みんなのなかでゴハンを食べると
孤独になるから食べたくない

みんなのなかでゴハンを食べても
話すことが無いから黙ってる

みんなのなかでゴハンを食べても
みんなも話すことがないから静か ....
   .
さわさわゆれる
きみとゆれる
なにもかもわすれ
きみとゆれる
   .
おれたち仲わるいんだぜ
ぶつかるとゆれるんだ
もつれるとゆれるんだ
せまい座席に2センチあけて
く ....
うしろをついてくるわたしは
いつかの母のような顔で
わざとらしくとても傷ついている

そのつめたい手を
振り払って歩く
後ろでぬるい呼吸をするわたし
いそいで呼吸をしているわたし

 ....
その食堂はうらぶれた路地裏にあったが、薄暗い路地にその食堂の入り口だけ煌々と灯りが点っていた。いつでも結婚式が行われている。食堂の食材は何処で調達したか、随分と脂分の多い肉と水ッ気のない葉野菜と萎びた .... 青い空がどこまでも抜けてゆく。
街路樹の銀杏が仄かに色付いている。
所々が赤茶けた緑の窓枠の大きな窓からぼんやりと外を見てる。
錆び付いた感受性が研ぎ澄まされてゆきそうな気がする。
気持ちの良 ....
父のためにメザシを焼いている。
メザシから出てくる
もうもうとした煙

父のためにメザシを焼くなんて
つい最近までは
思いもしなかったなあ
留守中の父が戻ってくるまでに
焼いておいて差 ....
生活という
意味の解らなかったものに
私は浸っている
めいっぱい
空を目指して
夢中で枝をにょきにょきと伸ばしていた
わたしに
生活とは何かを
知らされることはなかった。

社会科 ....
数字

数字を祝うことはばからしいことだと思っていた

東九条でもよおされたある晩の鍋会のこと
とつぜん友達が少しはにかみながら
今日は数字の日なんですと言った
二十八回めの数字の日なの ....
ああどうしよう
うちの母さんの
消したい過去が父さんのこと

ああどうしよう
うちの父さんの
消したい過去が母さんのこと

恋愛に 生活に 
人生につまずいたって
そう言わないで
 ....
ダイエットに成功したら
風呂場に行って
湯気に曇る鏡を見てごらん
ぼやけて見えるきみは
自分ではない気分だろう
人格を移植された
別人の体つきを目にする思いに
背中がかゆくなる
 ....
駅で歌をうたってる
人の声を私は知らないよ
そこだけ光っているような
空気のざわめきを
横目でいつも通ってる

今日も確かに
帰ってきたの合図にしてる

ギターと共に
揺れる君の肩 ....
 
 
索引にない
言葉をさがしにいく

言葉では
伝えきれない
感情を

日々新しい言葉が
この国では
生まれているというのに

そういえば
略語で父と母を
呼ぶことは ....
 お肉
 こんばんわナスです
 トマトの坂をこっぺり帰る
 キュウリギリスは寒さで凍える
 お肉は肉でも何肉かわからないが焼けばイケるゾ
 ナス祭り
 トマトの ....
いま僕の目の前に広がる光景

それは決して
僕にとって喜ばしい光景ではない

思考を止めて
やりすごそうか

何も考えたくない
逃げたいな

そうだ

誰だって
嫌なことは ....
そうして、そうして、
眠ろうとする、そうして、
寒い日ですらないけれど、見えている周りに求め進んで行く。
ぼんやりと何かがあるのを、点をさまよう何かに視線を、
見つめながら、遥か遠くの点の中の ....
ゆさゆさとある日の午後
瞼を閉じれば薫る風
泣いて笑った命のリズムで
まるで道端に植わった
草や花みたいに
君が揺れてる時が好き

ありふれていて
とても透き通っている
一篇の短篇小 ....
渇望しているのだ


体の中の空っぽを満たしたくて

満たされたくて、空白をうめたくて


それで鳴いているのだ

慟哭しているのだ



そして私はそんな鳴き声に ....
まるで海だ

自由とみせかけて
私は波に飲み込まれてゆく
結局、行き着く先は波の運ぶままなのか

いや、それは違う
私はまだ泳いでいないだけなのだ
ただ浮かんでいるだけだからいけな ....
あんたぁ ちょっとぉ みかけに よらない 日本一のくるくるぱぁー

ってなぁ

あほぉいうたひとがあほぉなんですぅ、あほぉ
 とぎすまされたナイフのように
 口元にはいつも
 ふっきれたような不敵な笑み
 藤木くんはそういうひとだ

二十歳すぎ
鼻と耳にピアス、眉毛なく黄金色の長髪をふりみだす姿はライオンのよう ....
{引用=
おぉ
黒い服に身を包み
大げさな声でぺちゃくちゃとしゃべり
鳥の血よりも鳥の
モモ肉を好み
トウガラシの種を庭に植えては
庭の土を更新
し続ける者よ
お前たちのあざ笑った
 ....
この想いグセ
なおらない

