あったかもしれない
かこけいとしての
あしたのひるのさんじ
海底では土ぼこりがまった
まっている
まったほこり
ふかんすると
キラキラしたりもした
海流がみつかるだろう
バザーだ ....
コーヒーのミルクが
溶け合っていくようすが
宇宙の神秘みたいで好き
何も変わらない朝も
時々 好きだったりする
生まれ変わってゆくだけが
進化ってわけじゃないんだね
ああ うん ....
メダカ、メダカ
メダカが卵を産んだ
妻が喜び声を上げる
メダカ、メダカ
あれはなんだろう
そらにうかぶ
くじらのむれのようなもの
ひかりにはんしゃして
なにもみえない
そのあたりに
みえているもの
せんねんまえまで
せんこうねん
と、 ....
煙草と僕のどっちとる?
って言ったら
君はマチガイなく煙草をとるだろう
寅さん
寅さんって
結局 僕のことかよ
浅草で寅さんでも
山谷じゃ 何さん?
南無さん? ....
昼と夜がひっくり返って今宵も私独り
寂しさ押し込めてるんです。
締め付ける胸の苦しさにもがいてるんです。
高まる拍動は早鐘
ウェディングのベルみたいに、HAPPYだったらいいのにね
昼と ....
俺は今日もひどく酔いつぶれている路上で、
ただ一つの祈りも俺にはなかった。
俺は今日も非常に疲れ果てていたが、
そこでそして何をしていたのだろう。
街は本当に冷たすぎて、
誰ひとりとしてそこ ....
鳥のはばたきに
まばたきを
する
そのときの
渇きを
おとそうと
その丘に
細い針を
刺す
みな水
ならば
乳首にも
臍にも
飲んでもらえばいい
消えうせる
突起も
穴 ....
しみずさんがハンダこてをかった。
寝ぼけていたので、しみずさん、パンダ型こてをかったのかと妄想あるき。
しみずさんがパンダこてでじゅうじゅうとかしてゆくものが、しみずさんのせいりせいとんされた机 ....
【眼蓋の裏側に今も残る、面影という名の残酷さ】
馴れ合うのは好きじゃない
最後には悲しみが残ることを知っているから。
眩しい太陽は好きじゃない ....
白い肉饅に
口がしゃぶりついている
乳房か何かと間違えているのだろうか
ひとくちも食べようとしない
口は口でしかないので
赤子のものかもわからない
肉饅に見えるものも
形が似 ....
そしてやっぱり日々はつづき
宙返りした空が浮いたり沈んだり
それにあわせておれたちも浮いたり沈んだり
眼の覚めるような光の降る街!
けだるさや
ちょっとした絶望を明るく照らして
お ....
十時
先週口説いた某スナックの某レイカから『今起きた』とゆうメールが飛んで来てその文末でカエルがダンスしていておいおい、これがデコメってやつかっっ!! ....
三寒四温の季節に、冷たい雨の降る日です。
工場の事務員たちが忙しく出入りする、玄関の脇に、古い傘立てありました。
あちらこちら向いて、差された傘の茎がまばらに伸びて、まるで萎れた花壇のよう。
....
日時計から
斜めに垂れ下がっている
離断された晦渋な記憶が
記録される
不確かなものを断罪する
根拠を欠く
文明の華が
堅実さで価値を放棄した
いまでもヨーロッパの古い大学では ....
あなたの菌に冒されて
あなたの菌に癒される
あなたの菌で始まって
あなたは
あなたは 途方もなく 広い世界
あなたは 夢に 揺られて
....
.
痛くされて泣きたいわけじゃないんだけど
また来てしまうきみのところへ
そしてまたきみの何でもない一言に傷ついて
また泣いて泣いたと言って叩かれて
.
また泣いてもうきみには会 ....
主人とモールに行きました
EUインポートの店でいろいろ買って
はやりの膝上ブーツと
冬用のスキンケアを一揃え
お腹が空いたのでステーキを食べようと
お店の前にいったら混んでいて
人が並んで ....
廊下に立っていなさいと怒鳴られ
私と隣りの席のこんちゃんは
はっと青ざめ しーんとした教室を出た
社会の授業で地図張をひく練習中
いろんな場所を見ていた私達は
すっかり楽しくなって
あ ....
ほの暗い飲食店で
たった一人食パンを食べている
六枚切り位の厚さだろうか
食べ終わると給仕が来て
新しい食パンを置いていく
本当はご飯の方が好きなのに
運ばれてくるパンばかりを ....
見知らぬ集合住宅の最上階である。なぜか全くの無音が続いている。どれだけ高い場所にあるのだろう。建物のまわりには、さっぱり何も見えない。目が乾燥していて、視界がかすれる。左右には一つずつドアがある。ど ....
ぼくが詩を書けなくなった日は
毎日ヤクザに追われているだろう
ぼくが詩を書けなくなった日は
毎日毎日イズミヤの試食コーナーに通っているだろう
ぼくが詩を書けなくなった日は
風俗嬢と付き合う日 ....
素面(しらふ)で詩なんぞ書けるものかね
と赭ら顔の詩人は言った。
カウンターの隣で飲んでいた俺は
思わずバーボンを吹き出した。
そうだよ っと詩人は手が震えていて
表紙の擦り切れ ....
空中で爆発したように雨が急に降る
まるで捕らえられたように射抜かれる
それは突然の電話のように
それは生まれる運命のように
私であって私でない私に訪れるもの
受け入れがたい事象 ....
焼酎を
ひたすらに呑む
同じ曲を繰り返し
繰り返しかけながら
お湯割りで
残ったおかずと
煮干しと
白菜の漬け物と
古びた恋の憐憫と
夜の更けるまま
ひたすらに
呑む
行者の合図
クルリと翻す風
縦笛と砂ぼこり
枝の囁き
沈黙の月
眠る黒猫
右手の挨拶
マーブルチョコレート
揺れる青葉
軋む廊下
駆けるメトローム
歪な氷
飛び交うフク ....
「木星のしま模様が今年は一本なくなりました」
ちのないガスかたまりみたいなうえ
たつこともできず
なにしてるのかとおもえば
くらいくらくら
くらがりになれたせいか耳でみることができるように ....
Love & Peace
おれの腹を満たしてくれるのか?
Love & Peace
おれに仕事をくれるのか?
Love & Peace
おれを不死身にしてくれるのか? ....
君の涙は
石を穿ち
やがて
川の流れとなり
滝の瀑布となる
僕はその涙に乗って
君の失った宝を
探しに行こう
流れの先に
きっとある
遠い昔に埋もれた
君の本当の
ある ....
惨事のあなた♪
惨事のあなた♪
あなたの惨事〜♪
今、銃を手にした警官隊が
シャッターの隙間から店内に
一斉に突入いたしました!
今、警官隊が突入いたしました!
店内か ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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