この地上には
自殺するほどの絶望があるんだよな
私が生きている理由は
あの人との絆でしかない
尊い尊い
この絆。
私が死んでも
また生き返って
あなたとの絆は
ますます強くなるばかり ....
原石採取について


原石採取の役割を忘れ、大きな声や人脈のある人の作品を評価し過ぎる傾向は今も変わらない。けど、創作サイトは政治的なやり取りではなく、小さな声でも創作について語り合う場として利 ....
からっぽの手紙が積まれてゆく
借りてきた言葉ならまだしも

狩られているものは人の心じゃないのか
彼との間さえも誤魔化し
軽んずるためだけの言葉が連なる

綺麗なつもりでいて
嫌いとい ....
これは骨
これは皮膚
血もある肉も内臓もある
食べたことはないけど
食べたら美味しいかもしれない

これはぶよぶよ
これはどろどろ
よくわからない生き物で始まった
すぐに名前がつけら ....
いい年して
何を甘ったれたことを
言っているんだと
バカにされると
分かっているけれど
僕があなたを
自分のことのように
感じられたら
今のあなたの苦しみや
悲しみの半分は
きっと ....
ぼうっとぽっと
ぽっかりほっと

してます すると するするすべり
よろこぶ ほっと ほらほらほんと

本当に、

 無限の地平を行くのだ逝くのだ生きるのだ!

真剣に、

  ....
ぶらんこぶらんこ
揺れている
風もないのに揺れている

ぶらんこぶらんこ
揺れている
誰も乗らずに揺れている

ぶらんこぶらんこ
ぶらんこぶらんこ
言葉のとおりに揺れている

 ....
もうひとつの夜の街が動き出す
灯火はみな偽蛍
背筋を伸ばした猫は
糸を池に垂らしてザリガニを釣り
夢遊病者たちは公園に集い
おとがいを比べ合う
看板描きの落としていった
無邪気な絵筆は
 ....
おはよう、と一言写真へ声を掛ける老人。
写真のなかの人は宙へほほ笑んでいる。
木製の円卓の上には朝食のパンとコーヒー
祈りの言葉を宙へささやく老人
陽光に影は濃さを増し、老人はパンを持ち

 ....
 手をかざし見通す むこうに段々畑
 咲き揃っていた向日葵はもう
 どれも 天を仰がず

 吹き来る風に 
 あぜ道の 緑濃い草影
 ころがる日差し

 ああ、好い天気なのに

  ....
イルバ赤坂ラウンジ是枝様

いつもお世話になっております
早速ですが手短にご報告申し上げます
先日の英雄ひよこ脱走の件につきまして
この度は大変ご迷惑をおかけ致しました
まさか一匹に留まら ....
さやかなこまかなことばさきとどかぬのならそまず散るだけ

おとしぶみおとした文の子守唄

せきをしてもひとりよりすこしふかい秋はひとり

焼きいも売りの声すこしたかく
石黒くなりショパン ....
あなたと見た県境のダムはゆたかな思い出をたたえ
ときをへて今もわたしのもとに春の潤いをとどけてくれる
ふたりでダムのうえを歩いて堤体の縁をなぞり
底にしまわれた互いの想いを胸にだきいれたあの ....
中華そばが食べたい

鶏ガラスープにしょうゆ味
チャーシューは薄くてかためで一枚あれば上等
メンマはくたくたで噛むとじゅわっと濃い出汁
しゃきしゃきのネギが散らばっている

脂が透明 ....
死生観のような雨を避けて、廃墟ビルの中で壁に背を預けて座り込んだ、雨音は右心室で染みになり、睡魔に負け始めた俺は次第に薬物中毒者みたいな微睡みの中へと溶け始める、小さな火がそれ以上広がりもせず、だ ....   川を越えて
  戻ってこなかった
  砂利になった言葉ならば
  ひとつかみにして 気のすむまで
  玩んでいられるのだが


  駅の屋根に
  ふる雪のかなしさ 静かさ ....
洗濯物は洗濯機が創る。
噂は風が創る。噂話は君が創る。
伝わる。沈黙が伝わる。宇宙は大騒ぎだ。
技術は待っている。手探りを。
呪縛。
人生はproject。Mission。何処に産まれようが ....
このこまやかなひややかな
かんだんなくたえることなく