まるで
外科手術で切り取った
カラダの一部が
ないのに
まるであるかのような痛みを
見させているようだ

うずくのだ
しくしくと

ひとりでいると ....
心細い夜は、

送信してみたり。
受信してみたり。

笑いかけてみたり。
冷たくしてみたり。

つきつめれば、全てがくだらなくて。

だから決して君に(或は、私に)辿り着いてはいけ ....
降り積もる雪の重みに
夜が
耐えきれず落ちていく
そうして彼女らは埋もれていくのだ

ひるがえった真夏の
影を踏んだあなたと
鳴くこともなく
死んでいった虫たち

 ....
猫猫しい彼女
罪悪感のほとりで
レースの黒と踊る

隙もない
目を離すことができない
成す術もない
空白は皿の上に在る
私はパンを籠から取り
ナイフで割る
そして
硬く焼きあがった皮を千切り
ワインを飲む

空白はやはり空白のままで
給仕が皿を下げ
新しい皿を私の前に据えた

 ....
良い詩が書けないから自殺がしたい



















 ....
忘れられず脳の底に溜る

 の声
 の指
 の頬
 の髪
 の癖
 の仕草
 の香り
 の夢

無意識に象った

 が消えずに

何時までも 何時までも

忘れられず ....

女に頼る男ほど不甲斐ないものはない。
女に甘える女ほど不細工なものはない。


暖房の効きすぎた車内に長居することは
濃厚なガトーショコラをワンホール食べることに似ている。
もたれ ....
無防備な網膜を焼き尽くすように
太陽が全力で燃え盛るなら
私は夏の夜になろう

草いきれの温もりと一番星の子守歌
小さな背中をくすぐる風で
零れた涙を何度でも拭こう

私の祈りは雲にな ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
平日昼は孤独のランチ池田実緒410/10/27 18:01
コスモスGiton1*10/10/27 17:40
あれ因子010/10/27 17:20
過食の典 ー多重腹食堂……とある蛙6*10/10/27 15:53
日々の感謝ヒヤシンス1*10/10/27 14:43
メザシナカツカユウ...9*10/10/27 11:56
生活6*10/10/27 11:36
数字パスカル310/10/27 10:11
創造朧月310/10/27 9:01
Diet寒雪010/10/27 8:54
ふんふんふーん朧月310/10/27 8:39
索引小川 葉110/10/27 4:21
ナストマトキュウリヨルノテガム4*10/10/27 2:44
意味マサト110/10/27 2:27
冬の日の窓番田 210/10/27 2:11
共通概念おるふぇ210/10/27 2:06
蝉時雨やぶさめ110/10/27 1:46
自由の海010/10/27 1:44
あほぉ殿上 童12*10/10/27 1:00
ライオンの爪あと乾 加津也8*10/10/27 0:44
おぉ私の瞳を赦し給え真島正人5*10/10/27 0:36
月をとってとせがんだあたしは森の猫6*10/10/27 0:01
私の(或は、君の)ミケ4*10/10/26 23:57
Gyuko610/10/26 23:43
シロとクロ瀬崎 虎彦310/10/26 23:32
空白 Ⅰ曲がり屋レオ...510/10/26 23:29
死とエカテリーナのためにTAT3+*10/10/26 23:17
思人徘徊メガネ410/10/26 23:09
女とチョコと秋の空さつき2*10/10/26 22:53
眠るひまわり5*10/10/26 22:46

Home 戻る 最新へ 次へ
3138 3139 3140 3141 3142 3143 3144 3145 3146 3147 3148 3149 3150 3151 3152 3153 3154 3155 3156 3157 3158 3159 3160 3161 3162 3163 3164 3165 3166 3167 3168 3169 3170 3171 3172 3173 3174 3175 3176 3177 3178 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.44sec.