深淵を見まして、見えへんもんを知りまして、鬱病になりましてん。世の中には理解できひんもんもあるもんや、と、分別ある生き方してきたつもりでしたが、その考え高慢ちゃうかと思い知らされたんですわ。アイデン .... 逃げるな
電車は来る
連れていく
時間通りに

決められた
その経路を
なぞるために
伸びる轍だ

逃げるな
明日はくる
世界に
嘘の雨が降る

私の呼吸は
それに従う ....
  .
今度こそは醒めると思ったが醒めなかった
酔っているとは思わないがきみと居た時間
の記憶が残っているあいだは昔のように生きて
いられることが分かった空気がなくなる前のように――
  . ....
努力をした
歯を食いしばった
だから
生まれてこれた

努力をした
歯を食いしばった
だから
一等賞をとった

努力をした
歯を食いしばった
だから
試 ....
混ざり合えばよかった
お互いが散り散りの今
隔てられてしまった闇
ひっそりと息をしては
私を繋ぎ止めているよ
一番の願いはいますぐ
燃え尽きることだけど
きっとまだ足りなくて
かけがえのない
一つの言葉

遊びに行こうよ
と君が言う

どこに行こうか
と私が言う

ここがいいなと
君は私の胸に手を当てる

ここでもいいねと
私は君の胸に手を当てる
 ....
「さあさあ皆さん、そろそろ冬眠ですよ」

その声をきいて、ぼくたちは数センチ浮いた。
つまり都会っ子の「なつやすみですよ」と同じ意味をもつ言葉なのだ。
家に帰ったときの「おかえりなさい ....
ふいに
窓の外の落ち葉が
気になった
口をあけながら
歯科の椅子の高さは
空中に浮いているようだったから

がさつ
という言葉が浮かんだ
繊細を願うセンセイの指に

小さめの紙コ ....
無職無芸の自分に向けられた罵詈雑言に
ヘラヘラヘラと冷笑を以て返すのが
心底辛くなったから
田舎を出てきた
そしてわたしを差す黒い指を
そのつどへし折って へし折ってきながら
ペ ....
うかつだった
私がうかつだったわ
今日はバイトだったのよ
バイトは接客業なのよ
彼氏にも会うのよ
わりとうるさい人なのよ

最近ハマってるのよ
遅れてきたブームなのよ
なんだか食 ....
臆病風に吹かれて 立ちすくみ

もう 立てないと座り込む私を

柔らかな 温かい風が

ふわりと 包み込んだ



がんばらなくていいよ

そう 囁いているように ....
パッデドをえいごにすると
paddedで
にほんごにすると
つめもの なので
わかる

レーズンパンを
パン屋でかうと
みみがかたくて
食味が上

ぶさいくで
おしのつよい
 ....
君の唾液がスプラッシュ
まるで天国のようなお店さ
ショットグラス一杯の唾液で
何時間も粘っていられるし
たった1000円のオプションで
ポラロイド写真もついてくる
人間なめられたら終わりさ ....
小さな鳥が豆を啄んでいる
その豆はでも私の豆なのだ
小さな鳥が啄んでいる豆は
その豆はでも私の豆なのだ
恒久の世界平和を祈念する
カジュアルに流鏑馬やるな
あぶないから公道でやるな
原動機付き自転車でやるな
誤射したら大変だからよせ
アメリカの広大な大地では
ジャガイモや麦がよく育ち
人々がふくふくと太ってる
合成 ....
サキちゃんごめん俺明日から出張営業やねん、、。
ごめんな?淋しい思いさせて、、、、

、、、、、、、。
前から言おうと思ってたんですけどぉ。
その顔でようそういう事言 ....
 きもちよかったから授業が終わったあともふやけるまでプールの底で自作のテクノポップ歌ってたら初潮がきちゃって、ドリルみたいに。あまりに前衛的でショックで水がピンクで、ねばねばしてるのをだれかに伝えたく ....  おんなが死んだ。顔のない恋人だった。
 ミルクを垂らすと、時計まわりに渦をまいて死んでいった。
 まんなかにあいた穴が部屋に生息していたものたちをみな吸い込んでしまったので、おとこはだれとも会話 ....
26年目の記念日

