記憶は夕暮れていく
真っ青に染まり
帰る場所って
これは祈り
12階のベランダから地上を見てる
ナターシャ
得体の知れないものが
あたし達の体の中にある
悪意
諦め

脂肪
 ....
ぐるりとしつらえられた
アイアン製の肋骨
鳥は出て行ってしまったけれど
残像として
生きている 今も

初冬の夕暮れはまばたきするごとに暮れ
憂うるわたしたちは夜を迎え撃つ
そのうち弾 ....
独り、
たたずむ
ベランダの先

濡れ始めた路面、
開く花の傘たち、

肉は痛んで意識、屈曲
大きく忙しく息、継ぐ

今日は雨降り、日々移り
路面に映る、現の影

透明な雨滴 ....
目眩がするんだ
頭痛もするんだ

酷いんだ
世界が捩れて見える


手を繋いでよ
実感が無いんだ

この痛み
僕の物なのでしょうか
僕の物なのでしょうか


もう動けない ....
道を踏み外すには
道の上を歩かなきゃならない
そもそも道の上を
歩いているのかもわからない
気が付いたら道草を食う人でした
目的地まで真っ直ぐ歩くことの出来ない
Born to Be方向音 ....
また冬がきた
寒さに身体だけでなく
精神も萎縮する
おんぼろのセラミックヒーターを
背中に回して
うすら寒い部屋の中で
温風に当たる
萎縮した精神にもとどけと
淡く願いながら
紙巻タ ....
門番の一人は、二人ともう一人の門番とを残して、
屋敷のなかへと消えていった。そして、二ヤールほどの時が経つ。
そして、神妙な面持ちで一行の前へと帰ってきた。
「どうぞ。エイソス様はお二人にお会い ....
「ここを通す前に、聞かなくてはならないことがある。お前は何者か?」
「わたしは、エインスベル。戦士エイソスの古い友人だ」
「友人? エイソス様には多くの知己がいらっしゃる。親しい者から、
 信用 ....
エインスベルとリグナロスは、門番の前に進み出た。
門番たちの表情がこわばり、彼女たちを牽制する顔つきになった。
「どうにも反応が良くないようです……」
「{ルビ魔導士=ウィザム}は嫌われているか ....
垂直に打ち降ろす
進行する時の裂け目、
ビートと旋律に剔抉され
あらわとなる、現となる

この瞬間、

ゾーンに入って
意識は舞台
差し出される
漆黒の壁、
開いた聖書、
その ....
ずぼら一夜は古く染み渡り多くを喋れない 
新しく注ぐ液体に有る、
天体は衝突した
一対の豚とモノラルを舐めるようだ
片耳のジャズを覗き見る、
左右は甘い、
よく儲かる香炉から外れている胚芽 ....
繊細で 優しい子は すぐに 傷ついて しまう

泣いてしまう

普通に 接しても すぐに 泣いて しまう

鈍感な わたしは いつも とまどってしまう

しかし

繊細で 優し ....
無数の形象、踊る心の内

光と闇の交錯に、

夜へ夜へと入っていく 境界にて

紅く輝く花、咲いていた
森の入り口、
貴女はそれを摘み
私の小部屋に飾った

森へ森の奥へと入って ....
あさ 妻と 小さな 諍いを した

私は 黙って 静かに 聞くことが できたが

妻は 徹底的に 話したかった ようだ

私も 少し 怒りを 感じた




午後 散歩し ....
誰かに誘われるように
潮騒を聞きに砂浜に来た

秋めいた空
澄んだ空気と冷たい空気
ちょっとした厚着が必要

人は殆どいない
寂しさが漂う

秋の潮騒
何か言いたそうな
そんな ....
厳しくひとり、立って生き
優しくひらき、繋がり生き

この紺碧の空の下、

移り変わる形象に
不安定な心、歯軋りし
突っ張る肉、イラついて
活魚飛び跳ねる浜辺にて
みなぎる命の香を嗅 ....
○「一寸先は闇」
しばらく友人が来ないなあ!
と思っていたら
肺炎で緊急入院していた
その連絡をしてくれた友人も
前立腺肥大で入院手術していたという
われわれ高齢者は
一寸先は闇である
 ....
将棋界が面白くなって来た

ここ数年
不振にあえいでいた羽生九段が

近頃
かつての強さを
取り戻しつつあるようだ

99期という
中途半端なタイトル獲得数に
イライラしていたフ ....
エインスベルは、リグナロスとともにエイソス邸の前に立っていた。
それは、クールラントの千人隊長にふさわしい、瀟洒な屋敷だった。
戦士エイソスは、クシュリーと結ばれて以来、一家を構えていたのである。 ....
「そうだな。転移魔法が使える場所へと、急ごう。
 わたしは、戦士エイソスの元へと向かう。彼は、
 今でも中立の姿勢を保っているに違いない。正義を信じているのだ。
 しかし、わたしにとって正義とは ....
「ヨランよ、お前もわたしの敵になるのかもしれないぞ?」
アイソニアの騎士とヨランが立ち去った後、
エインスベルは独りごちた。それを、リグナロスだけが耳にする。
「エインスベル様……?」

