ほんとうにあった出来事を
全て伝えきることは
決してないのかもしれない

秘密だって持つことも
あるよ

でも わたし あなたの前で
ほんとうの気持ちを
偽ることはないよ

それ ....
 
 
(は)

はぶらしのけが
たんぽぽのわたげのように
あけていたまどから
かぜにふかれてとんでいく

もうそんなきせつなのだ
はぶらしばたけにいくと
はぶらしのうかのおばさ ....
緩やかな坂を上って行くように
これまでを振り返る

いつの間にか
父や母の半分の歩幅で辿り着いてしまった
気がする

お前って・・と言われる

肩を並べて歩くことにしただけなのに ....
セックスはバファリンだ















セックスはバファリンと同じで






 ....
コールドゲームの七回裏に
ぼくは打席に立ちました
見送ればボールでした
ツーアウト満塁でした
ぼくは眼をつむって
バットを振りました
フルスイングしました
ほんとうは代打を出されました
 ....
かなしいときに
ねぎを刻む

そういう物語があったけれど
わたしはじぶんがじゅうぶん青くさい
ことにへきえきしているから
ことさらに平気な顔して大根を刻む
まっしろな朝、まっしろな腕 ....
遠くに思いを馳せながら

目の前の配管を追う

だれかにが作ったこのうじゃうじゃに

全て意味がある

工場内にさえ草地があって

虫達がたむろしている

−ここは人間が自然に ....
“0件”
仕事はじめのメールチェック

付箋はうつくしい

 しだいにとおのく せんせいの声
 ぼくのしせん 窓のむこうに
 かたい 高架橋 まぶしく
 (あ、消防車も)仕事の車のせわ ....
小さい頃は
亀様が見えなくたって
別になんとも思わなかった

あやしい気持ちで
目覚めた朝なのに
大人になっても
ついに奇跡は起こらず

パンツを下ろして
延び切ったゴムみたいな
 ....
今は動くものも無い部屋に
月の光を浴びて佇む人影が一つ

彼女の長い栗色の髪は
銀色に煌めく光を帯びて
淡く輝いて見えた

暗い部屋には
他に物音を立てるものは無く
ただ静寂の中に
 ....
気分を変えたい時

無心に歯をみがく
極細毛の歯ブラシで
ていねいに
ていねいに

ゆっくり
ゆっくり

歯と歯ぐきの間は
極細毛の感触は

くすぐったいような
血がかよっ ....
四十にして
要領をつかんだ
四十にして
人の心をつかんだ

多くの方の応援を頂く
謙虚に、頭は低く
そこには感動がある。
サプライズがある。
想いがある。

生きているのが楽しい ....
目が覚めると
部屋中血だらけだった
ベッドの下の絨毯に
汚い犬の胴体と
俺の首が転がっていた
白い壁に血文字で
人間ドッグ γ―GTP 要再検
と書いてある

ワンワワワーン
少し ....
 
歯磨きが終わり
コップを手に取ると
何かのゼリーのような感触がして
指が中へと沈んでいく
そして右手は
コップそのものになってしまう
これから歯ブラシは
左手で持たなければいけない ....
{引用=
月火水木金土日という文字盤を廻る生活
気にし始めるとろくなことがない
肺に空気は足りてるかとか
舌の位置とか
コーヒーマグの螺旋階段をくだりながら
溶けてゆく乳成分についてとか
 ....
  もういいやと思う朝は起きられない 電車の音だけ聞く   アパートの階段 上る靴音が彼の一日   母が逝く朝ひとり リンゴの皮むく 鉄の街
街全体が銀色だった時期はとうに過ぎ
今錆び付いた茶褐色の空の色
その下に拡がる灰色のビルディング
アンドルーカーネギーの成功物語
全ては大陸横断鉄道から始まった。
鉄道レールの国産 ....
恋の流れ唄