落ち着く和食居酒屋の個室で
あたしは
貴方に
指輪ケースを差し出した

 もう一度 はめ直して

いつの頃からか
あたしの薬指には 指輪の跡さえ
なくなってい ....
柔らかな詩集をよみたくて
その手触りをつてに探してみる
本屋の隅の空間
私と本との距離

固く閉ざされた世界
踏み入れる足はとまる
ひとりの詩人の呼吸になる
同じ風にふかれる

地 ....
さようなら大好きな人

たくさんの愛をありがとう

ずっと ずっと 愛してる
 父さんはニ層式洗濯機の中で
 ぐるぐる洗われている
 家族みんなに
 臭いって言われるから

 姉さんは乾燥機の中で
 父さんと同じように
 だけどひっそりと回っている
 好きな ....
ひとはみかけによらぬものと
ははを三度叱れば
四度言い返される
そうしながらも雪は溶け
湿地に辛夷の花が咲く
わたしもすぐにははになる
毎朝君の家の前を
自転車で通り過ぎる

しばらく走ると
駅に向かう君の後ろ姿が見える

昨日も会えた
一昨日も会えた
そして今日も会えた

艶やかなロングヘアーが
朝日を浴びて輝 ....
月曜日は生ゴミの日
ロマンチストとエゴイストは
しっかりと分別してね

何かを背負っていないと
ビル風に飛ばされてしまうよ
なんて
あなたの
猫も興味をもたない
そのプライドは
き ....
いつのまにか
ヒットソングはまたひとつ過去に変わり
僕らはまたひとつ大人になった
がらんどうの未来を
埋める術も持たずに

今朝届いたばかりの空の色に
何をおもう?
ゆめ?
きぼう? ....
 
 
ものがたりが
おわる

すっかり
いみをなくして

それでも
いみがあったのだ

あとがきが
みずのように
 
 
染められたわたしのうごめく爪に
一滴悲しい記憶とまほろばの景色が繋がるのであれば
それは川の流れのようにうねり、やがて男になるのだろう

明日の呼吸をあから始めるか悩めば悩むほど
け ....
「時」が顔に仮面をつけて
   「空」を皮肉っている
やがて おまえさんにも
そのとばっちりが降りかかるだろう
ボレアスがにびいろのなみだとなって

あゝ 森閑の門口から
   パラダイ ....
窓を閉めれば
肌を撫でる寒さは居留守を使われ
ガラスを通り抜けて
冷たくなった雰囲気を
盛り上げる穏やかな
秋の太陽に温まった教室


昨日までそばにいた
串刺しの的はもうい ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
陽炎光井 新210/11/7 7:38
ホームuminek...7*10/11/7 6:31
赤い惑星Giton2*10/11/7 4:15
努力yumeky...5+*10/11/7 1:50
呼応010/11/7 1:33
明日は休みだ嬉しいな一 二010/11/7 1:09
おうちへかえろうゆうと210/11/7 0:27
イチブ朧月310/11/6 23:58
背中で語るyumeky...310/11/6 23:49
ラー油色の恐怖かとうみぞれ010/11/6 23:32
風に吹かれてポー0*10/11/6 23:16
つめもの よろいa110/11/6 23:13
メロウセガール、ご...010/11/6 22:39
でん六310/11/6 22:39
来年は本気出す110/11/6 22:39
出張報告書TAT4*10/11/6 22:37
ガスマスク水魚屋スイソ910/11/6 22:33
ねじ穴と球体810/11/6 22:27
指輪森の猫14*10/11/6 21:41
書店にて朧月410/11/6 19:56
大切な人へポー1*10/11/6 19:27
ちぐはぐな家庭豊島ケイトウ28+*10/11/6 16:31
辛夷アラガイs3*10/11/6 14:38
駅までの道は夢うずら豆6*10/11/6 12:42
分別の日アズアミ5*10/11/6 12:07
ミライノ010/11/6 12:07
水のあとがき小川 葉410/11/6 10:03
裸の血ゆるこ210/11/6 9:52
水のあがき(8)信天翁210/11/6 9:38
見守る寒雪210/11/6 9:25

Home 戻る 最新へ 次へ
3126 3127 3128 3129 3130 3131 3132 3133 3134 3135 3136 3137 3138 3139 3140 3141 3142 3143 3144 3145 3146 3147 3148 3149 3150 3151 3152 3153 3154 3155 3156 3157 3158 3159 3160 3161 3162 3163 3164 3165 3166 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.8sec.