冷えてうまれゆく朝を
一人でみていた
生ぬるい夜を
壊される秋を
一人で

かなしみは
受け止めることも
受け流すことも
包み込むことも
捨て去ることもできない
そのかなしみ ....
何もない街の中を歩くと喜びがにじみ出る
言葉を無くした人間のようでいて 悲しい
今日は強い日差しが降っていた
アルバイトから帰ってくる若者たちの 明るい顔
君たちは 何を求めて 生きている ....
 
 
ひじょうにむずかしい
よのなかです

となりのひとの
いうことと

となりのひとの
いうことが

ちがうのです
わたしのいうこととも
 
 
天使を探して
ずいぶん経ったが
いまだ一人で
憂鬱に眠るよ
足は裸足で、
薄い毛布をかぶり
水の底の
魚みたいに
眠るよ
眠っているとね
体内の泥が
少しずつ
はみ出してきて、 ....
冷たく重い油膜が 舐めるように
横たわる裸の そこかしこを
ゆるゆると 圧迫してゆく

-----

細やかに泡立つ銀色の音像から 油色の真空の中 
混沌とした精神の渦中へと 流れ出す音 ....
 土屋さん
 百日咳ではありませんでしたよ

あぁ
長引いた風邪は
大人の百日咳ではなかった

そう言われて
病院を出たとたん

おなかが空いてきた

朝 家をでるまで
ずう ....
勝手に流れる涙は止められない



産まれた頃から他の兄弟より


小さかったこいつは




産まれた時から皆より


命の灯も小さかった


懸命に生きて
 ....
粒立ったアコースティックギターの音色
少し鼻にかかった涙腺に刺さる歌声

陳腐な誉め言葉ならいくらでもあるだろう
そんな誉め言葉なんて弾く強さを秘めた
彼の奏でる音楽は荒野に存在するが
荒 ....
               101117



ありふれた素性の男が
ありふれた素性の女を捜すが
ありふれた顔をして
どこにもない石を捜す女の顔は
ふり向くことを忘れ
ありふれた男 ....
電話で話す、三時間
ぐるぐる考え
その人も、自分ひとりで考えてる
ふっと
思い立ったときにつながる
そのときとは、気持ちが変わってたり
帰ってきたり、いま
暇な人
仕事してない人
忙 ....
家でも見て、
別の世界に行った。

古びた空間は、
少し残って、
昔、
足を運んだときの、
好きだった場所が、
行きたいときに行くというよりも、
行けるときがあったから、
どういう ....
かわにそうみち
さんぽみち
もんしろちょうが
とんでいる
しだが
はをきしらせる
たけはすっくと
たっている
やぶのなかは
しんとくらやみ
いくみちのさき
ひとしれず
せっ ....
指をさしこまれるための孔に注意深く右手の人差し指を挿入する
これから訪れる恍惚の時間を想像しながら
そこにひっかけた指を少し曲げるようにしてその襞…灼熱の欲望を守っている…をこじ開けるように動かす ....
乗り継ぎの最終電車を待っている

訳もないのに懐かしくなっている


知らない町の明かりたちが

気配をころして僕を見張っている


建物に切られた夜を見つめている

ホームの ....
「人を見れば泥棒と思え」
「君子危うきに近寄らず」
「だまされるほうが悪い」
「いい年をして」
「自己責任」

堀を穿ち水を引き砦を築き
ライフルに猜疑心の弾丸を込めて
堅く堅く身を守 ....
誰かが芥川を評して『まるで人生をピンセットの先でもてあそんでいるやうだ』と言っていたが当たり前だろう人生みたいに薄汚ぇもんピンセット以外の何でつまめって .... 梅雨の合間の蒸し暑い日に
祖母(はは)を見送った父は
背負い続けた重たい荷物を
漸く下ろす事を許されたようだ
まなざしが温和になり
急にやつれて見えた
初老の男であった

親 ....
 
