二人で寝るには小さいから、

大きい枕を買おうか、と言うと


小さい方が近くになれると

平然と言えたキミ。


そんな小さな会話だけでも、

キミの想いは大きく伝わるんだ。
西日の差すベッドに横たわる

突如虚無感に襲われ

足元に広大な奈落の

淵にかろうじてゆらゆらと

立つ私が実在する

現実ではないと思いたい

そんな思いとはうらはらに
 ....
ダイスを転がして運命を決める

でも出た目が何か決めてなかったので

僕は都合のよいように解釈する

何回振っても薔薇色の未来

そんな運命を望んで

でも不思議と1のぞろ目は出な ....
霧氷を知らない 海風の町に
 ひと夜の冬化粧
  許された 雪の舞う月の夜


すべてを白く染める 悪のような力で、
あなたの寝室の灯かりが消える
 僕は自分であろうとして
  逃げ出 ....
すっと け
はれつおんがきえていく
バランスくずしてなしくずし
なしくずし
ゆずはちみつ
かんどられたサワー
なまえを

よろしく、
あとでまたはなしましょうよ


とうして
 ....
嘘を塗り固めるために
心にもない言葉をたくさん抱えて
俯きながらあなたに贈るよりも
たった一輪でもいい
あなたの心を捉えて放さない
そんな
ただ一つの言葉を
心のポケットから
 ....
背中に翼を背負うことは
はばたくたびに涼しくて
さみしい

甘栗をひとつつまんで
お口にぽい
秋のしるしに鐘が鳴る

君の爪の色はいつからそんな色
くちびるは
いつからこんなにやわ ....
ねえちゃんもうすぐ誕生日やで
姉は私を まっすぐ見つめてそう言った

歳なんぼになったん?
と私

知らん
そよそよした風吹かせて姉が言う

そんなん知らんでええ
隣のおじいちゃん ....
ある日70メートル離れて後を付いてゆく 。
ボルカ氏の散歩は奇妙だが目的地はちゃんとわかっているつもりだ 。

ゴチャゴチャした秋葉原の街。ぐるぐるとまるで空っ風のように旋毛曲がりに通り ....
音楽室の幽霊

僕は臆病な幽霊さ 人間をおどかすのが仕事
今度の配属先は とある学校の音楽室
夜の学校は暗くて怖い だけどひとつ良かったのは
大好きな楽器が 弾き放題だってこと

ある雨 ....
陰よ 陰よ 小さな穂をゆらして
ただただ とかしてほしい
力やうそはここみたいにありのままにひろがってはいないから
かげよ かげよ あの人を支えてくれ 守りたいだけなんだ
草原の何処に埋もれたかもわからない 
{ルビ薄荷草=はっかそう}の薫りを吸い込めば 
いつしか血の気は引いて来て 
遠い過日に、栗毛の少女が立っている 

もし、あなたがたった一人 
追想 ....
目を閉じたまま
息を吐く、
空には
あの日映した星屑

こんなふうにしか
きみにあやまれず
こんなことすら
ひとめをさけて

指先に、星屑
冬のはじまり
(ひとりの人の裏側に 
 かけがえのない死者が  
 音の無い 
 息をしている・・・ ) 

    * 

 浜に満ちては引いてゆく 
 海の呼吸の淵を歩む   
 痩せた青年画 ....
日常の、人間模様の只中で 
自らを ぱっ と灯して 
周囲の素顔を、照らしたい。 
有馬二郎(英語: Arimajiro)は、哺乳類有馬目に属する動物の総称。有馬二郎科のみが現生する。

【分布】
北海道からアルゼンチンにかけて分布している。

【形態】
最大種はオオ有馬 ....
気付いたらまた この町へ来ていた
大人になるまで待てなかった
あの人のにおいは 海のにおい
私には いつも特別笑ってくれた
防波堤の1番端っこ 今日も誰も居なかった
いつもの様に あの人と居 ....
少し遅れているが、それはいつものことである。待ち合わせのレストランまで、バスに乗っている。乗客はすでにほとんど降りてしまった。もうそろそろだろうと思い、手元のブザーに触れると、無数の赤 .... 月が好きだということは

ひかりが好きだということです

太陽みたいにどぎつくなくて

月にあたってやわらかく

はねかえってくるひかり

そんなひかりが好きなのです


緑 ....
                大きなまつぼっくり
                拾い集めて
                クリスマスツリーを作るの
                おもむろ ....
時間の流れがゆっくりで
命を大切にして
水を大切にする
心を大切にする。

