女を抱きたい気分でもなく
ただ、見ていたい
風がセピア色
入道雲の思い出
「バニラスカイ」を見て
あなたはどう思った?
彼女の言葉を思い出す
力を失った男が
荒野をさすらう時
相棒は ....
何とか追いついたもので袖をふるなんてふとした呼吸がある落ちこみ隔て窪み凹み雨宿りする気なし縞模様の空は晴れている夜だ
君がわたる
私がある
前から踏んでいったステップが宙の階段を蹴着 ....
昭和42年、栄光の巨乳輪とともに産声を上げて以来
今日まで43年間、巨乳並びに乳輪のために絶大なるご支援いただきまして
誠にありがとうございました。
皆さまから非難、中傷、嘲笑を受けながらも
....
自分のことで
人の手を煩わすことは
恥ずかしいことだと思いなさい
それに気づかないことは
恐ろしいことだと思いなさい
いつか
それに気づいたならば
感謝しなさい
はじまりのすべては ....
ねぇダグラス
「たんぽぽのお酒」を読んだよ
ねぇダグラス
本当にタンポポを醸そうか
白や黄色やピンクなの
タンポポにもいろんな種類があるから
選抜育種とか品種改良とかして
タンポ ....
お菓子の世界には
心踊る響きが幾つもある
カップケーキのプケという脱力感
ホワイトチョコのイトチョコ・イメージ
ベーキングパウダーの
グパという響きは異国情緒深く
レバニラ炒めの中 ....
有楽町で吐き出されるとホームには、冷えた焼肉の匂いがながれていた。
あたりは、群青だとかすみれいろの狭い空を背にした明かりのついたビルばかりだ。
この懐かしさはなんであろう。(私は暫く)ホ ....
眠れない夜
蜘蛛の子達が蠢き出す
無数の血管に入り込み
チクチクと毒針を刺す
体は痙攣してハイになり
脳に届いた毒は
死の自動思考を始める
蜘蛛の子の毒は
精神を少しずつ殺 ....
おお!惨めな言葉よ
食い千切られた月の破片
ヘロデ王に捧げられたパウロの首
銀の皿の上で
罵られる美徳の使者よ
....
スクリーンの中で君が笑うのか
だとすれば僕は観てみたいけれど
別の旦那と隣り合わせに腰かけて
スクリーンの中で笑う君を観ながら
同じタイミングで笑いたくはない
同じタイミングでペロりたくはな ....
お前が淫乱な女だって知ってたけど
よそに何人も男作ってんの知ってたけど
そいつとアナルセックスをするのだけはやめてくれ
お前をいま後背位でがんがん突いている俺の眼前で
アヌスが開いて閉じて開い ....
夕暮れの街角に全裸で立っていたんだ俺とお前と尚侍が
俺たちはいつだってはにかみながら全裸で街角に立っていたんだ
法治国家としての日本はもうその時点で機能不全に陥っていたんだ
夕暮れの街角に全裸で ....
赤い羽根の鳥は歌っていた
ルルル ルルル 私は元気です
赤い羽根の鳥は歌っていた
リリリ リリリ あなたはどうですか?
赤い羽根の鳥は歌っていた
ラララ ....
主の居ない壊れかけの蜘蛛の巣に
わざわざかかった薄茶の蛾
そこに光でも見えたのかい
でも人工的なものなんだよ
ごらん、あれが唯一のものだ
電線が張り巡らす中
四角い結界にみっしりと ....
美味しいと感じたら負けだと思っていた、僕
未だに美味しいとは感じない
が、
5年前より、舌が大人の刺激に応えられるようになった
ついに大人の階段に足をかけてしまったのね・・・o ....
青い空によく映える
突き出た看板にはバイキングの文字
どうぞご自由に
雲がそう言った
飛び石のように並んでいた
まだ夏服の少女の
むき出しの肩が
風に触れられて震えた
自由に
ひ ....
草が萌えていた
道しるべ。
週末には罠をかけるぞ
と
輸入物のスコッチを片手にベンはサムに声をかける
彼らが操ったオークランド産の馬はずいぶん年老いてはいたが
お互いに意志の ....
げんこつであごを支えている
机上の散乱物をながめて
あがきつつ果たしている
四次元から背負わされたミッション
ひとつひとつに浮き出ている
カルマからくくられた押し花の自分史
あ ....
おととい、この町はもう終りだと誰かの「影」が千鳥足でふらついたまま標榜したのがはじまりだった。
きのう、よその町の「影」が焦点の合わない眼でニヘラニヘラ笑いながらやって来て躊躇なく私たちの「 ....
俺の腐った血で
皆に
ぬぐいようのない嫌悪感と
締め付けるような嘔吐感を
頭蓋骨の裏に
へばりついた剥がれない
俺の思念に
永遠に悩まされ続ける皆を
俺は白昼の死角から ....
六月二十七日は、
私のしるひとの命日です
あの葬式では、
天気雨降りました。
七色の午後
左手薬指の約束に花輪をそなえました。
あの天然水は
このからだをとおりながれることはなくいま ....
{引用=
誰がお前に主を与えたのか
−神がです
誰がお前に主に従えと言ったのか
−神がです
}
自由なる労働者は 安定した雇用が保障されず
年老いたときに 生計を立てる手段を持ち合わ ....
101001
ミズノさん
並四ラジオが
故障です
すぐ直してください
明日もお勤めだと言うことは承知してますが
今晩中になんとかし ....
家にはじめてテレビジョンがはいったのは
ぼくが八歳のときだ
十二月の寒い午後
第九交響曲を唄う白いブラウスの女性たちが
画面に映る
カメラは三人くらいずつを順番に写していく
近くにだれ ....
自動販売機のコイン投入口に
すいこまれていく女の人をみた金曜日の夜
ポッケの底のおつりの枚数をかぞえていた
裏面をやさしくなぜながら
口当たりの良い絶望味のコーラをぐびぐびのんだ
昔乗用 ....
ひとりぼっちは
自由だと
わたしは思っていた
ひとりぼっちは
淋しいとも
わたしは思っていた
道ばたに
ひからびただんごむしが
死んでいる
だんごむしが
息 ....
彼は知らない
こんなにも想っていることを
彼は知らない
こんなにも憎まれていることを
彼は知らない
何も、なにも、ナニモ…
そして、彼は知らないまま生きて行く
何も知らな ....
足首に巻き付く
風が 頬に
突き刺している
私は知らされた
私は何かに
手にさせられた 私の
希望を 手に入れた
私は 無一文だ
....
つまづくはずのないところで
足をくじき
恋に
落ちてしまった
わたし
すっかりからまっていて
逃げ出すことも出来ない
あなたの前
ほとんど裸じゃない
ただ、いたずらに
マシュマロを ....
わんころ ほよん
あの日の初め
しろくうらくふくらんだ茎 ゆかんだ凪のひたい
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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