この冷夜、
肉の激痛発作に
垂直の時間帯は破壊され
雨雨雨雨、降り降り降り
開いた聖書、白く縁取られ
漆黒の闇に浮き上がる
在るもの在るもの、
すべて濃密に
問いを発散し
....
ウルトラセブンさんへ
ザイムクレクレ星人に操られている
怪獣、キシダノドン、キンシュクノドン、シンジユウサウルス
みんなスペシウム光線でやっつけてください
ザイムクレクレ星人は ....
ひとはかくことでしか、解消されないものがある、じぶんはじぶんいがいにはなれないんだ、じぶんはじぶんでしかないだ、じぶんをさがしたってじぶんいがいになれるわけじゃないか、じぶんをさがしたってじぶんいがい ....
発 三千世界の鴉を殺し 主と朝寝がしてみたい
脇 朝の鴉で目が覚めるそんな生き方してみたい
セフレの先にある死の不安なんか打ち消し生きたいな
鏡をみてよダメオヤジ、ヨレヨレの背広 ....
いつものようにスカしっ屁
つきたい嘘じゃないけれど
ついている自分が恥ずかしい
だからと言って真実の
音出しっ屁をしたならば
マナー違反で恥ずかしい
溢れる涙をこらえるように
今も誰かが ....
J・D・サリンジャーの事を考えると泣きそうになる
ホールデン・コールフィールドの事を考えると哭きそうになる
スティーブン・チョボスキーの事を
チャーリーの ....
それでも私は
詩を
書いていく
できる限り
命をこめて
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
健常人にも
病人にも
詩の好きな人は
たくさんいて
私の友だちは
今日も
片手間に
詩とおつきあいして
1日を終える
生命のために
変わり映えのしない
気づいてからも ....
もっと 歳をとって
認知症になったら
にこにこ笑って
ぽかんと一日中静かに
座っている おじいさんになりたい
疑り深い 夜叉や
怨念がましい 般若には
な ....
旧い映画を観て
思い出す
昔の 悲しみ
大画面の なかでは
むかしの 美女が 踊る
私が 観ていたのは ミュージカル
美しい 女性が 織りなす 夢の 数々
....
しあわせのかたちをみつけたら
はるになるだろう
かなしいあきは
おわって
しものふるふゆになるだろう
ゆきがふるだろう
さむいだろう
それでもひとははたら ....
○「生きがいを求めて」
自治会長とか民生委員とか
やる人がいなくて困っている
年を取っても
何か
「人のため世のために」
やれることがあれば
やるべきである
それが
生きがいになるは ....
本を読め
本はいいぞ
学びがある
と言われると
読みたくなくなる
マンガを読むな
たわいもないぞ
バカになる
と言われると
読みたくなる
スマホなら
何はなくとも
見て ....
1
それは、ちょうどぼくと入れ替わりで、定年をむかえて辞めていったおっさんがどこかの河原で拾ってきたものなのか。
トラックのフロアにあったそれは、ドアを開けるたびにあまりにもころりん ....
{引用=空白葬}
空白を肥やそうか
みかんを剥くみたいに
あの赤裸々な寡黙
仰け反って天を食む
ことばの幼虫
インクのように膨らんでゆく影
化石は顔を残せないから
ハンマーで殴っても
....
いままで亡くなったひとびとの
すべての墓に供えるには
花が足りない
そのことをかなしむこともできないほど
墓標は増えつづけている
忘れられた
記されなかった
記憶のなかに
わた ....
結婚10年目、いろいろと、限界を感じています。
妻がカマキリに見えます。
ちくしょう、喰われてたまるか!と、
ちょっと抜けてるところが救いで、今日はデタラメ言って、
遊んできた。
....
かなり前から
LGBTに下着泥棒も
加えて欲しいと訴えてきたが
なかなか認めて貰えないので
今回はアナルセックス愛好家を
加えるように訴えたい
この場合のアナルセックス愛好家は
ゲイのそ ....
ゆっくり舞っていたい
こまかいぬくもりがいい
別にあなたに
興味はないの
糸をたぐれば
かすかないつわりに欺かれても
ことばの行方は感じてる
どちらかといえば
くらい方が好きよ ....
*
古びた本たちだけが僕を知っている。
僕と一緒に古びてきた、本とノートのある場所、
そこだけが僕の故郷。
寂しい遺伝子。 物質なんて信じないけれど、
寂しさだけは信じている。
*
....
甘くて
全ての花から
名前を取ったような
春の香りだ
手首に撒いて
授業を受けたから
ノートに
ピンクの風が吹く
鳥は飛べるだろうか
恋は運べるだろうか
鼻から抜ける
....
夜に浅い眠りを過ごしていると
その夢のなかにどこかとおくの
海の波の ざわめきが入りこんでくる
未来への何かの予兆か
遂げられなかった過去の思いへの悔恨か
そのざわめきはこの脳を支配して
....
昨夜の味噌汁には
黒い目の海老と、刻んだねぎと
白いハツが入っており
骨を気にして{ルビ喰=は}んでいたら
私の前歯の隙間から
か細い小骨が、一本とび出した
指でつまんで卓に置き
....
○「田舎の医者」
田舎の医者は
かわいそうな気がする
いつも年寄りばかりで
「先生、原因はなんでしょうか?」
「そうですねえーもう歳ですからねえ」
「歳ですからねえ」で
たいていの年寄り ....
禎三じいさんの心肺は
焼玉エンジンで出来ている
血走った目ん玉で
真っ赤な火をぐるぐる吐き出す
禎三じいさんの体は
長い年月をかけて
魚どもに食べられてきた
腕や足を食べられてきた
禎 ....
久しぶりに乖離感を感じた
魂と肉体がうまく同調していない
身体はここにあるのに
心ここにあらずという
あの感じが蘇った
解決しなくてはならない
色々な問題があるのに
思考が停止してい ....
自分の心に
神がさしてくるように
生きていくこと
油断すると
魔がさしてくる
世の中のできごとが
このことをよく現している
自分の心こそ
大肝心なり
日本の将来のことについて話をしよう
道路は町道、市道、県道、国道をそれぞれ
自動車のEV化、自動化に適した道路にしよう
全国の道の駅に充電スタンドの整備を
高速道路の完全四車線化を実現しよう
....
山口瞳がやったような
地方競馬場巡りを
youtubeでやりたい
競馬場だけじゃなくて
競輪でもボートでもオートでもいい
安宿に泊まって
酒飲みながら予想して
翌日レースに出掛けて
1 ....
葉影は優しく
金色の光彩に
濃い斑の筋を引き
森の入り口に
伸びていた
目に見えないもの、
目に見えるもの、
それぞれ同等に
照らし出す
秋の日差しが
彼女の瞳の奥に
不思議に魅 ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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