生きろと考えるから難しいんであって
死ぬなという事ならこれはいけそうだ
....
自分
を
意識しはじめた頃から
気が付いた
名も知らない
道端
コンクリートの隙間に
咲く
小さい花をもつ
雑草たちに足を止める
ちっちゃくて
かわいくて
ちぎって ....
川沿いの堤防を散歩していたらけいたいが鳴り出した
ポケットから出したらけいたいは石だった
石は鳴り止まずうるさいので川に放り投げた
とたんに石は鳥になり上空へ羽ばたいていった
空高く羽ばたいた ....
防波堤を下りて
砂に絵をかいた
サインのかわりに
小石でsosをそえて
イヤフォンを外した
子供たちの声
気温が落ちてきたのに
助走して海に飛びこんでいく
歩いて帰ろうか? ....
三角の窓
ブラウン管が眩しい
薄黒い木の梁
人の温もり
鱒の甘露煮
沢山の山菜
熱い味噌汁
楽しい一時
涙は七色
電動の舟
私達生きている
早寝早起き
ジョナサンの光のなかで
ドリンクバーでリズムをつくった
客たちの喧騒に背を向けながら
しっかりと勉強した
バターソテーをフォークでつまみながら
客の移ろいもたまにたしかめ ....
インフルエンザ打つと
調子悪い
風邪みたいにだるい。
苦しい。
体が熱くなる。
パンを買い食いする。
「お疲れ様」と人は
帰ってしまう。
風呂には入れない
洗面所で頭髪を洗う ....
スギャオー!
オールライト!
雄叫び上げて
頑張るぞー!
空中分解するまで
働くぞ
空中分解するまで
遊ぶぞ
ケジメをつけて
ジカンを決めて
メリハリつけて
呼吸をしてい ....
だいじ、大事だよ、ちいさなこと全部、響くよ、心になくならない傷が増えて、増えてね、似通っていく、将来のきみ、ぼくの行く末。
文字を食べる世界に生まれた私は
文字を食べない世界を知らない
赤ちゃんが最初に食べるのは
お母さんが丁寧に書いた愛の言葉
結婚式の引き出物の定番は
お偉い書道家が書いた半 ....
僕らは川のほとりに住んでいて
いつも水の匂いをかいでいた
時に異臭もはなつ水たちは
うす汚れたコンクリートの壁の下
木陰にくらい公園の横をくぐりぬけ
存在感なき音をたてながら
流れつづけた ....
翼をもぐ手は青緑
マフラー代わりの黒い髪
虚無への階段を昇天
しもやけた足の小指
「消え失せろ」の言葉にこみ上げる
笑顔は砂漠に否認され
欠陥者の烙印プレゼント
was sent
wh ....
狂うのです
わたしは狂うのです
わかりません
あなたのいっていることがわかりません
つめたいのはコンクリートも土も同じです
さむさにしんでいく小鳥も
わたしとおなじなのです
こおりつ ....
(
)そいつは音もなく現れたと思ったら
いつのまにか消えていた
まあるく誰も認識などしない存在
今日もまた
限定数を破るトイレットペーパーを僕は使い込んだ
すると目の前に ....
喜びの朝よ
光の朝よ
冬の朝の沈黙する瞬間
あなたがとても冷たくなって
その肌はますます透明に近づいて
服を着ていなければあなたの
肌を通して屈折する光が
投げかける光が
踊り、光が
....
街を照らすネオンの灯
怠惰と虚飾の象徴
聖なるものは灰と化し
全ての人に降り注ぐ
掌に残されたのは崩れた希望だけ
街のネオンが浮かび上がらせる
俺という存在を
誰が助けてくれ ....
それはアンタさ
立ち上がる女
右手に剣を
左手にペンを
攻めるが勝ちとジイジに教わった
岸辺に男
盾を背負い
インクを持って
女を守れとバアバに教わった
....
君の外周をぬける
君という
確信が欲しくて
虎がバターに
ブログがツイッターに
急げば急ぐほど
混然として
君の外周をぬける
なんて遠回り
うなじから耳元
腸骨から正中線
....
冷蔵庫には空腹しか入っていないから
腹いせに近所の自転車をみんなかっぱらって頭の中身をみんな乗せて走っているのに
誰からも電話が掛かって来ない
道は歪んでいるしチェーンは外れかけ
雹が降っ ....
たとえば
犬とか猫でもよかったけれど
いまわたしたちは
人間どうしだね
ちょうどおなじ加減で
人間どうしだね
日曜日の午後だというのに冬の山下公園は閑散としていた
もちろん、どこにでもいるようなカップルの姿は、楕円の芝生に沿って据えられている木製のベンチにチラホラと、見え隠れはしているのだが
....
今日も殺されなった
誰も殺しに来なかった
そう思っているということは
まだ殺されてないということで
今日も殺されなかった
コンセント差さっていない扇風機
ほこりの浮いた麦茶
....
今日も何も落ちていない 遠い日に
また 私自身がそこから落ちていく時
この暗い眠りの中で
この身を風に任せた
私は ひとり
何となく そこに 横たわっている
私の 一人の
暗い この ....
ばかものよ
きみのせかいにだれもいない
ばかものよ
にしのそらにしずみかけている
ばかものよ
そこにいたのはだれなのか
ばかものよ
せかいはもっとひろかった
....
歴史を変える力などない
わたしたちは
ただ愛し合うしかないのです
隣で眠るあなたが
普通ではないうなされ方をしたので
わたしは思わず手を取り
脈をみました
診療の時間は終わりです ....
真っ白な道
どんな足跡も消した
今日と明日の間の道もまた
消されてゆくだろう
生と死の間にはなにがある
失われてゆくだけの時間に
足されてゆく記憶
身は常に 縮まることしかせず
....
おもたいのぅは、案山子のあしだった
うるさい鴉が見守る案山子は穂に囮
「両手一足」誰でもよしなに
たまらんのぅ、と
雀たち吐き出す、米米(まいまい)
(ああ案山子よ 案山子 ....
死は厳粛なものだ
だから死ぬがいい
人の1個が終わる時
連綿たる格闘の歴史が閉じる時
膨大な記憶の書庫が燃え尽きる時
小さな存在の事実が消失する時
肉体はそれでも生きようとする
瀕死の臓 ....
先月の今日 涙をこぼしながら 一人で仕事してた
先々月の今日 涙を我慢しながら 一人で仕事してた
今日も 一人ぼっちで泣いている
一昨年の6月の今日 長い入院から ....
樹木希林を名のる前の
悠木千帆が
身悶えながら叫ぶ
「ジュリイイイイ!」
私はすっかり衰えてしまい
何を見ても
反応しないと泣いた
壊れかけたVHSビデオデッキで
思い出のAV
....
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