない。



ちぎれるくらい手を振る

笑顔で。


またね。っ ....
南部風鈴の音
風に乗せ
山越え
きーんと鳴る

見るも無惨なお前の笑顔
腕は白い
うちひしがれた隣に空が
はっついてる
いっときも目を逸らすな
言ったのに

泥のように夕日を沈 ....
わたしは
鬼を育てている
小さくて可愛い
鬼を育てている

百年を わたしは三つに分け
大きいものは土に埋め
小さいものは火で燃した
一つ残った手まり程のを
わたしはするりと飲み ....
わかりきってることだけど
それがそこにあることが重要なのかもね
なにも言い切れないぼくたちが
届かないなにかをほしがることは必定で
それがそこにあるってことだけが重要なのかもね
あなたがたと
話したり
笑ったり
していると
こころが平べったくなるのが
よくわかる

あなたがたは
正直で
親切で
寛大だが

あなたがたと
話したり
笑ったり
し ....
渇く忘れ去られた庭に光があった
錆びついた鉄柵はきしみを告げる
ほしいままにはびこる夏草が
風を連れて通り過ぎてゆく


忘れ去られた庭の
土は乾いて陽盛りだけが
影を作り 思い出を形 ....
1+2=

「たけちゃん。
 おつかいにいってもらえるかな。」
「うん。
 いいよ。」
「みかんひとつとりんご二個買ってきてほしいの。」
「ひとつとふたつ・・・・。」
 ....
               100909






箱の中から
取りだす石ころ
お弾きのように一列に並べた。
テーブルの上の石ころたちは
鈍い色を放ち
眩しそうな目をし ....
半音の半分くらいズレていたと思う
そのオルガンを初めて見たとき
音の鳴らし方が分からなかった
ようやっと曲が弾ける様になった頃
引越した先にオルガンは無かった

あれは楽しい音だった
未 ....
産婦人科の女医の
知り合いもいなければ
メメクラゲに左腕を噛まれた
覚えもありません。
しかし、左腕が痺れてます。

左腕の痺れは
ネジの絞めすぎだと
何かの本に書いてあったので、
 ....
僕がいつも
軽薄そうに笑ってるのは
僕の気持ちが
てれやさんで
表に出てきてくれないから
失意の童話の王子様
白雪姫にキスする振りをして
吐き出された毒林檎を
もう一度飲み込ませてしまった


失意の童話の王子様
割れたガラスの靴を
貴方はシンデレラに履かせたの

 ....
考え方をシフトして、
例えば、日曜日に、女の子と遊ぶ。
というふうにすると、
じぶんの都合に合わせるので、当たりが出ない。
そうではなく、
女の子を選ぶことに、自分のシフトを合わせる。
そ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
Go On寒雪310/9/10 7:56
詩翔アラガイs2*10/9/10 4:54
笛吹きヨルノテガム210/9/10 4:02
新涼アマメ庵010/9/10 3:56
森の猫3*10/9/10 3:28
誰かとバースデー番田 3*10/9/10 2:44
深夜徘徊七氏110/9/10 2:30
憂鬱恋飴110/9/10 1:37
妖怪アラガイs1*10/9/10 0:54
夕焼け、秋真山義一郎1910/9/9 23:56
九月は誰もが遠ざかるみぞるる410/9/9 23:53
底辺の陽朧月110/9/9 23:24
大げさなヒステリックマサトシハラ010/9/9 21:48
アパッチの雄たけびTAT0*10/9/9 21:40
汚い詩新守山ダダマ110/9/9 21:25
上大岡で逢いましょう[group]花形新次2+*10/9/9 20:34
創書日和「平熱。」狠志110/9/9 19:51
また、ね。Sa;010/9/9 19:51
くろがねしべ510/9/9 18:39
鬼を育てるはるな210/9/9 16:11
わかりきってることだけど110/9/9 16:09
対岸0+10/9/9 16:06
緑の蝶[group]石瀬琳々7*10/9/9 13:48
1+2=乱太郎11+*10/9/9 13:01
ぼんやりあおば4*10/9/9 12:41
鞴のオルガンプル式410/9/9 10:41
ねじ式変身……とある蛙12+*10/9/9 9:40
てれやさん寒雪110/9/9 6:18
王子様梨玖010/9/9 1:08
今日(水曜日)の女はだいろ110/9/9 0:03

Home 戻る 最新へ 次へ
3193 3194 3195 3196 3197 3198 3199 3200 3201 3202 3203 3204 3205 3206 3207 3208 3209 3210 3211 3212 3213 3214 3215 3216 3217 3218 3219 3220 3221 3222 3223 3224 3225 3226 3227 3228 3229 3230 3231 3232 3233 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.64sec.