消失に見えて 絶えず繰り返しているもの
 見えなくなったと見せかけて
 心には根深く残っている
 が 全く其処になかった……或いはないものとして
 処理されているもの
 そう処理され続けて ....
 君は僕の手のなかで息づき育ち
 あどけない眼差しを世界へ……僕へと向けていた

 余りにもそれが無防備で いたいけで
 愛おしく 慈しんで
 叶うことなら 僕は君を盲目的に
 手のなかに ....
あたしは
妊娠がわかると すぐ
あかちゃんのことを
愛称で呼ぶクセがある

あーちゃん

息子の病状が安定した頃
2番目の子供を授かった

今度はきっと
女の子だ

そう決め ....
くちびると舌でつよく吸った

おまえからの写メを見つめてる

あかい地球につながってゆく

漂ってあかい地球に浮かんでる


かるく閉じたおまえの目

くちびるが

ちいさな ....
みんなから信頼されなくてもいい
正しい行いが出来なくてもいい
本当の真実が分からなくてもいい


神様
おれを暗闇に
一人置いていかないでください


おれの心の中を
乾 ....
あの夏の終わり
それぞれの心に鍵をかけて
僕らは別れた
積み重ねた思い出は
壊すことも
ましてや忘れることもできなかったから
鍵をかけて封じ込めるしかなかった

ふたりで泣いて
さよ ....
  .
きみの瞳の奥にはぼくがいる
ひざを抱えた小さな男の子がいる
裸で寒さに震える細い肩きみの深い
瞳の底にはまだ誰も行ったことがない
  .
きみの瞳の奥には男の子がいる
入ってはい ....
黄色い目で
君は何を
群青色の瞳で
赤紫の紙きれで
君の瞼は
何を物語るのか
教授する瞬間
受注する瞬間
承る瞬間に
私に夕暮れ
子供に生唾が
唾液のように垂れる
氷山の氷が
 ....
 
 
あのよからやってきた
こどもがひとり

このよのしくみを
しりはじめている

あのよへいった
かつてのこどもも

しりはじめている
おなじそらのしたで
 
 
蠢くunknwon 18になったら
黒いロングコートを買うと決めていた
ファスナーを勢いよく
心臓まで引き上げて
これでまた
心にひとつ鍵をかけた

冬になるとみんな
前かがみで、早足で
なんだか街はい ....
かげもひもちからになって
ちからもむもながれていけたら
そのままおまえのためにえがおになれたら
通り沿いにガラス張り
湯島のちいさな洒落たカフェ ペグ
オーナーの娘だろうか店員女性にときめくわたしは
「おはようございます。玄関マットの交換です!」
の発声加減については役者なみだ

マ ....
湿った薄い乳白色をぶちまけた
希薄な空を透かして
柔らかで頼りない日差しが
射し込んできている

激しく荒れていた海は凪いで
波濤は遙か沖合に退いていった

濡れた砂浜に腰を下ろして
 ....
この地球には何億人といて
1年は365日って決まっていて
毎日が数億人の特別な日だなんて
みんなを祝っていられないし
次第に誕生日も祝われなくなっていく

今日が君のSpecial Day ....
試されている

嫉妬や妄想を試されている

それがたとえ現実であろうと

すべては宇宙のものまねなんだ

実体ではないのだ


これが頭だけの理解でないのか

試されている
 ....
新しい名前を探す
けつえきいろのてのひらは
ひらひらと音を立てて
コンクリートの上をのた打ち回る

{引用=(あの子が死んでわたし、
新しい名前がつくの)}

あの子の
体の
一部 ....
鴉のひとなきで
晩秋の弱音をはく西空
   ほんのり浮きでた梢には
       わくらばがすがりつき
   ぼんやり沈んだ北風は
       ひとの声をさがす
なのに 
   行き交 ....
見わたす夕空は
{ルビ菫青石=アイオライト} {ルビ藍晶石=カイアナイト} {ルビ天青石=セレスタイト}のモザイクです
君の微笑みに
さびしい火がともります
ああそのせいか
君の黒い外套 黒 ....
波。
人の波。
空は青空。冷たい風が髪の毛をふわふわと撫でる。
なのに目の前の海は台風に襲われているかのように荒れている。
泳いでる人。笑ってる。
無表情を装っている。一匹狼になろうとしてい ....
 電車のホームに自らを叩きつけるようにおりた白い紋白蝶は風に吹かれて響くように揺れながら嵐のように揺れながら蝶のように美しく軽く軽やかな足取りの女の黒いヒールの爪先に踏み潰された。
 朝の光のな ....
あと二年経てば 世界が終わる
運命の日 十二月二十日
指折り 数え続け
嬉しいな 嬉しいな
2012年 待ち遠しい

