透明なコスモスがつぶやいて
風鈴の綿雲は
はやぶさの風来坊となって消えた
かがり火ょ
赤いランプとともに
燃えつきょ
鬼火ょ
白い灯台とともに
燃えあがれ ....
やぁこんばんは、プラネタリウム太郎
星好きな座敷童子
まずは一献
詩の朗読会、即売会
駄洒落ナビ
星合いクッキングスクール
プラネタリウムだからって
星を見るだけでなくてもいいの ....
膝に埋まり
泣きたい
苦しい
悲し
雫
月
赤
人間サンドバック
人間ダストボックス
人間スモーククリーナー
低音の太鼓が
心に響く
傷つく
ため ....
世界は終わるのだ
と、高らかに宣言する少女の
耳元に 蝶の呼吸を
あてがう
溶ける息 ああ やわらかい
だれかがカーテンを開く
閉じきった窓の中には透明な壜と生殖器
暴力がにおう はてし ....
お兄ちゃん仕事は?
外回りの途中なの?
こんなところにひとりぽっちで
噴水のそばでジャムパンかじって
なにやってるのお兄ちゃん?
さみしくないのお兄ちゃん?
どうしてそんなに童顔なの?
....
おこがましいとは思わないのか
お前はなにを勘違いしているんだ
お前はなにを勝手に重ねているんだ
お前が心の拠り所とするものは
お前とは全然比較にもならないほど
熾烈な生存競争の中に身を置いて ....
俺は完全にフォロワー
それもまがいもののフォロワー
誰が見たって一目瞭然
俺は完全にまがいもののフォロワー
人生だってなんだってそう
フォロワーにならなきゃ
フォロワーにならなきゃ俺は
....
前は幻 背後は揶夢
底には目 画用紙は人をみたくて流れ来る
股で支えていた文字が消えて 心変れずに唇にはいる
らしい歌をうたえばこの周りの空気は耳をすまして聞いてくれる
これが人だ だえきに包まれて 舌の上でゆっくり眠れる
いつも変れぬ闇を愛して 守 ....
五感がはたらく
浅い水溜りと分厚い雲の間で
体に纏わりつく
甘い匂いと濡れた風の中で
紫陽花を手折る
カタツムリを殺す
隠された傘の中で
....
封印しよう
あの日のキモチ
封印しよう
あの日のトキメキ
封印しよう
キミのメルアド
封印しよう
キミの声
封印しよう
キミの写メ
封印しよう
苦しみの日々
....
あたしたちには今と過去しかないね
だから20XX年、あたしたちのとなりに
あたしたちがいるのかどうかの話をして
おんなはいつもさいごにそう言った
おれはそのときわかったんだ
....
鏡の中のあたしは
毒りんごを持ったお婆さん
あの娘の笑顔を壊したい
醜い心のお婆さん
優しく近づき猫なで声で
このりんごを差し出せば
きっと食べてくれるはず
疑うことなどないままに
....
俺は結局
自分のことしか語ることしかできなくて
公共性とか語ることができなくて
独り善がりなことしか書けなくて
それでも俺は
自分の気持ちを正直に書くしか無いと思って
間違っているのか ....
目の前で
人が血を流すのを見ると
自らの肉体が滅びる
と感じるくせに
ブラウン管の向こうに
押し込められた命の破片を
せんべいを食べながら
眺めることが出来る僕
死ぬか ....
からだがからだを残して震え
雪のはじめのひとかけらを知る
もういちどの無い
もういちどに咲く
底まで呑まず
わずかに残る空を見つめる
青は低く
灰より遠く
....
入浴(4)
今日も黙っていたのに
妻は頭と体を洗ってくれた
心の中で歌を歌った
愛の歌を
妻は看護婦をしている
月に40万円以上も儲ける
僕は10万の収入
僕たちはとっても仲 ....
なぜ街に光が届かないの
それを知って何になる?
知らなければいけない事がたくさんあるのに
たくさん
たくさん
あるのに
夜を覆うのは闇では無く光であってほしい
朝の光や
昼の光
夕方 ....
私は本の中で見つけたい
確かな街を見させられた気がする
風のようなものとして
場所なんてもの 何も 夢には無かった
いつだって わからない
何なのかを 見ていた
これは何故なのだ ....
晴れわたる青空に舞う更紗
けだるい午睡にあくびした一日
五感に溢れていた熱を
そよ風が駿馬にさらってゆきます
髑髏【しゃれこうべ】に讃美歌なんていらない
突然の嵐に
あ ....
窓をじっと眺めていたら
動物が走りすぎてゆくのが見えた
まずはじめは弱い動物
次には強い動物が
僕が見ている目の前で、弱い動物は追い付かれ
足の骨を突き出したかっこうで殺されて食われてしまう ....
いちばん好きなひとと
けっこんしたいとおんなは言う
だからそれを
かんがえるようにとおんなは言う
ぼくは頭がい骨のまわりでかんがえる
後悔とざいあくの海のなかにいる
....
むかしジャイアンツの
王貞治選手が
七百五十六本目の
ホームランを打った
なんてことは
君たち若者は
知らなくていいことだけれども
ちょうどそのあたりに
同級生のお ....
けんけんぱをしながら
あの日の顛末を見ていた
ほとばしる水しぶき
暮れかかる ガーゴイル
けんけんぱをしながら
あたしはどこまでも無敵だった
孤独なガゼルみたいに
....
海月のように あなたの睛に吸い込まれたい たゆたうだけで あなたを満たしたい わたしを隣に置くのは どうして ? 触れてよ 手をかざすことは しるしにはならない あなたが吸い込まれたら わたしは躊躇う ....
むくむくと 湧き出るのは 入道雲と
相場は 決まっている
真夏なんだ
スコールなんぞ 当たり前なんだと 吠える声は
真っ暗闇に近い 雲の隙間と
アスファルトに 吸い込まれ ....
血は立ったまま眠っている
生きる事はやり過ごす事だ
....
つらいのも 嬉しい気持ちも
分かち合えたらいいのにな
夜が明けたら朝が来て
きっと私はしゃんと立っているよ
たくさんの巡り合わせの中で
弱さを抱えながら それでも強く ....
暗い部屋
整理はされている
整理はされている
光る風船
紐を掴んで
紐を
ミサイルが
その民家に撃ち込まれました
白井さん家
あぁ、
さよなら
白井さん家
ミサイルは
....
不器用な視線で
私の背中をなぞる人
その深海の底までひとすじに
繋がる台詞が浮かぶなら今
けれど
ただのひとつの言葉を
手繰るよりもずっと早く
分厚い波が途切れず ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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