耳にイヤホンして
蛸が八本足で
街を歩いている

目をこすって
もう一度見たけれど
火星人ではなかった

公園の鳩も
イヤホンしてる
進化したのだろ ....
風は 何をするのだろうと 見つめていた
風は そこで 言葉もないまま 流れていく
カラフルな 色の ビーチパラソルが 回る
いくつもの 色を あたりに ちらばせながら
水色の夢
イルカと 戯れる 夕暮れ
僕はいつも君の方向に
向かっていっては
蒸発してしまう
やだなぁ
なんて薄っぺらいんだろう
薄っぺらいからだよ
蒸発してもすぐにまた
ここにいるんだ

僕はいつも気管支に
空気みた ....
むかし、(そう、わたしはもう「むかし」という言葉が使えるようになった)
大事な約束をひとつした
わたしは高校生だった
期末テストの英語の点数を
その頃付き合っていた人と競った
数点差でわたし ....
静かに、静かに耳をすますと
身体の奥から霧笛が聞こえる
いったいどこから聞こえてくるのか
僕はどこにいるんだ

朝の通勤電車に今日も乗り込む
見慣れた顔が椅子に並ぶ
少し曇った空の下
 ....
  .
三日続いた吹雪が上がり谷筋に三角の青い空
けものたちの暖かな匂いを捜しに行った
うずたかく吹き溜{ルビ=だ}まった雪はまだ乾い
て柔らかい今朝空から降りてきた天使の膚{ルビ=はだ}
 ....
シロカニペランラン金の盞
コンカニペランラン銀の台
いつからこの国に咲いていたのか君たち

室町の頃に記録があったというのは聞いたけど
数百年前からか

では数千年前には
数万年前には ....
僕は正装してそこへ向かい
ドアの前に立ったのだけど
鍵穴から嘘が見えたので
そのまま部屋を通り過ぎ
隣の部屋で服を脱いで
行きずりの女と一晩過ごし
手紙も一切残さずに
あなたのもとを去っ ....
人に頭を下げて
人が頭を下げる
自分が喜び
人が喜んでくれる。

愛なんてちっぽけな
もので無い
想いが地球を変えてゆく
誰もが幸せを願っている。

持てない俺は
助けてくれる
 ....
記憶と思考の距離はとても近く

まるで月と太陽のように惹かれあい

影響を与えている

重力のように

忘れたい記憶は忘れられるのかな?

一つを忘れるたびに 忘れようとするたびに ....
月のしたに金星がきてる

ぼくらは夏を思い出す

満月と金星の饗宴に

招かれていたのは

なぜにぼくらだけだった

風邪ひくなよ、冬の窓にはカーテンしろよな!

オレだけにこ ....
静かに静かに
忍び寄るわたしの足音は
獲物を仕留めるライオンの響きよ
アイムウォッチングユー
アイムウォッチングユー
いつまでも
どこまでも
パンティの中の手の動きを凝視する
公園の出 ....
伝統の中で
裏切りから始まった20年は
三日天下のようなもの

暫く触らずほっておけば
後世に検体の価値を成す

パクリーマンは
自爆連発のネズミ花火のようで
中国の祭典かと思わされ ....
自分に負けない

ボウリング師匠からの教え

自分に負けたら何にも勝てない

忘れていた言葉を思い出させてくれた

私が私に戻るのは

私自身にかかっている

 ....
静かに降る雨
無音の世界

私の心は無限に拡散し
静かな無へと吸われゆく

私の胸の熱情は
昏い黒の空に呑まれ
冷たい残酷が身体を犯す

忌わしきは
鉄の教条が支配するこの世界
 ....
嫌いなことだけはっきり言える
なのにすきがわからない
私のすきはどこですか

朝日が当たっているところ
ほのかな温もり 愛ですか
ききたい君がいないので
私は空をあおぎます

夕日が ....
嘘を
重ねてゆくとホントウになります
嘘を
ついてゆくと少し苦しい
嘘を
つかねばならないと嘘をつきます
嘘を
つくと楽になります

ホントは嫌いだから
嘘をつくのです
ホントに ....
こんなに悲しい帰り道が
蛇行しながら現実までのびている

黒く長いそれを
私は切なくなりながら
ひたすら歩く
歩く

白銀の丘陵に連れていってくれた
未完成な公園に踏み固められ出来た ....
誰の言葉もなかったとき
思う私の心は 何だろうと
思いの中で 交錯する
考えている 私は
漆黒の 暗闇の中だった