降る震え 降り注ぐ
響きの 静かに激し
降り注ぎ降る震え

 天空から、

こののろいなつかしいこえの
たえることなくかんだ ....
雨が
木の幹を濡らしていく
濃緑の木立は
微かに揺れ 揺れ動き
時の狭間に佇んでいる

この冷える冷える一日に
銀の透明 雨は
間断なく降り続け
街を静かに濡らしていく 
  
 ....
火山が好きよ、と言ったら
火山をプレゼントしてくれたあの人
もっと僕を怒らせてくれたら
もっと凄いのあげるって
だから悪口これでもかって
言ってあげた

余りの怒りで真っ赤に燃えるあの人 ....
 のうぜんかずら の咲く港
 軍艦の沈んでいる波止場に
 電線の鳴る夜
 暗い地下の酒場で音が はね飛んだ

 けばけばしいライトさえ
 薄暗い いやらしささえ
 初めて訪れたの ....
ウサギは窓辺で静かに眠っている。ゆっくり上下するので息をしているのがどうにかわかる。死にかけたウサギをそのままに私は玄関の鍵を閉めてでかける。すこし歩いて橋を渡ればそこはウサギはおろか蟻一匹生きてはい .... 牡蠣のピッツァ、
とめどもなく分泌されるもの、
舌の上で厚岸の海をふくんだ、
牡蠣肉の貝汁と、
液体のように熱々にとろける、
チーズの塩見が絡みついて、
トマトソースのあかい酸味とともに、 ....
{ルビ蟇蛙=ひき}よ、泣け。


泣くがいい。


ぎやあろ、ぎやあろと


泣くがいい。


父は死んだのか、


母は死んだのかと


泣くがいい。


 ....
プリンターの音と
蟬の音と
僕の爪の掠れる音が
誰のものでもなく騒つく

地球は夜を見せびらかし
僕は寂しさを見せびらかし
ただ操られている馬のように
そこにある穴を探す

あの日 ....


葉がふと 落ちる
はな れ て
      ゆく

おとなしい
終りが
始まる

それにそなえて
私を 消す




浮き出た血管のように
夜を
青い星 ....
ハゲはサイコパスなのかな?
悪戯に自分の髪の毛を
皆殺しにしておいて
その後藁にもすがる思いで
育毛剤だの何だのと
髪の毛を生やそうとする
そのくせ髪の毛のあるやつに対して
難癖をつけて ....
まっすぐ転がれない実 跳びはねたいふくらみ
ひそみ音にうまれ
みどりの波にたゆたう星の娘たち
まっすぐに見つめる こころをつなぐ

つないだ胸をあかるい笑顔で満たし
しなやかな手足に結ばれ ....
もさもさとはえてきますな
ふつふつとわいてきますな

なんでしょうな?なんなんでしょうな?

たかぶるたましい包む無限の慈愛 微笑み、

無言の沈黙の のびやか色づき
無機を有機を つ ....
悲しい
と言う
悲しみを
遠く
鳥はゆく
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
空へ渡辺亘123/10/11 11:36
原石採取について足立らどみ323/10/11 8:02
君たちの世界は君たちが造るAB(なかほ...623/10/10 20:50
してしまう生活妻咲邦香6*23/10/10 20:10
さようならチンポコ花形新次123/10/10 17:27
呪言〇オウゴンひだかたけし323/10/10 17:05
ぶらんこ(新訂)223/10/10 15:12
よるのぜんまいそらの珊瑚10*23/10/10 13:01
或る日の一日こしごえ4*23/10/10 10:39
遠雷リリー2*23/10/10 5:45
街路樹のある風景妻咲邦香3*23/10/10 1:20
秋深しwc723/10/9 23:54
ダムは今もゆたかな孤独をたたえ菊西 夕座4*23/10/9 23:33
中華そば木屋 亞万4*23/10/9 23:33
雨垂れが聞こえ続ける限りはホロウ・シカ...4+*23/10/9 22:21
歳月草野春心823/10/9 22:14
13行空丸1423/10/9 20:14
雨のうたひだかたけし323/10/9 17:33
この冷える冷える一日に323/10/9 15:34
火山妻咲邦香323/10/9 13:42
北の波止場リリー3*23/10/9 12:23
ウサギと鍵と橋に関する断章[group]佐々宝砂1*23/10/9 10:11
牡蠣のピッツァ本田憲嵩1023/10/9 4:13
陽の埋葬田中宏輔9*23/10/9 0:40
灰の視野カッラー223/10/8 23:26
連作詩集「自由落下」冒頭十篇岡部淳太郎5*23/10/8 18:49
風通しリィ1*23/10/8 18:40
ひそみねの星soft_m...3+*23/10/8 17:58
根っこのうたひだかたけし7*23/10/8 17:42
※五行歌「悲しい と言う 悲しみを」こしごえ2*23/10/8 17:29

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