ねえ雨って何色
銀色かな、白かな、黒かな、グレーかな
あなたといる時、雨は見えないの
音、そう雨の音しか聞こえないの
君といる時、雨は銀色に見える
ほら、あそこの窓にも、あの電信柱にも
....
カラの待ち雪 棘のソリ
押し花テープ 濁す香り
えんぴつトンネル 炭のスス
あいら ぶゆう
べきっ
猫も寝ず
ネジも
春 じゃがいも種の 底
芽 トタンですべって コ ....
夢と希望を持って
困難を乗り越え
天城越え
助け合う。
マンネリ化せず
常にサプライズ
人を常に知って
人の為に尽くす
楽しんで生きる
優しさを撒いて
頭は常に低くて
常 ....
楽しいな
愉快だな
嬉しいな
心が踊る
リズムに乗って
体を揺らし
全てを忘れて
笑顔が出る。
明日も仕事頑張るぞ
幸せな日々
明るく行こう
人と心を合わせよう
裏切りは疑いを産み、
疑いは憎しみを産み
憎しみは痛みを産み、
痛みは悲しみを産み、
悲しみは空の色を変え、
悲しみは街の音を変え、
悲しみは地球の重力を変え、
悲しみは心に残り、
....
掌に観覧車
小さなゴンドラを覗くと
四人の家族が納まっている
父も母もまだ若かった
兄も私もまだ幼かった
それがまるで
ずっと続くかのように
ポケットに観覧車をしまう
思い ....
{引用=
まもるもののない空から
かれの顔や肩に雨がおちてきて
夕ぐれが
せまっていた
きょう
という日は
くぐりぬけねばならない試練のような
分厚い曇 ....
信じるひとの上にも
信じないひとの上にも
雪はつもっているのです
きらきらと
反射しているのはこの雪が
またかえろうとするからです
せかいへ
わたしのまわりで
せかいは生きるめ ....
ぼく、生理がはじまった
おちんちんから血が出るから
ひにょうき科の先生に診てもらったら
おめでとう、と言われた
いやっほい
と、ぼくは宙返りをして
さっそく父さん母さんに報告した
....
濁った窓から
冬の垂直な日が部屋の壁まで届く
真空管のなか
あの日のこころの蠢きを泳がす
それはあまりに遠い日なので
曲げた腕の面積では
足りない計算式のように
触れることのできない感情 ....
キーボードから感嘆を無造作に入力し、大きく開脚した秋の風景を置くと、液晶の片隅から夕暮れが生まれてくる。私は、サインペンのインクの残りを心配することもなく、孤独な開け暮れを栞にして文字列の間に差し込む ....
骨を押しつぶす音が聞こえた
あれは傷つける音だ
あれは私を悲しませて、悼ませる音だ
あんな音は聞いてはいけない と
耳を塞いだ
自分か 娘か 迷って、娘の耳を塞いだ
嗚咽 ....
私にはあなたの話は難しくてわからないけど
そうやって話してくれる時のあなたの瞳が好き
あなたは私をちゃんと見てくれてないと思うけど
それでも時折触れ合った時の手の温もりが好き
あなたの ....
俺が爪を切っていたら、彼女が目薬をさしていた。眼球が赤く熟れて、化粧をしていない汚い肌との比較がとても映えてみえた。それの自慢は眼球や爪や腰や内臓が極端に綺麗で、他の部位は血色の悪い醜い姿 ....
海の森は林道からはじまっている
その入り口にはフクロウがいて
たまに人間に預言めいた案内をする
うえからひかりが射し込んでいる
月のひかりがちぎれ雲みたいになって
道には ....
白桃をがぶりと食べた
君がくれた白桃だ
もう一つせがんだ
君はもう一つくれた
彼女は手ぶらになっている
もう一つくれとせがんだ
もうないのよ彼女
ちょっぴり肩をすくめた
それは ....
朝日は希望とは限らない
なのに僕ら見つけるんだ
生きる意味
何度も裏切られたはずなのに
僕が僕でそのままでいいなんて
だれかが言うわけでなくて
僕がそう思うことが大事だって
それは本 ....
青い空に白い雲が流れている。らせん状の階段を上ると手が届きそうだ。冬空に気持ちの切り換えが出来る優しい場所があるなんて。
少し歩くと、枯れた枝先の群れの中に、躓きながらも岬にでる道がある。崖の程 ....
夢でもし出せたら
素敵なことね
オカンにばれる前に
自分で洗濯ね
あなたは私から
そんな目で見られているとは
これっぽっちも
思っちゃいないでしょ
あなた相手に出したくなったら
....
鋼鉄リゾットひとつまみ
あの娘の作ったリゾットは
鉄と砂鉄の味がした
鋼鉄リゾットひとつまみ
あの娘が愛したリゾットは
きっと優しい味がした
鋼鉄リゾットたいらげて
あの娘と見上 ....
嗚呼 私は
あなたの腕の中で
途方に暮れてしまいたい。
えきまえで
ろうじょがねている
もうふをかぶって
さむくないのだろうか
さむいといえばさむいし
さむくないといえば
さむいといえない
わたしのははも
ねているの ....
二酸化炭素が 輪を描く
行き場を無くしたヘモグロビンは
気体の中に染みていく
静寂に響く 水の一滴が落ちる音
果ての無い霧の向こうまで
歩く人が一人 また一人
道の先の先ま ....
かんらんしゃのまどから
みたけしきをおもいだしている
ひとがありみたいにちいさくて
たてものもおもちゃみたい
ゆいいつおおきくみえたのは
あおいそらとしろいくも
お ....
お願い神様
もう少し私に時間を下さい
私を産んでくれた母と過ごす時間を
お願い神様
もう少し母に時間を与えて
この世で幸せを感じる時間を
残された時間が余りにも短すぎて
まだまだ ....
がば!がば!
がばがばのがばちゃん
おさんぽしよぅる
う手々をうしろに組んで
がば!がば!
がばがばのがばちゃん
おとうふ屋さんのおみせ
おとうふっておもしろいねぇ!
雲よりもふにゃふ ....
すばらしいうたをうたおう
すばらしさの意味など考えず
すばらしさの響きを信じるままに
あなたの中のすばらしいうたをうたおう
たとえば隣にいる誰かが
ふっと笑顔になるくらいの
自 ....
私は眠る
一人で 今日も 歩いた
その 夜を 出て行こう
いつまでも 私は 眠るのだ
季節の移ろう窓に
明日のことなど 何もかも 忘れた
誰もいない 暗い 墓場で
思うことは 私 ....
海にゆく
そいえばふたりでいったことない
ふたりでゆけば
どんなオモシロ見つけるんだろ
そこで焚火したい
おなじ火みつめて
ぬれ新聞紙にくるんだサツマイモ
ア ....
今夜星になったあの人を
迎える様に瞬く星たち
宇宙に続くこの夜の果てで
愛する二人はきっと出会えたはず
流れ星が一つ
その後を追ってまた一つ
あの人が来るのを
輝きを絶やさずに待って ....
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