こんな寂びれた
お店で
今夜も歌う
流れ唄
艶歌の歌手よ

昨日も今日も
歌うわ
流れに流れ
ぶきっちょな
バンドにあわせ

キャバレー・ナイト
男の
膝 ....
突然クリスマス
激しくノックするのは恐らくサンタ
真っ赤に染まったのぞき窓
ニンニクの束と十字架をにぎりしめ
意を決し 開けた扉のむこうに彼の姿は無く
 ドアノブにレジ袋
   中にはリボ ....
重い荷物を背負って
物憂い坂を上る
一番好きな歌を
でたらめに歌いながら

*

押入れの中には
持て余した夢の残骸
潔く捨ててしまえ
できそこないのガラクタなんか

*

 ....
 「生活」 って
生きることを活かす
と書くんだね 知らなかった
あなたが教えて くれたの
あなたがはじめて

 「生きていく」 ということは
本当に 大変な作業だと思うけれど
一つ一 ....
愛しい人よ
お願いだから
ぼくが死んでも
ぼくの心を解剖しないで
ぼくも見たことはないけど
ぼくの心の中は
恐ろしいほど原色だらけで
それを少しでもオブラートに包もうと
黒いモ ....
クライマックスなシーンから始まる朝
本来の姿をあらわした12月
震える木と私を抱きかかえるような風と
不安色の空

かかとをおろすと
地面がひびわれて
一面雪景色 だれもかれも白になる
 ....
不思議だね 。
宇宙から見れば高い石塔を見つめているのは果たしてぼくたちのどっちなのだろう 。
あの教会の外壁と窓には奇妙な生き物たちが飾られているから
きっとぼくたちの魂は食べられ ....
浮浪者にされた自分へと
眠ってしまおうと私は考える
意味ですらもない それは 海辺でのこと
睨み付けている 子供の瞳のようだった


防波堤でキャスターマイルドを放り投げ捨る
あの時 ....
京都市内は天気雨
 
烏丸通りを東へ進むと うっすらと虹の橋が

鴨川のあたりから 色づいた東山を通り 比叡のほうへと伸びている

消えそうな七色の向こうに

カメオベージュ、アイボリ ....
 
 
まだ
ゆめのなかにいる
どこかとおいくにの
くうこうを
まどのそとから
みている

ゆめ
のなかなのに
そこにはいつかいくはずだった
シンガポールがある
なくてもいい ....
それじゃあたしはどうしたらいいんだ
なんてぐるぐると渦巻いて

好きと嫌いでは世界に線引き出来ないのよ
と、境界線が、笑った。

私の指先や唇からは
何か
とてつもないものがあふれ出し ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
本名三原千尋2*10/12/7 23:42
小川 葉010/12/7 22:18
思いのほか ひより310/12/7 22:02
セックスはバファリンだTAT3*10/12/7 21:54
高校野球はだいろ310/12/7 21:25
その夜せかいのせな...1410/12/7 20:45
工場にて短角牛210/12/7 20:38
からから乾 加津也3*10/12/7 20:38
やさしい皮に包まれたなら[group]花形新次4+*10/12/7 19:49
場景の理想一 二210/12/7 19:28
歯をみがく森の猫6*10/12/7 19:07
我四十にしてペポパンプ2*10/12/7 18:51
人間ドッグハイドパーク1*10/12/7 18:51
歯磨きたもつ310/12/7 18:11
理想の味噌漬け亜久津歩310/12/7 18:01
一行詩 無題西尾110/12/7 15:34
210/12/7 15:05
210/12/7 14:58
スクラップビルド……とある蛙6*10/12/7 14:37
恋の流れ唄生田 稔3*10/12/7 14:22
突然クリスマス七味とうがら...3*10/12/7 13:33
思い出[group]未有花14*10/12/7 9:57
「生きる」 ラブ アンド ピース*和葉*4*10/12/7 9:54
しないで寒雪010/12/7 9:40
クライマックスシーン朧月210/12/7 8:15
大聖堂アラガイs7*10/12/7 6:21
赤い船の着く堤防で番田 310/12/7 3:02
秋の天気雨  虹が架かる空北大路京介14*10/12/7 2:10
シンガポール小川 葉610/12/7 1:11
スランプ細川ゆかり210/12/7 0:45

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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