はれわたるそら
とじているぼく
いまだけは しんとして
とりのなきごえをきいていたい
たいよう どこからきたんだい
ぼくのことをしっているのかい
てらすかおは おだやかにめをほ ....
ふつう、とはなんだろう?
ふつう、でないことに人はひとり傷ついている
ふつう、そんなものあるのだろうか?
俺はそれを見つけたのだろうか
ふつう、ではない人はどうしたらいいのだろ ....
許されない歌と
悲しまない声の祭り
阻まれない夢と
ひび割れた道の終わり
長い歩みが終わりを告げる
その時の寂しさのような気持ちで
あなたはほんの少しの
木の実を口に含む ....
日曜日は特別
君と一緒にいれるから
君のいれたコーヒーを飲めるから
君とアニメ映画のDVDを観れるから
君の買ってきてくれた花が綺麗だから
君の手作りランチを食べ ....
こんな夜やあんな夜には一人でポエミーな詩をしこしこと書くのが楽しい。もちろん、バックグラウンドミュージックは最近流行りのあのバンドのあの曲。そんな自分に酔いしれながら、さらにホワイトホースのコーラフィ ....
らいおんは、負けない。
どんなに危機的な状況でも、どんなに絶望的な状況でも、らいおんは負ける訳にはいかない。
だって負けてしまえば、らいおんはらいおんではなくなってしまうのだから。
....
生きてます
何て言わなくたってわかるよな
ミクシー最終ログイン何分前とか出るもんな
あぁ生きてるさ
腹が減りゃあ飯も喰うし
夜になりゃあ眠くもなる
どんな日だってそうさ
なぁ時々思う ....
よく晴れ上がった
小春日和の休日には
きみと手を繋いで
近所の小高い丘にある
小さな公園まで
ピクニックに行きたい
見晴らしのいい原っぱに
青ざめたビニールシートを
傍若無人に ....
うみに
まくらをうかべていく
めざめることのない
きみのため
あのひから
ひとつずつずっと
きみとぼくの
ふたりのうみに
なぁ、うちってあんたにとってお荷物なん? なんてもう言わん。せやけど口にしぃひんだけで、ほんまはいつもそんな事ばっか考えてまうねん。同情ちゃうのはわかってるよ。でもなぁ、うんとなぁ、愛がわからんねん ....
なまぬるい風に
ウエルニッケ野原はがらんどう
すずめを いちわ
ちからまかせに
にぎり もだえる
臨月まぢかの手(うで)をひろった
縄をまわし
大地に丸太をいくつもしいて
石油コン ....
落下傘が下りてきそうな空のもと
稲はことごとく 倒れていた
秋口の日本を襲った
台風18号の爪あと
巨人が通り抜けた
足あとにも似ていた
家々や建物は何ひとつ
傷つく事はなく
....
幸せ
孤児院住まいの見習いウエイトレスは
真っ赤な口紅のついたコップを載せた
ステンレスの盆を厨房の隅にそっと置くと
裏口から同じくらいにそっと出た
ダイアモンドとマスカラのお客はま ....
あなたの肩に
とまるとんぼになりたい
雪じゃあだめです
とけたくないから
木の葉じゃだめです
枯れているから
羽があるのに
そっとすましてとまりたい
あなた ....
叫びながらカラスの群れが飛んできた
初雪も消えて見えなくなった秋の空
会社に向かう朝の空気が緊迫する
運転しながら ちらりと眼を向ける
トンビが小さな鳥を追いかけている
死に物狂いに逃げ ....
{引用=
? 秋に
ながい ひとり旅
空気が澄んで 秋
海岸線を いつまでも歩いていたい
考えても 考えても
とりもどしようは ない
もう 哀しむのはや ....
かりのこえを
よふけにきいた
ここはずいぶんとおいみたいだ
あわせたてのなかから
はながかおるので
じぶんのなまえも
わすれそうになる
うたうことや
おどることは
....
未来
人造人間が リゼルグ酸ジエチルアミドを
舌下に吸収した時
解かれていなかった 魂の 謎の幾つかが
明らかになるだろう
部屋中の塵が惑星になって
光りながら ゆっくりと往来する ....
毛細血管の鎖に繋がれて ぼくは吼えた
神経繊維のバラ線に絡まって ぼくは踊った
ぼくは脅えていた 誰にでもない 目の前の鏡に
ぼくは耐え忍んでいた もう一面の ぼくに対する羨望に
....
闇 病み 止み
無闇に
ぼくと彼女は百足同士の歪な脚の絡まりで
シーツの裏に忍び込む
ベッドの底に沈み込む
深さに
比例する怖れに似た糖度のシロップ はい
無
染
深
....
101107
ほぅ
ほぅ ほっほっほぅー ほっ!
漏らさず隠さず支える覚悟の
中身が漏れた尖閣の映像
ほっほっほっとエンジンを吹かす時
頭上にたくさんの ....
689年まえのぼくの誕生日
その三人は殉教した
ぼくはそのうちの一人の生まれ変わりだ
だからその信仰には
まるで興味が湧かないのだ
絶対なものなどないことが
す ....
十一月の凛とした
午前のひかり、風、匂いのない匂い
カーテン越しでさえ
きみの部屋を充たしている
カーペンターズが流れている
ノンビブラート
体温を超えることの ....
できれば富士山にはなりたくない
日本で二番目に高い山ぐらいがいい
だれにも名前をおぼえられない
そんな存在ならなおいい
たとえばまもるなら
どうでもいいものにいのちを ....
崖の上を覆う
赤い紅葉の
庇の下に
渓谷の底
竜が滑る。
鱗状の水飛沫(みずしぶき)
突然竜頭が
川底からなお落ち込む
崖の上には
紅葉楓の緞帳が
視線の上を覆っている
....
{引用=
草の先を
むすんで
おくのだという
悪戯心
という
生易しいものではない
もっともっと切羽詰まったもので
おさない死児が
先に逝った親しいもの ....
すくっても
すくっても
零れる時間を
気にも止めず
またすくう
右のコメカミあたりが疼くと
もうすぐ朝が来るような気がします
昨日失くしたのは1セント硬貨とリング
残ったのは半裸の私と狂喜に満ちた表情
ロッカールームは閉鎖されました
....
街の空に
モノトーンの虹
夜が来れば
乾いた月がのぼる
この窓も枯れてしまった
無造作にガラスのコップに挿した
一輪のピンクのガーベラだけは
鮮やかに浮かんでいるけれども
街はずれの丘 ....
煤けた化学工場が
汚い煙突から
スモッグを吐き出す
ねぇ
どうしてきみは
こんなところで歌ってるんだ?
アイツの歌は
明るいけど
どこか悲しい
笑いな ....
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