(三日月
貧乏だな
詩人って
(満月)しょうがないね
詩人だから
月 でも
食おうよ
幻に/眠るから
(夢
月
半分)
....
吐く息の白さと
鳴り止まないアラーム
泳ぎ疲れた夢の中
出ない声で出るモーニングコール
堕落へつながっていると
知っていても手を伸ばす
ジャングルジムの攻防戦は
まだ続いているよ ....
断片を消す
一つひとつ
断片を消す
右から順番に
必要だとか
不必要だとか
考えることなく
消す
なにせ
断片なのだから
これ一つ欠けたとしても
不自由はない
断片 ....
転がると死にます
死がこわいなら転がりません立ちます
座るのでもよいでしょう
はいそこの彼は転がったので死です
死んだら転がります
つまり大体転がりました
鮭の切り身をむしゃむしゃやり ....
寝ると明日になって
古文書を読まされるので
寝ないことによって
明日がこないようにできる
バルキントンが
くりきんとんと
にている
それで、どういうのが面白いと思っているかとい ....
抽象画家が描いた
うつくしくはりめぐらされた運河
本流が支流になって
クモの巣状の千の川になる
―― そこに
ジェルマン
という街がある
静電気をおびた ....
俺は今
とても辛いんだ。
でも、どこか幸せで
どこか切なくて
君が好き
君が好き
君が好き
君が好き
短歌じゃないのに君が好きで
君と一緒?
君と同じ?
はてな ....
通りの中で
立ち竦んだ
何もわからないし
何も言えない
僕が僕を否定し
そんな僕を僕が否定する
そして、肯定する
AとZが
その他全てを脅かす
その方が楽だから。
極端な夢は
....
お寒うございますね。
それも 急に ですから ずいぶん
慌ててしまひました。
夏物は もう 役には立たないのでございますから
箪笥の入れ替へも 急がないと 冬は、
駆け足で近づいております。 ....
コーヒーを飲んだら
窓の無いラブホテルに行って
セックスをしてから
朝を迎えよう
何て言えば
笑うかな
吉祥寺の街に突っ立って
あの頃の日々を過ごしていた時は
その暗い海を死ぬ ....
赤子のように泣いて
呼んでいるのはだれ
アカの子のように
眉をひそめて嘆いているのはだれ
わからないワカラナイと
耳を澄まして困っているのはだれ
いない いない どこにもいないと
途方に ....
小さい方から数えて100番目の不思議の前で
両足を揃えて立ち止まる
ずいぶん背が伸びたなあと、自分の後ろにできた影を見て思う
1番目の不思議は、どうしてごはんを食べなきゃいけないんだろうって ....
黴臭い屋根裏部屋の壁に残るいくつもの傷は昔、幼い兄がもっと幼い妹を数百回刺して殺した跡…妹は、痛いと言えなかった、それが兄との約束だったから、大好きな兄との約束だったから(いいかい、これから僕 ....
間違いない
これは事実
人工的では無い事実
必然的な自然の末の
人工的では無い事実
視覚と聴覚
やがて陶酔しました
目なんか塩水で保護されています
過保護な ....
粟立つ気泡に抱かれて
私は目覚める
真冬の夜に
梟とともに体を震わせ
パチン、と
弾ける
それはきっと終わるということ
ひとつの形の終わり
涙を流すのは
私だけじゃなく
時間を ....
夜の風
木々の呻き
冷たい切り裂き
胸に闇が染み渡る
夜の風
虚無の軋み
忘れたはずの記憶
漠然とした不安
夜の風
光を灯せど
自ら声を上げようと
暗闇の顎は開いたまま
....
ぼろぼろとまとまった消しゴムのかす
米びつの中で生まれた虫のようだ
彼は米びつの中で生まれた
積雪6センチほどの米の中に
何を間違えたのか産み落とされ
目が覚めると目がくらむような白、白 ....
辞書を誇る
吾は辞書を誇る
七冊の辞書を机上に並べ
喜ぶ
いつの日かこれらの辞書
自在に使い
わが使命を果たさん
辞書を誇るを
難ずる人あり
学を誇り、知識を偏愛すと
わ ....
今日僕は…
君に逢える♪
まだまだ
カレンダーでは
クリスマス
じゃないけど
僕にとっては
少し早い
クリスマスかな…
あわてんぼうの
サンタクロース…♪
昨日から
頭 ....
木々のそよぎ、
風が通り抜け、
夢の気配、
朝露、
日は差し、
蝉の声、
水が匂い、
きみと歌をうたった。
なくさないよう、
....
姉は夜更け過ぎに
YUKI(源氏名)へと変わるだろう
Silent night
Holy night
きっと客は来ない
メールしまくっても
誰も反応しない
Silent night
....
海に洗われてみたい
この体丸ごと
心臓を海水に浮かばせて
清めてもらいたい
くすんだ色が流れ出ても
太平洋がごくんと
飲み込んでくれたら
私は
また ....
丘のひだに喰い込んだ
かぼそいアベニューをほどこうと
腰骨と膝小僧に云い含めたとき
野末はすでに 綻びていた
黒い「しみ」さえ見せて
そして
かたわらの雑木林では
薄気味悪く 土鳩が唸 ....
今おれは
枯れ草がやけに目にしみる
木枯らし吹く荒野で
始まりを待っている
今おれは
普段怠けてばかりで
ちっとも硬くならない
右胸の筋肉に
熱せられた刻印が
押されるのを待 ....
わたしの名は、こよみです。
そうです、あの「暦」です。
この世界の時間の流れをわかりやすくした暦という体制は
この世に肉体をもって生まれた今のわたしにぴったりだと
この星の母が名づけてくれ ....
*
白い月桂樹
風の冷たい夜
/クリスマスな夜
ふるさとをいますぐ飛び出して雪の富士、富士山を見に行きたい
そんな、そんな、
そんなカラ空カラな夜だ。
*騒ぎたい夜にはトリスを飲 ....
時間が止まってしまえばいいと
何度願ったものか
二度と取り戻せない
春があり
秋があり
mid night
叶わない願いが
あたしを救う夜
今日も明日も
こうして ....
 
 
てつくずを
うったおかねで
おさけを
のませてくれた
おさけよりも
ほしいものがあったのに
とてもかんたんな
てつづきばかりして
ここまで
きてし ....
安心を求めて
今日もギリギリを生きた
いつ手遅れになるのだろう
安心を求めて
私は 明日もギリギリで生きる に違いない
罪悪が付きまとう
全ては気のせいだ
どうしてそれを選び続けているのか……
3083 3084 3085 3086 3087 3088 3089 3090 3091 3092 3093 3094 3095 3096 3097 3098 3099 3100 3101 3102 3103 3104 3105 3106 3107 3108 3109 3110 3111 3112 3113 3114 3115 3116 3117 3118 3119 3120 3121 3122 3123
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.07sec.