強い日差しの中で私は夜を待っていた、冬の日差しは針が降るみたいに痛い、街道の終わりのバス停のベンチに腰をおろして夜を待っていた、成長期を逃した年頃の娘のような顔をして―それは実際にそうだったのだけれど .... 風が泣いている 凍りつくような音をたてて泣いている
真冬と言う 洞窟の中で叫んでいる かのように

フロントガラスのバームクーヘン
スターターの理由など 間に合う筈がない諦め半分 必 ....
タンポポの花が黄色で
綿は白で
葉は緑

おばあちゃんの
シルバーカー
背中を丸め
休みながら
歩いていた。

話を聞いて
相槌うった。
おばあちゃん
苦労したんだね

 ....
…この夜の静けさは
かぜがつめたいんじゃない
ぼくのゆびさきのそのさきに伝わる赤い血がつめたいんだ …
北へ向きを変える_________ 季節はなにもうちあけてはく ....
良心というものを売った日は、空には雲ひとつない晴天で、行楽日和というべき日であった。
そもそも、私は良心というものを必要とはしていなかった、
生きていていままで、ひがみやねたみしか覚えなかったし、 ....
 
 
瞬きが景色をつくる
壁面に反射する光
戻ってくる
街路樹の梢たち
人々の独白は
磁器を数える単位となり
いつまでも終わらないので
扉は貧しい影の所有者となる
そして形はいつ ....
輝いていた日々が
走馬灯のように
頭をよぎり
闇に消えた

積み上げた積み木が
崩れ去った。
泣いた。泣き明かした。
神様はいないと思った。

天から命の雫が落ちてきた。
もう一 ....
パチンコ玉いっこ
あいつのおきみやげ
シーツのうえ
ぎんぴかり
パチンはじいて
ゆびいたかった

てのひらひらいて

むすんでぬすんでチンコ玉

チンこんやつきありて
たまたまのまたがおこしに ....
白線が
電車で顔を擦られ
風が吹いて
月を食べる
あご紐
だめになっていく体のリズムの変調が
自分には一番良く分かる
画面がフラットになり
肩車をして
新聞を逆さに読んだ
朝が来る
クツクツ
今日もおばあちゃんの
料理が香ってきた。

お鍋を焦がさないように
火の加減をして
いつもお腹が減ってきた

おばあちゃんの味は
お母さんの味
私の味

おじいちゃん ....
あたが好きて言わんけん
おりが好きて言わなんたい

※熊本弁で
あなたのことを「あた」
自分のことを「おり」と言います
すべて















すべて















揺れている












 ....
壊れかけた肉体を
まったく気にしないで
何か少しつまもうよ
くちざみしいから

ウニが見たいなんて
言い出したのは
君のほうさ

吹く風が爪先に
触れるだけで
飛び上がる
だっ ....
擦りきりいっぱいでこぼれて落ちてきた
落ちて砕けるのは当たり前
その一滴が丸い石ころに変わらなくても
丸い背中で誰かの頼りになっていたい

最悪なら昨日やって来た
明日もやって来るのだから ....
黄砂でなみだがにじんでた

鼻がつまって息がしんどい

女の性器を触ってやりたい

けさ買った焼売うまかった


被害者の溜飲と犯罪の抑止こそ人権なのだ


黄砂でなみだがにじ ....
何かを探している
間は常に
何かが見つかる
かもしれない
と いう
可能性の中で生きている
ふぁりふぁりのしあわせしあわせを
食べるんだ!
どうしたらいいんだそんな幸せ食べんなよ!
からっぽにくり抜かれたその柱も愛して信じてみる?

なんだか見た事のない哀しみが中でうねってるよ。
 ....
朝4時

寝ている人がいる
働いている人がいる
そして眠れなかった人がいる

眠れぬ夜を過ごし迎える朝
辛いものだ

疲れた体に意識だけ冴え渡り
うっかりすると魔物に捕らえられる
 ....
カナリアは憧れていた
眠りにつく前には決まって
とりかごを定規に
空を測っていた

カナリアはフルートに嫉妬した
自分よりきれいに泣く
フルートに嫉妬した
しかしそれこそが
自分が愛 ....
窓から差し込む陽光に
そっと手を翳す
翳した指の透き間から
幾筋もの光が
和音となって響き渡る
部屋中に響き渡る

