風俗に行った思い出を糧に
オナニーをする虚しさを誰が
分かち合ってくれるというのか
いや分かち合ってはくれないだろう
分かち合いたいとも思わないがね
下世話にもほどがあるからその会話
シャイだったあの娘がビッチになってた
俺の知らない間にいったい何があったんだ
ビッチになるならもう少し早い段階で頼むよ
もっとお互い融通のきく時期に頼むよ
せめてあと二年早かったらよかったのに ....
頭の中に外国の映画でみたような木陰
この中にいっしょに
連れて行ってもいいという人
カーテンのゆれる具合とか風のそよぎとか
そこにいって休む
やっぱり人間なので
見えなくなることは ....
虚飾が頭痛の原因
南斗水鳥拳で切り刻んでやるから来いオラ
何だこの技って元斗皇拳に決まってんだろ秒殺で死ね犬 ....
ジャガイモは茎をとるのが手間なんだそうだ
とにかく人手がかかるから枯れ葉剤を使ってるケースも多いそうだ
つまらねえ話だと思わねえか
そうとうつまらねえ世の中だよ
まるでオレみてえじゃねえか ....
酔った
さむいなかひとりで自転車をこいでかえってきて
ひとりで発泡酒をのんだ
酔って
気がついたらばっちり化粧をしていた
どこに行くわけでもないのに
せっかくだからこのままどっか行こうかと ....
生きていくための強度が足りない
ということは
状況の好転にすら
たえられないという
ことで
まず
善意に
たえるだけの
力がない
容易に悪意にうつる
ものを
うけとったときに ....
むかしもいまもそうだ
の・ようなもの
家族ゲーム
メイン・テーマ
それから
そろばんずく
・・・・
黒い家
・・・・・
椿三十郎
・・・・・ ....
あたしの家は電車でふた駅だけれど
そして背伸びをすれば見えるのかも知れないけれど
ここは遠い外国だ
あたしは外国に来てしまいました
ここでは花も変わった名前で違った風に咲く
それからあたしに ....
風のある夜更けの
犬の遠吠えを
耳したのは
いつのことだか
もう 思い出せない
木枯らしが
枯葉をサラサラ
いわせて
どこかに
連れて行く
地図から消え失せた
どこかへ
曖昧に ....
昨日の夜 僕の心は揺れていた
あの子の呼び声に呼応して
僕の心は濡れていた
どしゃぶり賛歌
満たされたんだ
色あせサンバ
幸せなんか
地震が響く夜 僕の鼓動は揺れていた
あの子 ....
月の光がここを通る時
あの人が死んだ時間を教えてくれる
あの人は笑って死んだ
十年毎に教えてくれる
月の光は優しかった
ちょうどいい時間に
光に吸い込まれ去ってい ....
がんばりすぎる君
そのがんばりが
むくわれないと泣かないで
小さな一歩が大きな一歩へ
たとえ今が そうでなくても
君が歩いてるってことが
当たり前じゃない
そうでしょ?
がんば ....
君たちはそれなりにプライドを持ってるから
僕もわりと安心してられるわけなんだけど
もっとも最低な場所では
もっともっと常に警戒していなければならないし
いざとなれば人を陥れたり ....
銀の白
白の銀
――白銀
冷たい空気が身を切って吹き抜ける
言葉を放てば
それがまるで
意思を持ったかのように
白く淀む
風と共に走る
遅れて確かな足音が
心地好く耳に ....
複雑に絡み合う糸を解くことはない
聴こえてくるだろうか 心のうたが
雨降る浜辺で君が手渡した あの白い貝殻
君は忘れてしまったのだろうね
いつも 私が持ち歩いていた ....
美談にしたいテレビの
当て外れてあまりにも
ありきたりな障害者の日常
からから笑う全盲の友
平気で私の弱点つく
あんたほんとに弱者なの?
お前よりは強いかもねと
いう君のとても大きな ....
ピンクのウサギが跳ねている
なんだかとても楽しそう
そうか
僕が来たからか
ずっとひとりだったんだね
誰かを待っていたんだね
あぁ
僕もずっとひとりだったんだ
そうだ
....
たくさんのさよならが、きょうになる
あしたはいつも、かなしみのうえのひかり
だれもいないそらのした
なまえのないうたが、またひとつ
じめんにしみこんでいく
ぼくらのとちゅうには、うちゅう ....
祭りの中を絶望しながら歩いてる
まことに不謹慎で迷惑ながら
祭りの中を絶望しながら歩いてる
こんなはずじゃなかった
絶望してるから一人でとぼとぼ歩きたかったのに
まさかの祭りに巻き込まれて
....
風が無い季節に
病葉(わくらば)が落ちる
眼に見えない時間が
自分の掌から零(こぼ)れ落ちて行く
突然訪れた季節に」
黄色の銀杏並木は
幹まで落葉で覆われ
道行く者の足を ....
現実から逃げてしまう。
自分よりも空虚な空間を見つけることに
フォーカスしていて
無いものねだりばかりで
最近、自分を見失ってる気がする
いつからか自分で得なくなった?
....
ぞんざいに揉まれ
熱湯で煮出した
雑味だらけの茶の味に
ツタの剥がれた哀れな球場を思い出す
共に朽ちたかったのだろうに と
勝手な想像で
乳白色した壁を哀れむ
茶は雑味だらけで
熱さは ....
日々の暮らしが
水周りについた白い水垢みたいで
代わり映えのしない時に
苛立ったり
戸惑ったりしながら
それでも自分の意思を押し流す
圧倒的な時の流砂に
窒息してしまいそうになる ....
チェリーボーイ
抑えきれない性欲を
解放してShakin'in the night
夜のワンダーランド
初めてのアクロバティックな泡踊り
ナット・キング・コールの優しい
クリスマスソングに ....
こどもが殺されたりした親は
なんで犯人を殺さないのだろう
こどものころ不思議だった
なに悠長に裁判なんかやってるんだ
犯人なんか八つ裂きにしたらいいのに
でもそれは
僕が勝手に空想 ....
枕元に外した
眼鏡の瞼をそっと
降ろしてやり
寝る時も髪を
七三に分けておく
空を飛ぶ夢を
四十過ぎた
今も
見る
天に向けた指の先が真白の点に触れる、その冷たさ
私は指先から凍りついて言葉をどんどん失っていく、
貴方の去り際に際して何もひとつも思えない
透明の、重く地上に突き刺さった球体が
地 ....
地に飢えた哀しみより街に住む孤独の苦しさ
古い映画を観ればすぐに涙ぐむ癖に
アフリカの子供たちから顔を背けるわたしたち
土地を追われた哀しみはすでに絵空事で
ひもじい辛さも ....
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