対して未練も無いんだから
有限実行してくれよ
崩壊する世界眺め
 ....
俺は『ねこバス』
ミャーミャー
鳴くだけじゃないぜ…

君がピンチの時は
いつだって
駆けつけるぜ…

どこに居るか?
そんなの知らなくても
俺には分かるんだ!

おでこに書か ....
私を追いかける影が
夜の音を奏でながら
二つ一つと距離を壊す

崩れそうな私がささやく
「もうそろそろ
 殺してもいいでしょ?」
私には出来ない まだ出来ない

私を優しく包む闇が
 ....
今日からこれはゴミ

排水溝にたまった私でなくなった髪のように

ティッシュに含まれ私でなくなった涙のように

葉緑素を無くした落ち葉のように

次に咲く花の為に折った花のように

 ....
太古から続く深蒼

空は海を染め
海は空を映す

繰り返す命の歴史
繰り返す君の名前

空と海を結ぶドルフィンジャンプ
僕と君を繋ぐテレフォンコール

離れているようで
すぐそ ....
* 冬近し 光の束は 窓の外

何時もと同じように降り注ぐ 太陽の光も
徐々に 時間を狭めていく季節

以前より 高層階なので
少しばかり 温かさに 近くなったと言えど
銀河規模で考えた ....
詩を読んだ日、
見上げると満月だった。

詩を聞いてもらって,
「いいね」と言われる。

詩を読んだ日、
見上げると満月だった。
今年最後の林檎もぎの日は晴れて
山に建つ我が家では霜が降り冷たかったけど
生まれた家の近くの林檎畑に長靴で行くと
陽気で 草露になっている

十月の葉取りから会社の休みには手伝い
雨の日は ....
ブランコが
ゆれているのは

こどもがのって
あそんでいたからなのか

また
こどもがくる

おちばをまきあげて
さっきよりもおおきくゆらして
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
さようならの横顔きりえしふみ4*10/11/22 14:42
神の似姿2*10/11/22 14:35
あーちゃん森の猫14*10/11/22 13:19
あかい地球吉岡ペペロ6+*10/11/22 11:31
異常乾燥寒雪110/11/22 10:27
もう一度ミスフライハ...6*10/11/22 4:29
晩夏Giton1*10/11/22 3:08
何か荒れ果てた番田 2*10/11/22 2:51
同じ空の下で小川 葉210/11/22 1:16
螺旋の底でtam010/11/22 0:46
チャイコフスキーアズアミ310/11/22 0:19
_十二支蝶010/11/22 0:07
PEG乾 加津也15*10/11/22 0:04
そのあとでkauzak3*10/11/22 0:00
Special Day相羽 柚希010/11/21 23:14
テスト吉岡ペペロ110/11/21 22:51
高揚りこ7*10/11/21 22:03
時のしぶき信天翁010/11/21 22:02
冬の高台にて塔野夏子5*10/11/21 21:26
ガラス水槽の中にて01110/11/21 20:36
叫びなき2*10/11/21 18:41
2012SEKAI ...1*10/11/21 17:56
ねこバス顎長三日月010/11/21 17:42
優しさで殺してきみのてを110/11/21 17:09
ゴミ小川麻由美2*10/11/21 16:27
深蒼うずら豆5*10/11/21 15:53
金魚藤鈴呼3*10/11/21 14:38
詩を読んだ日ナカツカユウ...12*10/11/21 14:27
林檎もぎ砂木14*10/11/21 14:02
秋のブランコ小川 葉210/11/21 13:47

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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