そのハーモニーは
希望に満ちた朝の光
その中に両腕を突き上げ
仲 ....
昨日十六年連れ添った
黒毛の雌猫を失った
土へと還すため
スコップを右手に穴を掘る
彼女がいなくなったというのに
空は相も変わらず
いつか遠足の日に海辺で見上げた
ソフトクリーム ....
夕陽が太陽が光、砂州の町が陰影の夕景、細い路地、チャイムが響く町


誰もいない路地が、僕には必要だった、用水路が、海に続いて、コンクリート、チャプ、チャプ、音を立てる波、変哲のない石ころが、変 ....
きみの初めての
しあわせのかたち

パパがきみを見つめている
ママがきみを抱いている
きみはママの腕の中
うれしそうにニコニコと
かわいい笑顔を振りまく

そう、それがきみの
いち ....
短気なんだ僕は
短気 なんだ
僕は なんだ
短気 なんだ 僕は
なんだ 短気 なんだ
なんだ 短気 なんだ 僕は
なんだ なんだ 短気 なんだ なんだ
なんだ 短気
僕は
短気なんだ ....
ジュースにぷかぷかと浮かんでいる「ド」は
「レ」やら「ミ」やらを探している風なので
飲み込んでドレミと呟いてみたものの
どうもそんじょそこらのドレミになってしまう
それを物書きの哀しい ....
別に中島みゆきを聴いてるからって
いつもいつも 暗いことばかり考えてるわけじゃないのよ
部屋の明かりを全部消して
膝を抱えて震えてばかりいるわけでもないの


別に精神を患っているからって ....
豪雨が来た 夜
眠りに崩れ落ちた夜
雨粒を 見つめるのだろう
この夢の中に あるものとして
憎しむことすらそこになく



こうしていたいんだ 小春日に
子供の まだ 傷ついた ....
降り続く雨の中に
違った色の雨粒がないか
探している自分がいた

まだ
この世に
神がいるのなら
俺が殺してやる
と叫んだとたん
僕を私自身が
殺していた
その時
神が蘇り
 ....
単純な義侠心なら簡易に示せるのだ
幻滅を与えるだけのお人柄ならある
私の愉快が他者を不快がらせ
物の見方が余人の怒りを誘発するように
相手を傷つけるだけの好意ならあげられる
誰をも救えぬ善意 ....
どうやって綴ればいい?


何から綴ればいい?


今でもずっと忘れられないのは、君を初めてみた。

たった見ただけの。
君の姿。



それからは、君に縛られてるばかり。
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
毒虫ホロウ・シカ...2*10/12/9 0:10
シバレテフユ ひより110/12/9 0:04
ダンデライオンペポパンプ4*10/12/8 23:57
あかぎれアラガイs2*10/12/8 23:56
ほこりと夕日モチヅキゼロ310/12/8 23:47
成分分析たもつ310/12/8 23:45
天は与え給うたペポパンプ4*10/12/8 23:14
パチンコ玉阿ト理恵5*10/12/8 23:00
ひもいてゆう410/12/8 22:51
ばあちゃんの味ペポパンプ2*10/12/8 20:32
クニの言葉で一 二210/12/8 19:11
揺れている吉岡ペペロ310/12/8 18:57
風のWednesday[group]花形新次2*10/12/8 18:35
豚とスッポン粉末110/12/8 18:31
平和のなかでの論争吉岡ペペロ110/12/8 16:29
可能性の中美琴010/12/8 16:19
阿呆の戯言《2006年》うんち0*10/12/8 16:01
不眠症うずら豆5*10/12/8 14:07
カナリアはアズアミ4*10/12/8 13:02
コード2……とある蛙610/12/8 11:53
比喩寒雪210/12/8 11:22
砂州の町相田 九龍210/12/8 10:34
しあわせのかたちkimkim010/12/8 10:28
短気光井 新310/12/8 5:27
うめぜき210/12/8 4:01
指先で語られる人生悲話涙(ルイ)210/12/8 3:31
レモン色の街番田 310/12/8 2:04
唯 私J.M010/12/8 1:02
I (アイ)salco1+*10/12/8 0:45
レター110/12/8 0:16

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