101114
今ではかなり以前のことになりましたが
或る詩のイベントに参加いたしました
そこでの雑談の折りに驚いたことに
参加者の殆どが
幽体離 ....
この詩はくさい
髪から 鼻先から
うぶ毛から 源までくさい
ああ 君の ふともも を どうやってたたえよう
君はイモの頂点だ
すべてのイモの中でも
君はきわだってイモだ
....
三越のなんか知らない尻と分離する固い椅子の上で何人ものおばさんやおじさんの並びの間に腰掛けてただ座りたいだけだったけど座ってみるとなんだか違和感を感じて立ち上がろうとしたのだけど立ち上がったところでど ....
なんで、ひざ上にしちゃいけないの?
なんで、茶髪にしちゃいけないの?
なんで、化粧しちゃいけないの?
なんで、くつ下だらしなくしちゃいけないの?
あんたたちのリクツってわかんな ....
背のちっちゃな女の子
男好きのする笑顔が印象的で
逢う度に違う男の子と一緒だった
背のちっちゃな女の子
いつも彼氏の背中に隠れてた
風が吹けば彼氏の体を風避けに
雨が降れば彼氏の差した ....
君の頭に
手を乗せて
ガシガシ頭を
撫でるのも…
君の名前を
何度も呼ぶのも…
大好きだ♪と
伝えるのも…
それは君が
『言って』と
言うからじゃ
ないんだよ…。
....
いつかは死ぬのにね
母が言ったからどきりとした
いなくなった恋人を
そろそろまた恨み始めていたから
母は
死ぬということと
家の中のあれこれとを
同じところに平気で並べる
....
ひとりでふたりぼっちになるよりも
ふたりでふたりぼっちでいるほうが
あったかくてやさしくてなつかしい
今という時間に
ふたりでいれば
集中できたんだ
ひとり ....
四季が巡る
定めのように
規則のように
あるいは
去年の穴埋めを
するように
少しずつ 忘れて
少しずつ 新しい
何かを覚えて
賢くなったような
錯覚を覚える。
本当は不 ....
幻影はどこの空にもあった
夜明けに
夕焼けに
月光の中に
幻影は美しい藍の色
決して終わることのない
澄んだ純真たる夢心地
幻影が映える浜辺には
変わらぬ思い遣りを持った
子 ....
所沢航空公園で昼寝していた犬と目が合ったからにゃんと挨拶してミドリの窓口から森へムンクの森へ備えないから憂いもある改造屋からにげます
逃げるげるげるげるげる荷げるげるげるげるげる逃げるげるげるげるげ ....
雲をみじん切りにして
さっと炒めて
ちょっと味見して
少し首をかしげて
そこからひたすら炒める
ひたすら
かなしみにも
あかるい工夫がみられる空は
わたしの夕焼け
....
砂糖漬けにして飼い慣らされろって
尚更アタマがおかしくなるだけだろう
俺のために作り替えた安楽椅子に腰掛けて
生の感情をバラバラに壊してくのが好きなんだ
いかれたアタマを元通りにするために
....
俺の両手には鳥と魚
どちらを選ぶの マハーカーラ
創造主の夢はいつ終わるの ヒラニア・ガルバ
教えてよ シヴァ
灰色した俺の中和剤
誰かにもう飲み干されたみたいで 見 ....
(小舟)
季節の風がわたしを追い越してゆく
夏のてまえで緩んだロープを解いてしまいました
桟橋に浮かぶ小舟はぷかり〜ぷかりとながされ
もう後戻りはできません
あなたから両 ....
どこからともなくやってくる
闇を切り裂いて光のほうへ
太陽が東へ沈みゆく
ときめいた心を壊すため
たんこぶ駱駝がやってくる
空を飛ぶのもいいだろう
野を駆けるのもいいだろう
地中へ潜るの ....
独りでこの夜過ごす時間
圧倒的に淋しくて
紛らわすために家にある
灯りを総て点けてみた
2秒もかかって気づくこと
それは「意味がなかった」と
灯りは目の前映る影
さらに濃くして目立た ....
北風が冷たい
夏にセミがいたなんて
すっかり忘れてしまう
すっかり気弱な太陽
それでもマンションの窓に反射して
自分の分身を生み出している
カラカラと枯れ葉が舞っている
吹き溜ま ....
ロサンジェルスの薄ぐもりの海岸
タクシーをおりるとそこには僕だけだ
なん色かの雲の層がよこに延びている
風が水っぽい匂いをさせてほどけていた
エリスはほんとうにいるのだろう ....
・
朝
凍ったような青空の中を一艘の船が
西から東へ進んでゆくのを見た
おそらく西に沈んだ月を
東の定位置へ戻す船なのだろう
さざなみが白く航跡を描いて
航跡はそのまま雲になり
ま ....
弾けもしないキーボードに指を添え
弾けもしないはずなのにコードを押さえ
弾きもしないはずなのにコードを鳴らす
知りもしない唄を思い浮かべ
知りもしないはずなのに唄を口ずさみ
知りも ....
一輪の白い花を手折る時にもらした溜息は
蒼空へ昇った
ふしめがちなほほえみは
みすごされてしまった
光に透ける花びらを
みつめるひとみは澄んでいて
か細くなった息をする
私を映してい ....
ももたろうが
かめにのる
きびだんごを
ぜんぶあげたから
かめはすこし
とまどいながら
りゅうぐうじょうへ
しんろをかえた
魚が釣れた
私は食べる
火で 焼いて
魚を 食べる
私の口で
魚の 体を
皿の上に並べられた魚を
ごはんと一緒に食べるとき
魚の目は どこを見ているのだろう
乾いた体に ....
必死に現実逃避
君の噛んだ指が
赤黒い蜜を垂らして
愛を染めてゆく
一途な創造など
望んだのが間違いでもいいや
必死に現実逃避
君の噛んだ指が
....
きみがいなくなったら
わたしは
おかしくなるとおもう
けど
わたしがいなくなっても
きみは
だいじょうぶだと
おもうんだ
つまらない女だから
わたし
{引用=靄は掻き消え
青空覗き
風神は不安の
帯を解く。
── J.W.v.Goethe: Glueckliche Fahrt}
.
きみを幾重にも縛りつけている
その帯を解いて行く ....
多めのホットミルク
溶け合う粉ココア
世間に遅れて…
おはよう
スプーンについた粉のカタマリ
舌で転がしながら
揺らす ロッキングチェア
差し込む 昼下がり 傾きだし ....
只、僕は涙を堪えなければならない程、君を愛して居て、生温い君の歌声がこの心を春の樹皮にさえしてしまう。僕は君から受け取ったプレゼントで心を落ち着かせて居るし、心を混ぜこぜにされても居る。両瞼を閉じれば ....
販売機の釣り銭受けから硬貨が転がり落ちた。女は拾う素振りも見せずに
歩道脇の排水溝に吸い込まれるのを見届けるだけだった。
そしてマンホールの下の下水道には、音楽家たちが便器に流した楽譜が、
浮か ....
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