空気がきれいで
意地悪をしない
金の為に生きないで
生きるために生きる

よく働いて
嘘はつかず
物 ....
強くなったんじゃない

不安を隠すのがうまくなったの

それは何故かって

心の地図を見つけたの


きっと すぐに笑えるさ

そんな言葉の隠し部屋

防具も武器もアクセサリ ....
自転車で 頭上を流れる
   
   白緑の葉桜が

  
天井をすべるように
 
        すり抜けてゆく
サブカルチャーに埋もれた頭

日夜 感傷 自己憐憫の輪廻

気がつけば五年、気がつけば十年と

都合の良い解釈 オートマティック

気が付けば死

こんな人生も悪くない とか何とか ....
空白を塗りつぶす
色を慎重に選び
枠からはみ出さぬように
息をつめて

私には絵を描く才覚などない
から
他人の描いた線画を
色で埋める

五十色入りの
色鉛筆の缶が私の器量だ
 ....
天高くヒト肥ゆる秋雨の宵
換気扇がブーブーと油煙を吐いて
焼け爛れたローズマリーの匂い
隣のアメリカ人は今夜も豚肉らしい
ブーブーブー これで一体何頭目?
カンサス・シティーの豚舎の嘆き
 ....
どうしてこんなにも
時間は早く経ってしまうんだろう
生きた心地がしなくなって
痛い程時空を抉じ開けて
虚構の海を見ていたよ

私の生活がいつのまにか
恐れていたこの世を流れている
なん ....
風はとうから吹いていて
それはまるで空回りする蔦のように
くるくるとからみつき
見えないままで終わるよう
まぎれもない事実のように去って行った
振り向くことはしなかった

夜中にのどが渇 ....
カラーひよこは哀しき運命(さだめ)

どぎついアメリカ菓子の色に染められ
買ってくれる人を待っている

たとえカラーに染められ
命を縮めることになっても
それがひよこの商品価値

命 ....
目覚めると真っ先に君の二の腕を求めた内側から蝶の刺青を浮かび上がらせるそれを僕はどうして失ってしまったのかほとんど無自覚のまま

本当に美しい言葉は永遠でも真実でも物語でもなくあなたの唇が開いたと ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ぬくもりでぬくもる時間邦秋1*10/11/24 12:56
虚無小川麻由美1*10/11/24 12:25
ダイスを転がせうずら豆4*10/11/24 12:13
ひとひらの雪月乃助9*10/11/24 11:04
解 体 サ ワ ーさわ田マヨネ410/11/24 9:47
大切な寒雪010/11/24 9:37
あおいそらふるる6*10/11/24 9:36
姉の誕生日朧月510/11/24 9:31
ボルカ氏の散歩アラガイs4*10/11/24 4:01
音楽室の幽霊itukam...0*10/11/24 0:51
だめだ。十二支蝶210/11/24 0:02
草原にて 服部 剛110/11/23 22:33
星屑110/11/23 22:31
死者の息 服部 剛210/11/23 22:27
無題210/11/23 22:16
有馬二郎 - Wikipedia[group]花形新次4*10/11/23 22:03
防波堤少女A110/11/23 21:56
ある徘徊譚リンネ110/11/23 21:51
ひかり吉岡ペペロ810/11/23 20:58
クリスマスが来るから鵜飼千代子10*10/11/23 20:00
自然に帰れペポパンプ4*10/11/23 19:37
年をとること短角牛110/11/23 18:10
風光る佐和5*10/11/23 17:26
酸欠tam110/11/23 16:52
空白 Ⅲ曲がり屋レオ...510/11/23 16:31
豚肉を哲学salco5*10/11/23 16:04
灰色の街少女A110/11/23 13:22
灰色ウサギの残像西日 茜5*10/11/23 12:58
カラーひよこうずら豆3*10/11/23 12:55
蝶の刺青豊島ケイトウ12*10/11/23 11:46

Home 戻る 最新へ 次へ
3108 3109 3110 3111 3112 3113 3114 3115 3116 3117 3118 3119 3120 3121 3122 3123 3124 3125 3126 3127 3128 3129 3130 3131 3132 3133 3134 3135 3136 3137 3138 3139 3140 3141 3142 3143 3144 3145 3146 3147 3148 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.02sec.