 
かんらんせきに
いしがおかれている

きっとだれかが
せきをとるためおいたのだ

けれどだれもこない
まつりのじかんになっても

ふしぎそうに
いしがてんめつしてる
 ....
愚かでいたい
弱虫でいたい
次に進むために

愛していたい
繋がっていたい
前に転ぶために

素直でいたい
意地悪でいたい
また会う君のために
闇を切り裂いて
轟音と共に
見事な華を
咲かせる…

まるで闇なんて
無かったかの様に
優しい光が
辺り一面を
照らす…

まるで
僕の心まで
明るく照らされて
いるよう… ....
僕が馬鹿なのは生まれつきですといいながら
なにか煮込んで食べているが
鍋の上層に猫の頭骨が浮かんでいて
いやがられる

ネイション的にいって
しょくぶんかとか
大事
紐帯だから
バッ ....
「好き」という言葉が好きだ

その好きな言葉を
好きな君に云う

他にも云いたいことあるけど
君に好きという

君も「好き」と云ってくれた

好きな人に好きと云って貰えるのが
好 ....
しずかにしずかに
とじてゆくよ
しかいのはじっこに
きみがとけてゆく
ぼくはまくになって
にどともどらない
すてきなうたを
すてきなひびを
それでもせかいが
うつくしいなら
ぼくに ....
{引用=
(あれもこれもそれもほしい)のは(なにもほしくない)と同義語だって(パパにもママにもムスメにもなりたい)と言ったら、誰もが口を揃えてムリだと笑ったの。

ちいさなわたし
ぬいぐるみに ....
二俣川の運転免許試験場に行ったら、人間達が列になり、渋滞していた。列に割り込む若者に「あなたは何処に並んでいるの!」と青い制服のひとが叱り、視力検査の小部屋では、レンズを覗く初老のおじさんが健気にも「 .... どこかが漏れているらしい
だらしなく垂れ流しているらしい

絶縁したはずの友人に
性懲りもなくメールしてしまう
甘さが原因なのか

胸の奥が少し揺らいだだけで
塩辛い水を滲ませてし ....
瘡蓋の縁取りを爪で引っかいているうちに滲み始める薄い血の色みたいな目覚めだ、軋んだ脳髄は明け方の有り得ない夢の感触をリピート設定で再生して水晶体には霧のような濁りがかかる、ああ、ああ、 .... 平日とは違う
雰囲気が
休日には流れている
スローな時間に
見える幻想
下弦の月を軽やかに弾き
地球にメロディーを届けよう

月の響きは軽やかに
ぱんぽろりん
ぱんぽろりん

全ての人に平等に
全ての動物に平等に
全ての草木に平等に

病んだ雨の代わ ....
居間に
恭しく飾られている
モノトーンの写真
声も仕草も知らない
かろうじて
自分と父親を繋ぎとめていた
血脈以上の何か


十代の頃
鏡に映る自分が
架空の登場人物めい ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
一人でみていたはるな410/11/18 4:42
時給いくらで、働こう番田 310/11/18 3:35
隣人と愛小川 葉310/11/18 2:15
夜について真島正人5*10/11/18 2:06
酔歌 - 1 / ****'04小野 一縷4*10/11/18 1:53
うどんはどこだ森の猫17+*10/11/18 1:52
家猫メイくゆら410/11/18 1:37
四次元の技小川麻由美4+*10/11/18 1:32
かんらん石あおば0*10/11/18 1:22
避難15カエル1+10/11/18 0:56
避難14110/11/18 0:54
みちシホ.N110/11/18 0:35
たとえ明日終末が来ようともskc110/11/18 0:26
郷愁吉岡ペペロ610/11/18 0:09
学びyumeky...2*10/11/17 23:28
赤ずきんちゃん切り裂きジャックに気をつけてTAT3*10/11/17 23:09
親と子yumeky...3*10/11/17 23:07
かんらん石小川 葉3*10/11/17 23:02
僕のためにきみのてを1*10/11/17 23:01
もうちょっとだけ…顎長三日月010/11/17 22:55
ネイション的には食文化が大事 紐帯だからa110/11/17 21:53
一 二210/11/17 21:27
灰色010/11/17 20:30
ままごと高梁サトル7*10/11/17 20:02
免許の更新 服部 剛410/11/17 18:56
漏電nonya6*10/11/17 18:24
クズ鉄拾いホロウ・シカ...1*10/11/17 16:36
幻想夏川ゆう110/11/17 16:17
下弦の月うずら豆3*10/11/17 15:59
寒雪410/11/17 13:30

Home 戻る 最新へ 次へ
3114 3115 3116 3117 3118 3119 3120 3121 3122 3123 3124 3125 3126 3127 3128 3129 3130 3131 3132 3133 3134 3135 3136 3137 3138 3139 3140 3141 3142 3143 3144 3145 3146 3147 3148 3149 3150 3151 3152 3153 3154 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.21sec.