鋼鉄の固形燃料は
鋼鉄の中の頑丈さを粉砕した 酸化ガスである
固形燃料を車の内部から粉砕し
ぶったぎった 外装を 私は睨みつけた
私の意図した形態の現在として 照らし合わせた
アメリ ....
私は死んだ浮浪者だ
街の中の地獄を見させられた 私は
私の体を時代の中から探させられた
与えられた 自分を私は捨てた
私の望んだ夢の 現実を 否定させられた
心の幸せのかけらなどひ ....
になったよる そして よる から よる まして よる にても よる あえて よる 12ねんぶりだいこんやくしゃずらかるしずおか20101009ふたあけてふける
嘘つき狼
穴の中
深い深い闇の奥
外へは一歩も出られない
地上のカラスが
「大馬鹿者ね」と叫んでも
穴の底から
卑しい目をして睨むだけ
甘美な光に惑わされ
真実に目を背いたあの夜 ....
星の粉に
流星二粒
月の半欠片
夜空に混ぜ
虫の音少々
半透明の道化師が
差し出す秋の静けさは
手足に
そっ ....
きみが手に入れようとしているもの
やわらかな繊細な清廉な
あおいあおい
ぼくは知っているんだ
硝子細工のカストロフィリア
くろいくろい
どうにかなっても頑張ればって
美しい公害ま ....
ここが
最終
地点
だよ
そう
最終
の
ホーーーーム
にーーーー
トン
線路は気持ち良い
鉄は冷たくて
そこを
かすめ ....
{引用=
壊れてしまった
停留所で
細々と
息を潜めていた
寒さで
空気が張り詰めていた
吐く息が
白くなって
白くなった
僕らが想像していたよりも早く
バスは出てしまっ ....
文明の熱狂の皮の下で、いつでも戦争がにたりと舌
を出して笑っている。
*
たまの休みになると田畠さんは町を散歩するのが常
だ。そうしていつからか彼のお供を ....
高崎線に乗り換えると
電車の調子が悪いのか
モーター音がいつもより大きい
回転数の上昇に合わせて甲高くなり
惰行から力行に入れるとまた悲鳴をあげる
あぁ懐かしい
吊り掛け駆動だ
....
{引用=
具体的な何かを求めすぎだ、と
その男がしゃべった
だが具体的な何かとは、本当は、何だろうか
彼の頭の上を空気が流れていた、雲も、
その雲は、
我々の吐き出した煙だったかもしれ ....
おおとがせせりの夢交わし
爪長師の辻説法
目玉はがせ坊の遠背中
くるり振り返り
みな笑う
笑う切なさは消えていて
眉のあたりがむずがゆい
僕は妖怪と笑み交わす
すがめ地蔵の ....
{引用=
照準を定められて
打ち出されていく……
日々
同じ筒に入れられ
あの遠い高台へと
打ち込まれていく
体中に砂が詰まっている
目が見えない
視界が充血している
人魚たち ....
長編の旅に出て心痛んで
引き戻す だって心細くて
夜に甘えようとしたのに
休日に慣れようとしたのに
混雑する帰路みたいに
押したり並んだり
そんな行間がこわい
必要にせまられたの ....
ジャップはジャップだろうが
ニグロはニグロだろうが
....
彼のことは好きだけれど
彼女のことは嫌いなの
彼には有りったけの優しさ
彼女には有りったけの悪意
平等にあげましょう
与えるものの
大きさは同じなのです
ただ少しだけ
種類 ....
見えないものについて話をするとき
特定の宗教をじぶんは信じてはいないけれど
そう前置きしてしまうのはなぜだろう
見えないものについて話をするということは
じしんの宗教観の吐露に ....
日陰に咲く木蓮の種子
春に咲かせた花は過ぎて
朱色の珠がもたれている
白い月が 青い空にかすむ頃
がさがさと荒く 深緑の大きな葉に
一羽の鴉が忍ぶ
落とされた さやの朝露ごと
く ....
自分はいろいろと嫌いなものがあってたとえば、相手のことを内心見下しているくせに対等に付き合い、その相手が去った後に同等の仲間内で馬鹿にするという態度があるが、今日それを見てとても癪に障った。
あ ....
空には虹色をした魚の天使たちが満ち
人々は時々輪郭を失くしながら行き交っている
その人々のあいだを
宛名を手書きされた手紙たちが
それぞれの行き先へと急いでいるのが見える
街はずれの丘の上で ....
真っ直ぐな道は歩きづらい
かと言って迷路みたいでも困るのだけど
適度に曲がりくねっていて
ちょうど昔ながらの畦道のように
赤い帽子によだれかけしたお地蔵さんが祀られているとか
時には肥だめみ ....
いつかカンちゃんと行った
映画がまた来るでごじゃるよ
壺から抜け出して
アクビとふたりで出かけたでごじゃるよ
(カンちゃんはどこへ行ったでごじゃるか?)
悲しい場面
(例)人質になった ....
足跡が
砂の上に
スッと
風に吹かれて
直ぐに
耳に風を吹き掛けられて
くすぐったくて
やめてって
まとまった話がしたいのに
君の目を見ると
囁く声を
言葉にならない声を ....
彼の生きた過去
僕が生きる現在
危ういリレーは
まだ続いている
僕が生きる現在
君の生きる未来
危ういリレーは
また続いてゆく
消えても 消えても
生まれて 生まれて
....
そのバルコニーにあなたが現れ
優しい瞳を投げかける
夕映えよりも美しく
遠い神よりも崇高だ
頭のしびれが限界に達する時
私の魂に忍び込み
そっと静かにさすってくれる
あなたは太陽のようだ
恐れるものは何も無く
全てをその光で照らす
失意の底にいる私を救い
希望の光で包んでくれる
坂のある町
ノスタルジー
暗い戸口であなたは待つ
幼い私の影法師
ランプのともしび心に刻まれ
手の温もりは記憶に刻まれ
欲しいもの
手に入れられず
泣きじゃくる
子供のような
私の回路
この想い
ないものねだりと
わかっててもなお
きみ想う
初夏の雨降り
相合い傘
公園の子供に
草笛 ....
今年は、やたらと、
三連休が多い。
罪なことよ。
だってその長いむなしさに耐えきれず、
つい、
また、
女を買ってしまうから。
「女を買う」というけれど、
むかしのような粋はそ ....
きみがいのる
はんせいのために
すくわれのために
ちからをさずかるために
だれかのしあわせのために
きづかれなくてもいい
そんざいを
なんどもコピーして
....
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