はき出す思いは 無だ
虹を見たのは いつのことだったか
鎧を ....
波が打ち寄せる
冬の海岸では、夏の抜け殻が永遠のようだ
水平線の彼方に摩天楼が広がる
闇夜を切り裂くネオンの宝石箱だ

名も知らぬ一輪の花に
そよ風が吹いている
揺れるその余韻に ....
灰は「降り出す」と私を脅した
薄く淡くガーゼのように
「口を窒息させる」と私を脅した
溶け出せば
雪解け水のようになり
末端までも「窒息させる」と脅した
そんな
脅しも注意深く見れば
 ....
一つ

 私からの 最初で最後のプレゼント

 覚えておいてよ   お願いだから



 あなたは とても  不自由だった

 あなたは 全てを   嘆いていた

 あなた ....
空は空と関係されている
分かつことのできない関係を
散り散りにして何がしたいのだか
青と紫と赤にわけたりなぞして

アフリカの太陽が
インドの太陽が
モンゴル平原の太陽が
太陽は太陽と ....
  部屋で
  死ぬ
  小さな
  しろい雨のあと



  音、
  壁を打ち
  忘れ
  透明に腐ってゆく



  君が
  待っていた
  空椅子に ....
私の 両手の平だけの
大きさでいいのです
少しわけてください
星のあたたかさを

池にうつりこんだ私の
姿なんてみたくない
後ろ影でいいから
そっと押してください

昨日が終わって ....
ほたる

記憶の町にはもう 僕の痕跡はなくなっていた
見慣れた風景を あたかも初めて見るフリをして歩いた
何を思えば良いんだろう 埋もれた記憶の中で
迷子になって歩いていた 歌でも歌いながら ....
               110111



300万円でお願いします
お金のことしか考えない
あと何日でデキルのですか
走り出した電気機関車が
警笛を鳴らす
突然の出来事にも動 ....
様式美とはこんなことを言うのか
西洋の美と江戸の美が混然となった舞台

何処にも属さない世界を現出する
その舞台装置の中で演じなければならない
役者の苦労は如何ばかりだろう

半端な存在 ....
ねえ お願いだから
一輪の花を私に頂戴
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
蛸にイヤホン小川 葉1*11/1/13 2:59
黄土の番田 111/1/13 2:32
011/1/13 2:31
僕はいつも君の方向に向かっていっては蒸発してしまう真島正人7*11/1/13 1:21
指きりげんまん、針、千本とんぼ411/1/13 0:30
霧笛橘祐介311/1/13 0:12
雪のち晴れGiton3*11/1/12 23:35
水仙月の一月小池房枝4*11/1/12 23:34
鍵穴の向こう側瑠王411/1/12 22:17
Say I'm happyペポパンプ5*11/1/12 22:11
不覚醒原理tatsuy...111/1/12 22:09
月のしたに星吉岡ペペロ211/1/12 21:06
出歯亀の公園[group]花形新次011/1/12 20:45
あぁ五月蝿い鵜飼千代子4*11/1/12 19:50
あぁ 素晴らしきかなポー1*11/1/12 18:44
閉ざされた夜に一 二211/1/12 18:30
夜ぎらい朧月311/1/12 15:20
うそ111/1/12 12:47
帰路モリー5*11/1/12 6:04
わが国番田 011/1/12 2:26
海岸線、野道、ベッド、夢、都会の早朝うめぜき1*11/1/12 1:22
ゴースト(無...1*11/1/12 1:05
あああああ222011/1/12 0:18
関・係 まきび011/1/12 0:14
静謐草野春心311/1/12 0:12
ひとり朧月311/1/11 23:45
ほたるitukam...111/1/11 23:12
蛸にイヤホンあおば3*11/1/11 22:21
劇を見ながら流れ出た戯言kauzak6*11/1/11 22:16
願いれもん111/1/11 22:16

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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