リ ....
洗い物と米研ぎを済ませて
ご飯を炊いてから
部屋に戻ってコーラを飲む
しばらく倦怠感と闘って
精神力が回復するのを待つ
俺は自分の肉体や精神の
状態についての感覚がとても鈍い
自分でも気 ....
記憶の ぬくもりが
朝のラインに 並びます
いくつかは やわらかく はじらい
いくつかは つめたく ゆるされて

/濡れた空に 水の旗が ゆるやかに たなびいています/



それで ....
いぬを飼いたいな
でもいきてるいぬは
死なせてしまいそうで
かなしいし
かわいそうだな

だから
いぬの幽霊を飼いたいな
いぬの幽霊を飼ったら
最高の名前をつけて
毎晩おなじ布団で ....
心泳いで心泳いで
遠い村の浜辺で
銀に飛び跳ねる
無数のビンビ追い

飛び跳ねていたのは
確か、あの娘たち
銀の帯締め
天から舞い降り
浜辺に遊んだ


銀の帯締めあの娘たち
 ....
屋根の下の通り魔
顔だけをまっくろく塗り潰した写真を部屋の壁一面に
何枚も貼って

今コンビニです。

いないです。来ないでください。来たら警察呼びます。

かわいすぎるから死んでもら ....
スマホのやり過ぎで
疲れ、腹も減り 
近所の和菓子屋へ
おむすびを買いにいった 

店の奥に主人の大きな背中が見え 
古い機械が
ぎったん、ばったん、餅をつき 
合い間に主人が、手でこ ....
終日、降り続けた雨が止んだので
近所のコンビニに車ででかけた
目当ては厚切りロースのカツサンドだ
夜になると半額になる
一個、二百円余りで買えるので
貧乏な身の上には助かる
今夜は面倒なの ....
にく、しずか
いしき、おちつき

しずむ

   たましいの ふかいところ
   ものあることの ないぶへ

たましいとにくの きんこう
わたしはわたしを つかんで
しこうのうちへ ....
ひなたぼこ、
光の海を泳いでる
子供たちの有り余る声、

響く大地に

泉の水が溢れ出す、
泉の清水、止めどなく

それは内密な場所で起こること
それは秘められたもう一つの現実
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ナターシャモマリサ公3*22/11/26 13:32
鳥籠そらの珊瑚6*22/11/26 11:36
一日一善、一日一進ひだかたけし4+*22/11/26 11:25
Broken Terminatorまいこプラズ...122/11/26 10:45
ワイルドサイドを歩こうとするちぇりこ。6*22/11/26 8:54
「アイスコーヒーの氷を取りに行くのも億劫な冬の朝」ジム・プリマ...2*22/11/26 8:27
戦士エイソスとエインスベル(四)[group]朧月夜2*22/11/26 8:02
戦士エイソスとエインスベル(三)[group]1*22/11/26 8:02
戦士エイソスとエインスベル(二)[group]1*22/11/26 8:01
Stageひだかたけし4*22/11/25 22:35
猶 なぜ 拾い集めるあらい222/11/25 20:34
繊細で 優しい子はダンテ カフ...122/11/25 19:54
閃く森ひだかたけし422/11/25 18:53
11月25日 晩秋のちいさな 奇跡ダンテ カフ...022/11/25 16:02
秋の海夏川ゆう222/11/25 12:41
今日一日という海原をひだかたけし7*22/11/25 11:24
独り言11.25zenyam...0*22/11/25 7:44
帝王の復活st322/11/25 6:27
戦士エイソスとエインスベル(一)[group]朧月夜1*22/11/25 6:09
世界の行方(五)[group]1*22/11/25 6:09
世界の行方(四)[group]1*22/11/25 6:08
「倦怠感と闘って」ジム・プリマ...1*22/11/25 0:32
小箱のなかで青色銀河団322/11/24 22:58
いぬの幽霊を飼いたいな凍湖(とおこ...922/11/24 22:20
心溢れて心溢れてひだかたけし4*22/11/24 19:19
ミートボール 3分モマリサ公022/11/24 14:21
昔の音服部 剛322/11/24 1:46
「詩的にゆくなら」ジム・プリマ...1*22/11/23 22:35
プロセスひだかたけし422/11/23 21:07
もう一つの光景322/11/23 18:36

Home 戻る 最新へ 次へ
299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.23sec.