と
海苔をはっつけて
白米にまく
明太子
鮭
あられ
わさび
お茶づけにする
うまい
塩こぶがあれば
なおうれし
一撃で嬢はマットに沈んだ
「き君、大丈夫か。」
「しゃ社長、た助けてください。」
「よっしゃぁー、と言いたいけど。
一つ聞かせて欲しい。」
じじいよ
ゴジャゴジャ言わず
早く助け ....
なんにもない
かえり道
僕は
小さくなって
街の大きさに
おどろいた
そらは夜だから
つきが出ていて
それよりまぶしい
ビルのあかり
お金を稼ぐと
なに ....
僕は白く色のついた風の中に立っていた
見渡すかぎり真っ白で
春のように温かだった
風に背をむける
その行きつく先をながめながら
とてもかなしかった
なぜかなしいんだろう
と、考えてもわか ....
その歳で何言ってるの
冷たい言葉をピシャリとかけられ
心臓が止まるかと思うような反撃
リスタートはいつでもできる
ドラマに出てきそうなセリフには
年齢制限があるのよと教えられて
....
次女を産んだ 赤十字病院は
母子同室だった
その日は 満月で
ベビーラッシュ
土屋さんは もう大丈夫よね
そう 看護士に言われて
まんまるの目の大きな新生児は
半日 ....
第九の聴かれる年の瀬がきた
でも 丘のひだでは聞かれない
冬鳥のさえずるアリアは
かよわい夕陽が息をひそめながら
義務だけ果たして沈んでゆく
半世紀まえの片蔭 ....
裂けそうな繋がりを縫合してゆく
失いたくない人は
バス停で待っている
じっと話したいことを
考えてみると
嗚咽で崩れ落ちそうになる
立ち去ってしまうのか?
去りゆく人を知らない
けれど ....
きみの友人が
公私共々調子がいい
友人の周りは
あやかろうとする人間が
手土産を片手に列をなす
きみも
同じように列に並びたいだろう
その時
たまたまだけど
友人の履く
穴 ....
「ここで一緒に
いけたらいいと
俺だって思っているさ」
その場しのぎの
言い訳をして
乳首のペロリ舐め
もっと要求してくる声を
無視してひたすら
乳首を舐める
ペロペロペロ ....
来年からの学費と生活費を捻出するため
隣町で道路工事のバイトをした
ギリギリ専門学校に受かり
あまりの嬉しさに
現代詩フォーラムで報告する
くらいの学力しか持ってない俺でも
家が土木建 ....
子猫を抱き上げるような眼差しで
この街を歩く人は少ない
真剣に生きようとする人の眼光は鋭く
何かを諦めたような人の眼は暗い
そんな視線が複雑に交差しているのを
私の視線は知らずに追い ....
私は世界の果てに 少しも立とうとはしていない
転がる 私は その思いの中だ
だけど私自身ではない
世界に存在する
君は街に その鼻先すら 見えていない
その 感じることの ....
言葉を愛する人々は
静かな夜に、
潜るのだ。
心の音だけが聴こえる
世界で1人きりのような
静けさに
心は一層
感度を増して。
お日様の下でも
街の雑踏でも
持て余している ....
バイトを
コンビニでしていて
にくまんを
おとして
べんしょうする
あなたの愛情
あなたの愛情
墺紗佐々
瀬諏佐紗佐々
緋色
あなたの愛情
あなたの愛情
墺紗佐々
瀬 ....
素敵な蝶々
ハナタレ小僧
青い空
君が好き
地球は丸い
宇宙は遠い
僕は小さい
君が好き
12月26日のサンタクロースは、
たった一日で、
こんなにも小さな背中になってしまうのかい、
疲れきって、
足はしもやけでむくれ、
街はツリーや電球の撤去もいまいましそうで、
はや、お正月 ....
武蔵野を行く快速電車
僕の正面のシートに
座る柔らかな君
君が頬ばる、クリームパンの
甘い香りに誘われて
僕の視線は君の口元に
紅をひいた唇に囲まれ
齧られ押し出され
唇の横にへばり付 ....
夢に根ざした情熱は
けれどガラスのように脆い炎だ
その熱情は外に向かって放たれ
壁の前に砕け散る
それでも消えずに突進し続ける
ドン・キホーテの姿は哀しい
ゴッホの空咳 コッホ、パスツール ....
ことし
蒸し風呂には冷たそうな
淡水魚の夏
交じりあう水は予想外でも想定外でもなく
伝う虎落笛
冬は必ずやってくる
/
たくさんの別れがあり
哀しみを思う))される余韻が苛立つ「 ....
ロボットよりも平坦な話し方
朝の会話
「シンパイシナイデカイシャニイッテ」
「その声で言われても説得力ないんだけど」
ハナスとにかく話ス
抑揚を探さなければ
夕方の会話
....
しんしん しんしん
冷たい空気はあたたかい
どんな人も
どんなものも
わけ隔てなんかしないんだ
雪は音なく
冬は音なく
余計な言葉なんてないけれど
コーヒーの湯気みたいに
こ ....
橋桁の影に
打ち寄せる
川の波は
河口への旅を
果たせず
打ち寄せ
打ち上げられた
時間と
「もの」の終り
私はしまい過ぎて失くしてしまう
大切なものほど奥へ奥へ
しまい込んでしまう
いざ必要な時が来ると
どこにしまったかオロオロする
探さなければ間に合わない
記憶のかけらを
ひとつひ ....
橋をあるく
瑠璃いろの底は
すこし黄ばんで透明な水いろ
ぼくらは影絵かも知れない
なんの影で
だれが見る絵なのだろう
橋をあるく
ぼくらは瑠璃いろの影絵だ
....
街にイルミネーションが輝きだす冬の夜
羽虫のむれがあつまるように
はなやぐ街の通りに
人々がつどい
きらびやかな建物のなかにはいってゆく
わたしは場末の
赤提灯のともる、家の軒下にきえ ....
わかささん
鋼色に丈を伸ばす坂道を外れて
側溝を三十メートル
車ごと転げていく
わかささん
弾んで 落ちて
そのとき少しずつ
速いスピードで 窓から
青空片が 舞い込んでくる
雪 ....
彼の家というものに誘われたのが
初めての クリスマスの夜だった
家族に紹介するというので
料理など持参してみたり
めいっぱい緊張して気を使って
ぎくしゃくと挨拶をすませて彼の部屋に行くと
....
re
雪原の果てに、捩れた樹木が十字架の形をなして、風雪の中に佇んでいる。
純白の地平に、いかなる嘆きの声も、ここに反響することはない。
遠く、一切から、遠く離れて。誰しも一人となってここ ....
きみのいのち、きみじしんで、おわれますように
あのひから、どきれない、だんまつま
きみいがいを、ころすほど、にくんでも
しかたないよね
きっときみは、そんなこと、きょうみない
ぼくはねがうん ....
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